すっかり秋らしくなり,特に朝夕は涼しくなりました。
今年は春の桜が早かったと思ったら,秋の彼岸花も例年よりも早く開花したようです。
今月はじめから福島での仕事が再開になったのですが,毎年見に行っていた彼岸花の最盛期は,すでに過ぎてしまったみたい。
でも行ってみました。二本松の安達ヶ原ふるさと村です。ここを訪ねるのは一昨年に続いて2回目。
安達ヶ原ふるさと村へ
二本松市にある安達ヶ原ふるさと村。広い敷地に,夏にはポーチュラカが,秋には彼岸花(曼珠沙華)が咲き乱れます。
今年は彼岸花の開花とタイミングが合わず,しかも雨が降る中の訪問になりました。
曼珠沙華は終わりかけ
ふるさと村の公園についたら…うん,やっぱり彼岸花は終わりかけ,色あせているものが多いですね。そして雨で日差しがないためか,ポーチュラカもつぼみを閉じたままです。
それでも水車小屋のところまで歩いてみました。水車小屋の向こうに見えているのは,この地方の養蚕の歴史が展示されている,「絹の家」です。
この辺りには咲き残っている彼岸花もありますが,まばらですね。一昨年来た時には,絹の家の周りに,赤い花が一面に咲き乱れていたのですが。
彼岸花をアップで撮ってみよう
それでもよく見ると,まだきれいに咲いている花も,ところどころに残っています。そんな花をアップで撮ってみようと思います。
仄暗い雨の影の中に,ひっそりと咲く曼珠沙華。雰囲気があって,きれい。まるで花々が沈思黙考しているみたいに感じられます。安達ヶ原の伝説(あとの方で書きます)がそう感じさせるのでしょうか。
この日の雨は,けっこう強めです。彼岸花がまつげを濡らした姿もいいですね。
雨のせいか,ここ安達ヶ原の曼珠沙華は深い紅色に見えます。わずかに青みがかった赤というか。
比較的花が残っていた一角もありました。少し引きで一枚。
鬼婆ソフトと出刃ーグカレー…不穏なグルメ情報
安達ヶ原は鬼婆伝説の里
さて安達ヶ原といえば,鬼婆伝説で知られています。その世にも恐ろしく,また悲しい内容は,ふるさと村に隣接した観世寺に詳しく展示・紹介されています。
みちのくの 安達ヶ原の 黒塚に
鬼こもれりと 聞くはまことか
黒塚とは,観世寺の近くにある,鬼婆が埋葬された場所とされているところです。
今回は時間の都合もあって観世寺を訪ねることはしなかったのですが,ふるさと村ではこの伝説で町を盛り上げようとしたのでしょうか,なんと鬼婆が可愛らしいキャラクターになっていました(笑)。
着物の裾に,二本松の菊があしらわれています!
これは怖い!おにばばソフト
うん,鬼婆のマスコットキャラは可愛いですね。いいと思う!
…でもね,これはちょっとやりすぎ感が…。
「鬼婆ソフト」。
・・・。いやいやいや,まじで怖いんですけど!
出刃包丁型のクッキー,骨型クッキー,そしていちごソースって…。「怖くて…うまい!」じゃないよ,全く (^ ^;;)
そういえば,鬼婆が娘を襲った時に使った包丁を洗ったという「出刃洗いの池」なんていうのが観世寺の境内にあったんだよね。
幸か不幸か,僕がふるさと村に着いた時には,すでにレストランの閉店時間で,食べることができませんでした。でも間に合ったとして,このお顔と見つめ合いながら,ソフトクリームをペロペロ食べることができるでしょうか?
さらに怖い!オニババ出刃ーグカレー!
とはいえ,おにばばソフトは,怯えながらも顔では笑って食べることができそう気がします。
でもこれ ↓ は…
「オニババ出刃ーグガレー」って…。
「世にも恐ろしいカレーが,今…ここ安達ヶ原に現る!」…いやいやちょっと待って。
サラダもついておるぞ…
ケチャップは好みでかけるが良い…
うーん,これは…というか 2つ乗っかっている,白くて丸いものは,血走った目玉なんでしょうかね,やっぱり (^ω^;)
でもこれらの不穏な食べ物をみて,「近いうちにまたここに来て,ぜったい食べよう!」と,なぜか心に誓いました。怖いもの見たさ。
おわりに
見頃は過ぎていましたが,安達ヶ原ふるさと村はいい雰囲気で,咲き残った彼岸花はけっこう楽しめました。そして一昨年にはなかった不穏な食べ物を見つけて,戦慄しました(笑)。
おにばばソフトとオニババ出刃ーグカレー,食べたらきっとレポートします (^◡^)
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