
先月,新宿の京王百貨店で「北欧祭」が開催されていました。北欧諸国の食べ物や雑貨などがいっぱい。
これは楽しそうですねえ。興味津々です!
いろいろあって,去年からスウェーデンソングを練習しているのでね。
スウェーデンのものを買ってきて,食べたいですねえ。
…というわけで行ってきました。いろんなものを買って,食べて,ついでに歌いましたヨ(笑)。
カップとかジャムとかお茶とかチョコとか買いました
スウェーデンぽいマグカップ
真っ先に買い求めたのは,スウェーデンぽい柄のマグカップ。
これを使えば,スウェーデンの花咲き乱れる夏に想いを馳せながらお茶ができそうです。

スウェーデンでは,夏 –Sommartid– は特別な季節。冬が長くて厳しい北欧では,誰もが待ち焦がれる季節なのでしょう。
Swedish summers are usually quite mild and full of flowers … 昨年知り合ったスウェーデン人の友人(ちょーイケメン)が教えてくれました。

実際にスウェーデンの歌を歌っていると,Sommar (夏) という言葉と Blommor (花) という言葉がひんぱんに出てきます。
…この感覚は,北海道人だからちょっとわかるな。東京の夏は「クソ暑い」って感じだけどね (^ ^;)
リンゴンベリー(コケモモ)のジャム
スウェーデンの歌としてとてもポピュラーな Uti vår hage(あとで歌います 笑)に,こんな一節があります。
Uti vår hage finns blommor och bår
(花とベリーが実る私たちの草原よ)
北欧ではベリーをよく食べ,いろんな料理にも使うようです。中でもリンゴンベリー(コケモモ)はポピュラーです。

リンゴンベリー,ジャムを買ってきましたよ。コケモモは,高校生のころ大雪山に登って花を愛でていたので親しみがあります。

甘さ控えめで,パンに塗っても美味しい。野趣あふれる味わいです。
花の香りのお茶でFIKA
スウェーデンではお茶の時間をFIKAと呼びます。これ,KAFI(コーヒー)をひっくり返してできた言葉なんだそうです。おもしろーい (^◡^)。
FIKA用に,花の香りの紅茶を買ってきました。

パッケージにはこう書いてあります。
Svart te med citron och milda blomstertoner
(Black tea with lemon and mild blossom)
"svart" が black(ドイツ語でも黒は schwartz だね),"te" が tea,"citron" が lemon,"och" は and,"milda" が mild,"blomstertoner" が blossom。わかりやすいですね。

伝統的なシナモンロールも買ってきたので,さっそくFIKAです。お茶の香りがいいなあ。
シナモンロールを載せてるお皿は,近所の百均で買ったもの。柄がスウェーデンぽくて,思わずゲットしたんです。

近所のケーキ屋さんで買ってきたケーキでもFIKA。箸置きとフォークもスウェーデンカラー♪
スモークトオイルサーディン
スウェーデンでは青魚をよく食べます。発酵させたニシンの缶詰,シュールストレミングは有名ですね(世界一臭い食べものなんだっけ)。でもさすがに北欧祭では売ってなかったなあ。
代わりに買ってきたのがスモークしたオイルサーディン。

ビールといっしょに食べてみました。鷹の爪がいっしょにオイル漬けになっていて,ピリ辛で美味しい。ビールが進みました!

スウェーデンの友人もビール好きでいっぱい飲んでたなあ。
ちなみにスウェーデン語でビールは Öl です。ö は「オ」と「エ」の間くらいの音を口の前の方で出します。ビールを飲みすぎて「オェ〜」ってなった時の声が,パーフェクトな ö の発音なんだって(笑)。
ダーラナホースのチョコレート
チョコレートも買いました。カカオの含有量が高い,大人の味。
実はね,これチョコが入ってる缶が欲しくて買ったんですよね (^ ^)。スウェーデンを代表する民芸品「ダーラナホース」のデザインがかわいくてね。

食べ終わったらペンケースにしようと思いましてね。
中身の写真は…撮る前に大部分食べちゃったんですけどね。

そんなわけで,買ってきたものを並べてパシャリ。ビールはスウェーデンのが売っていなかったので,フィンランドの "Sandels" です。

シナモンロールは食べちゃったあとなので写ってません…そんなのばっかりだな(汗)。
料理してみた––ミートボールのホワイトソース・リンゴンベリーのジャム添え
スウェーデンの食材を買ってきたので,料理もしてみましょう。
スウェーデン料理といえば,ミートボールに木の実のジャムを添えたものがポピュラーなんだそうです。
さっそく作るよー!
合挽肉に塩コショウ,ナツメグを振って,極小のみじんに切った玉ねぎを炒めて加え,パン粉も入れて丸めます。

これを炒めて肉汁と混ぜ混ぜしたホワイトソースに投入,リンゴンベリー(コケモモ)のジャムを添えて出来上がり。

うん,美味しい♪…けどご飯にはあんまり合わないかも (^ ^;)。ライ麦パンが良さそう。
それとポテトサラダを添えたけど,ここはやっぱりマッシュポテトにするべきだな。ピクルスなんかもあると味が整いそうだな。
とはいえ,なんとなく北欧の風を感じながら食べることができたからヨシ!また作ってみよう。

ちなみにリンゴンベリーは木の実自体に防腐作用があるらしく,そのため砂糖控えめでジャムが作れるんです。だから甘さもしつこくなくて,こういう料理によく合います(逆にいうと,ブルーベリーやイチゴのジャムで代用することはできないってことです)。
そういえばフィンランドに行った時,ヘルシンキの朝市でリンゴンベリーを買って食べたっけ。
歌ってみた,ハモらせてみた––Uti vår hage
さて,スウェーデン料理を食べて,FIKAもしました。お腹の中からスウェーデンに染まることができたかな?
…というわけで歌ってみました。スウェーデン南部・ゴトランドの民謡「Uti vår hage」。
混声4部合唱に編曲されていますが,僕が一人でソプラノ,アルト,テノール,バスを歌って,録音したものをPC上で合わせてハモらせてみました(笑)。出だしはテノールソロだよ。
ここ一年,スウェーデン語の発音を練習してきたけどどうですかね?
この曲はスウェーデンでは「国民の歌の宝物」と呼ばれてるんだとか。小学校で習ったり,夏至祭で歌われたりする,とてもポピュラーな歌なんです。
他にもいろんな歌を練習してるので,近々それらもハモらせてみよう。
おわりに
そんなわけで,スウェーデン気分も盛り上がってきましたよ。
今年のスウェーデンソングコンテストは,来週末です。仲間といっしょに,Uti vår hage を含めて3曲歌う予定です。楽しみ (^◡^)。
楽しく歌えるといいなあ。
こちらも見てね
リンゴンベリーのジャム,ネットでも買えるみたい



