
毎年春の福島桜めぐりは毎年大きな楽しみです。
ちょっと時系列が前後するのですが,4月3日に花見山・生花の里を歩いたあと,少しだけ中通りの桜めぐりをしてきました。
この日は,二本松市南部から本宮市,そして郡山市西田町にかけて回ってきました。今年は桜の開花がとても早かったけど,その中でも早咲きの桜を巡ってきたことになりますね。
宮久保の大桜
この日初めに向かったのは,本宮市の宮久保の大桜です。旧白沢地区の山里に立つ大きな桜で,樹齢は500年とのことです。

周囲の桜よりもやや早く開花することで知られており,古くから農事の目印になってきた「肥あげ桜」でもあります。
この日(4月3日)は福島市で桜の満開が宣言された日だったとはいえ,やや標高の高いところにある桜の中では,この桜が真っ先に見頃を迎えていたようでした。

この桜のすぐ近くには電柱が立っていて,写真を撮るときはちょっと気を使います。電柱が入らないように近くに寄って,超広角レンズで撮るとかね。

とはいえ,「里山に咲く大桜」といった趣で,存在感のある一本でした。満開のところを訪ねることができたのでラッキーです。

なお桜の近くには「長屋みややま運動場」があって,その駐車場が利用可能です。ありがたいことです。
城ノ内古戦場のしだれ桜
宮久保の桜から南西へ5 km,戊辰戦争の時に新政府軍と二本松藩が戦った古戦場があります。
ここに,三春滝桜の子孫とされるしだれ桜が立っています。

戊辰戦争の際には,この桜に隠れた人が銃撃から守られたとも伝わっています。幹には今も銃弾の跡があるんだとか。
しなやかな姿が美しいですが,午後に行ったら,ど逆光になってしまいました(汗)。それでサイドに回り込んでみます。

いいですねー。桜は二本たっています。一本はしなやかな枝垂,もう一本は紅色の濃いエドヒガンでしょうか。

裏側に回ってみると,二本の色の違いがよくわかります。
ここも静かな山里。その風に戦ぐしだれ桜は風情がありました。
芹沢の千年桜
二本松市の南端,本宮との境に近いところに,人の手によって作られたとみられる高台があります。ここは昔,芹ノ沢館跡という史跡があった場所のようです。
この高台に,大きな桜の木が立っています。

芹沢の千年桜と呼ばれるこの古木は,樹齢800年。幹には空洞ができ,向こう側が素通しで見えるところさえあります。なんだかすごい姿です。

「森の奥で古老が花をつけている」とでも言えばいいでしょうか。華やではないんですが,これもまた味わい深い一本です。
人気のない山里で,こんな樹と向き合って過ごす時間。木が語りかけてくるようで,貴重なものとなりました。

ところで僕もこんな樹木に惹かれるようになってきたわけですが…。人ってある程度歳をとると,植物に興味を示すようになるって言いますよね。そういうことなのかな?
そんでもっと歳をとると,今度は石に惹かれるって聞いたこともありますね。
じゃあ若い時には,何に惹かれるかっていうと,なんだったっけ。どうしても思い出せない(ウソ)。
建福寺のしだれ桜
城ノ之内古戦場から南に下ると,すぐに郡山市西田町に入ります。この町にある建福寺の桜が早咲きらしいので行ってみました。

着いたのはすでに夕暮れ時でしたが,お寺の桜が優しく枝垂れています。
この桜,以前はもっと大きく枝を広げていたようですが,枝が折れたりしたのかな?少しボリュームが少なくなっていますかね?

それでもやっぱりしだれ桜って優美ですね。雰囲気があります。また境内に立って見ると,その幹も力強いです。
この桜は,開花中ライトアップもするみたい。それで日が暮れるまで,しばらく待ってみましたよ。

夕闇に浮かび上がるしだれ桜には,明るいときとはひと味違う美しさがあります。
再び境内に行って,桜の下に立ってみましょう。夜の桜には,濃密なエネルギーを感じますよね。

まだ開花していない桜も多いなか,ここはすでに満開のようです。
やや小さめの花がぎっしり咲いて,風にそよぐ様子を見ていると,春の宵に酔ってくるようです。

今年の桜めぐりはこうして幕を開けました。すでに会津や二本松の桜巡りについて書いたから,記事の順番は逆になっちゃったけどね。
おわりに
これを書いている今は,すでに桜は終わっているんですけどね(北海道はこれからかな)。まだ桜めぐりの余韻が残っていて,「桜の二日酔い」みたいになっています。…毎年のことなんですが(笑)。

桜っていいよねえ。そして福島の桜ってすごいよねえ。回っても回っても,いろんなところにすんごいのが咲いてる。
福島桜めぐりの話,まだ続きます。
撮影 2026年4月3日
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