sunsun fineな日々

子育てしながら,山を歩いたり星を見たり料理したり写真を撮ったり

外房・大波月海岸に行って,天の川を撮ってきた!

4月初めの新月期に,千葉・外房へ星の撮影に行ってきました。僕は,星を撮るときには山に登ることが多いのですが,今回は珍しく海へ。だって寒いんだもん。

外房へは,特急わかしおに乗って行けば快適ですが,家族を置いての一人旅だし,時間もたっぷりあるので,今回は鈍行を乗り継いで御宿まで行きます(自家用車は持っていないのです)。

大波月海岸てこんなところ

御宿の民宿にチェックインして,先ずはロケハン。目指すのは大波月海岸,住所は「御宿町岩和田」。

僕が泊まった民宿から10分足らずの距離にあり,しばらく車道を歩いたあと海側の細い道に入って行きます。

f:id:sunsun_fine:20190501171242j:plain

細い山道 (?) を辿って海岸に向かいます。途中まで海は見えません

そして海辺の岩の斜面を降りるとこんな景色。海岸は岩のステージみたいになっていて,三脚が安定しそうです。星撮りの長時間露光にはありがたいですね。

f:id:sunsun_fine:20190501224715j:plain

大波月海岸。波しぶきが飛んできます

コンパスで天の川が昇ってくる方向も確認しておきます。「ローソク岩」と呼ばれるとんがった岩が東側にあり,天の川をバックに映えそうです。反面,北側には岩の斜面(というか崖)がすぐ近くまで迫っていて,北極星が見えるかどうかが気になります(赤道儀をセッティングする時に,北極星が見えないとちょっと面倒なのです)。三脚を立てるであろう場所に立つと,波しぶきが飛んできましたが,夜中は干潮になるので,問題ないでしょう。

ロケハンの後,御宿の街を歩いて月の砂漠公園にも行ってみました。ちょうど夕暮れ時で,「月の砂漠」の歌が流れてきたり。

f:id:sunsun_fine:20190501224523j:plain

モロッコの砂漠じゃありません。千葉です。月の砂漠公園

夜の大波月海岸で天の川を撮りました

宿に戻ってからカメラと赤道儀の準備をして,夕食をとった後2時間半ほど仮眠をとりました(もちろんその前にはビールを飲むことも忘れません)。そして23時くらいに宿を抜け出して,大波月海岸に向かいます。細い道をヘッドランプで照らしながら歩き,海岸に着くと誰もいませんでした。でもここは,千葉でも有数の天の川撮影スポットなので,後から誰か来るだろうなと思いつつ,暗闇の中で赤道儀のセッティングにかかります。北極星は崖の縁ギリギリのところに見えたので,極軸望遠鏡を使って何とかセッティングを完了。

天の川はまだ昇ってきていませんが,地上景と星空を合わせて「新星景」方式のコンポジットをするため,まず赤道儀は動かさずに地上景を撮影します。露光時間2分で8枚。そしてしばらく待っていると南東の空の低い位置に天の川が見えてきたので赤道儀のスイッチをon,追尾撮影に入りました。いろいろ試してみた結果,iso3200, 絞りF2.8で露光時間は65秒とします。外房の空はかなり暗いですが,さすがに山の上よりは露光時間を稼げないようです。

赤道儀で追尾しながら8枚撮影しましたが,人工衛星の軌跡が入ったカットを除き,6枚を使ってスタックした結果がこれ。天の川の明るい部分が海に映っています。

f:id:sunsun_fine:20190501165927j:plain

海に映る天の川@大波月海岸 α6400,SAMYANG 12mm F2→2.8,65秒 x 6枚スタック

そのあと赤道儀を撤収して,場所を少し移動して固定撮影で数枚。パノラマ合成して天の川のアーチを写しました。

f:id:sunsun_fine:20190501170308j:plain

天の川のアーチ@外房・大波月海岸にて

日周運動ぐるぐるも撮ってみました

眠くなってきたので,日の出を写すのは諦めて宿に向かったのですが,途中で北天をバックに桜が咲いているところがあったので日周運動ぐるぐるを一枚撮りました。撮影中に桜にライトを向けて照らしたりしましたが,なかなか思うようには行きませんね。途中で近くを車が通ったりしますし (^^;) 約30分回したところで薄明に入ったので撮影終了。もう少し長く回したかったけど。

f:id:sunsun_fine:20190501172130j:plain

桜と北天ぐるぐる

おわりに

僕は春先の横たわった天の川が好きで,きれいな地上景と合わせて撮りたいと思っていましたが,大波月海岸の景色と合わせて撮影することができたので満足です。そして海辺での星空撮影は,山の上で撮るのに比べて,あったかいしいろいろと楽だな,とも思いました。