早いもので,12月も下旬になりました(て言うかクリスマスだなっ!)。
今年は紅葉登山に行けなかったけど,ちょこちょこ紅葉写真を撮ったりしてはいました。あんまりまとまりがないので,いろんな場所の紅葉をオムニバス形式でお送りします。
盛りを過ぎて,あまり鮮やかではないものも多いんですけどね。
場所は福島市文知摺観音,三鷹市某所,そして丹波山村道の駅です。
福島市・文知摺観音普門院の紅葉
福島市郊外にある文知摺観音。ここの紅葉が好きで,毎年来ています。
今年はちょっと出遅れて,紅葉の盛りが過ぎての訪問になりました。もう「真っ赤な秋」とはいかず,少し色褪せていますかね。
でも晩秋の空気がお寺を包んで,いい雰囲気です。
ここ文知摺観音は百人一首にも読まれた歌枕の地。ここには河原左大臣が詠んだ歌の歌碑があります。
みちのくの しのぶもちずり 誰ゆえに
乱れそめにし われならなくに(陸奥で織られる「しのぶもぢずり」の摺り衣の模様のように、乱れる私の心。いったい誰のせいでしょう。私のせいではないのに(あなたのせいですよ))
河原左大臣は嵯峨天皇の子で,その名は源融(みなもとのとおる)とも。都から派遣された按察官で,源氏物語の光源氏のモデルの一人とも言われているようです。
「光る君へ」にハマっていたワタシ,ここでもその空気に触れることができてうれしいです。
境内では,多宝塔が落ちた葉っぱに包まれていました。みちのくにはもう冬の足音が響いています。
三鷹市某所・その1
三鷹市某所の仕事先の一角が美しい林になっています。この時期,その林を歩くのは楽しみの一つ。
もう12月に入っていますが,ここの紅葉はこれくらいの時期が見頃のようです。
冬の低い太陽に照らされて,逆光に輝くカエデの木。地面も落ち葉で埋め尽くされ,絵になります。
銀杏も半分葉を落としながらも黄金色に輝きます。
新緑の季節と並んで,この時期も木々が輝く季節なのかな。
見上げればこの通り。一面真っ赤,おじさんの顔も赤く染まっちゃうヨ(^ω^=)。
ここは武蔵野の一角ということでいいんだっけ。秋色に染まる武蔵野の林。いいじゃないですか…って,もう12月ですが。
周りに人がいないのをいいことに,森の中で一人声を張り上げスウェーデン民謡の練習をしますよ。Uti vår hage där växa blå bär~♪
日の光で木々の葉っぱに濃淡ができ,地面の起伏と合わせて不思議な立体感を感じます。
今年は紅葉登山に行けなかったけど,ここでこんなに楽しめるから,まあヨシとしよう (^◡^)。
ところで写真のアスペクト比からわかると思うけど,この日の写真はスマホで撮っています。「紅葉がきれいだな」と思ったけど,カメラを持ってきていなかったので (^ ^;)。
1週間後にもう一度
1週間後。もう12月も中旬になりました。さすがにここ三鷹でも,紅葉は終盤のようです。少し葉っぱの鮮やかさがなくなってきましたかね。
でも秋の静けさが感じられて,これはこれで悪くないと思います。
ケヤキの木が空に手を伸ばしています。その葉っぱはちょっと渋めの黄葉。雰囲気ありますね。
もう冬至も近い。冬の低い日差しに,カエデがその影を木の幹に落としています。
秋から冬に移り変わるこの時期。地面が落ち葉で埋め尽くされているのもまた良き。
東京都内の仕事先とはいえ,雰囲気ありますよ。
丹波山村の星空と紅葉
最後に丹波山村の紅葉を。「道の駅たばやま」で撮影した北天の天の川と紅葉です。
紅葉が残っているところに三脚を立てて,カシオペア座付近を中心に撮りました。
理由はわからないけど天の川の右側に縮緬ノイズが出てしまい,天の川を強調処理することができませんでした。何となく星の濃い領域があるなぁとわかってもらえればいいかな…なんてね(汗)。
丹波山村は標高600 mくらいの高地にあって,季節が早く進みます。もう晩秋〜初冬の気候でしたが,残っている紅葉を前景に撮りました。
山の斜面が迫っていますが,この斜面を辿ると,飛龍山や雲取山に続いています。山の空気が感じられるところです。
おわりに
11月頭に札幌に行った時には,すでに北海道は初冬の装いでした。そして11月末に福島が晩秋。
東京(三鷹)は12月頭でも紅葉がきれいで,12月中旬に初冬の雰囲気になりましたね。南北に長い日本列島,北風小僧が南下して行きます。
今年も残すところもうわずか。みなさんどうぞ良いクリスマスを。
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