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【柿の実と田んぼ,吾妻連峰そして青空】秋の福島・田園風景の中を歩く

先日,福島で仕事先に移動する際,台風19号の影響で電車が間引き運転になっていました。それでタクシーに乗ったのですが,その時車窓から見た,雨に煙る田園風景がとてもきれいでした。そこで今回は,カメラを持ってその一部の区間を歩いてみました。晩秋の福島・田園ウォークです!

吾妻連峰を見ながら歩きます

歩いたのは東北本線・南福島駅から金谷川駅の間,約6 kmです。福島から一駅だけ電車に乗って,南福島駅から歩き始めました。住宅地を抜けて東北本線の線路をくぐったのですが,アンダーパスのところが泥でぬかるんでいて,ここにも台風の被害が及んでいたことがわかりました。

少し歩くと,右側にパァーッと田んぼが広がります。一気に伸びやかな気分になります。気持ちいいー!

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黄金色の田んぼと吾妻連峰

この辺りの田んぼは,もうほとんど稲刈りを終えていましたが,一箇所だけまだ稲穂が実っているところがありました(これが台風の影響だったのかどうかはわかりませんでした)。黄金色の田んぼと遠くに見える吾妻連峰,そしてその上に広がる青空。とてもきれいな景色でした。

柿と菊

田んぼが広がる中を歩いてゆくと,柿の木が目にとまるようになりました。オレンジ色の実が青空に映えてきれいです。何よりも柿の実と田園風景の組み合わせはのどかで癒されます。

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柿の実が青空に映えています

そして柿の木の向こうにはやはり吾妻連峰が見えています。どこまでも気持ちがいい眺めです。

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柿の実と吾妻連峰

柿の木の写真を撮っていると,通りかかったおじさんに「いい天気だねえ」と声をかけられます。少し先におじさんの家があるそうで,「庭に菊を植えてあるから見てってね」と。たしかによく手入れされた,きれいな菊でした。

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菊の庭

平石神社

もう少し歩くと平石神社と平石小学校があります。ちょうど中間地点あたりです。色づいた木々に鳥居が囲まれ,「日本の里の正しい神社」という雰囲気です。ちょうど神社は田んぼの方を向いていて,お米が育つのをいつも見守っているのでしょうか。

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田んぼを見守る平石神社

「村の鎮守の神様の…」。神社の鳥居をくぐり,誰もいない境内でお参りした後,石段に座っておやつを食べました。

稲藁

ここまで,田んぼには稲刈りのあとの稲藁が積まれておらず,「もう片付けちゃったのかな?」と思いながら歩いてきました。けれども平石神社を過ぎると,稲藁が積まれた田んぼが現れはじめました。

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稲藁が積まれた田んぼと柿の木

稲藁の積み方は地方によって特色があって興味深いですね。福島のこの辺りでは,三角テントのように立てるのが流儀なのでしょうか (^◡^)

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稲藁と田んぼ。広々とした風景です

なおも田んぼを右側に眺めながら歩いて行くと道は登りとなり,ひと山越えると金谷川駅です。気持ちのいいウォーキングもここまで。さて,何事もなかったかのような顔で仕事に向かいます (^ ^)

おわりに

晩秋の午前中,好天のもとで美しい田園風景の中を歩くことができました。約6 kmを写真を撮りながら2時間半かけてののんびりウォーク。

ここのところちょっと忙しい日々が続いていたのですが,とても良い気分転換ができました。

今度は吾妻連峰が雪化粧した頃に歩いてみたいです。

 

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