
毎年この時期になると,福島の桃源郷へ足を運ばずにはいられません。花卉農家の故・阿部一郎さんが作り上げた楽園,花見山公園です。
春になるとウメ,桜,ハナモモ,レンギョウ,モクレン,サンシュユなどが咲き競い,文字通り百花繚乱になります。
何度も来ているのですが,やっぱりここの景観は素晴らしく,まさに桃源郷としか形容のしようがないところでした。おとなりの生花の里にもお邪魔してきましたよー。
今年の春も桃源郷へ
この季節,花見山公園は交通規制が敷かれ,福島駅東口またはあぶくま親水公園からシャトルバスが運行されます。
花見山公園に到着すると,まず目に飛び込んでくるのがこの景色です。菜の花畑の上に桜やモクレンが咲いて,一気にテンションが上がります。きれーい!

今年は福島でも桜の開花が早く,この日(4月3日)にはソメイヨシノの満開が宣言されました。ここ花見山でも,丘の上のソメイヨシノが咲き始めています。一番きれいなタイミングで来れたかもしれません (^◡^)。

それでは菜の花畑を後にして,花見山に登っていきましょう。
よく整備された山道を歩いていきます。頭上の花が見事ですが,足元にも雪割草が咲いています。可愛らしいのでこちらも見逃さず (^◡^)。

少し登ると視界が開けてきます。花が咲き乱れる花見山の斜面,そしてその向こうに福島市街地。遠くには蔵王連峰。気持ちのいい眺めだなあ!

お隣の山「生花の里」も見えてきましたよ。あちらも百花繚乱の模様です。あとであっちにも行きますよ!

花見山の頂上まで登ってきました。頂上にはサンシュユの黄色を背景に,オカメザクラがきれいに咲いています。ここにいる人たちがみんな笑いさざめいているので,楽しい雰囲気で満ち溢れています。

下っていきます
それでは山を下りましょう。下りのコースは上りとは別にあり,すれ違いが発生しないように作られています。

下りの道は,まさに花のトンネル。色とりどりの花に囲まれながら歩いていくと,身体中が春に染まっていくようです。大げさじゃなくね,そんな感覚になるんですよ。

あちこちで,頭上の花にスマホのカメラを向けている人もいます。みんな春の喜びに浸ってるようで,ここはとてもハッピーな空間です。

サンシュユの淡い黄色が,僕は好きでなあ。東京だと2月頃に開花するけど,ここでは桜やモクレンといっしょに咲くから賑やかでいいですね。

歩いても歩いても,頭上にも両脇にも前方にも,花が咲いています。いいところだよなあ。

下ってきましたよ。1時間くらい歩いてるんだけど,あっという間に感じます。この季節限定の,桃源郷散歩でした。
生花の里へ
花見山のお隣の山にも色とりどりの花が植えられていて,遊歩道が整備されています。こちらは「生花の里」と名付けられています。
去年僕のツイッターに,「花見山と生花の里は,ディズニーランドとディズニーシーのように並び立つ」ってコメントをくれた人がいたんだけど,まさにそんな感じですね。

こっちも歩かずにはいられないよね。…てなわけで行ってきますよ。花見山から歩いていくと,こんな山肌が目に飛び込んできます。…う,美しすぎる。

生花の里の入り口は花見山駐車場の向かい側あたりにあります。こちらも登っていきますよ。

斜面を登っていくと,色とりどりの花の向こうに,残雪の吾妻連峰が光っています。花と雪と山。春だなあ。そしてこの眺めこそ,福島だなあ。

程なくして小さな山の頂上に到着です。ここには東屋があって,「希望の鐘」が置かれています。福島のまちを見下ろしながらカーン♪ と鐘を鳴らせば,もう身体中がすっかり春です。
「天空ルート」を辿って千本桜へ
生花の里にはいくつかの道があって,様々なルートを辿ることができます。西に向かって開けた斜面では,ずっと吾妻連峰に見守られながら歩くことができます。トウカイザクラと吾妻連峰,キレイすぎるでしょ!

開けたところに出ると,眼下には福島市街地。吾妻連峰と花見山・生花の里に見守られた,福島市そのものが桃源郷みたいに思えてきますな。

希望の鐘のところから回り込んでいくと,「天空ルート」に入ります。ここを進むとやや急な坂道になりますが,ここをえっちらおっちら登るとね,すごい景色が広がるんですよ。

その名も「千本桜」。眼前に桜の海が広がるんです。ここは本当に圧巻,ちょっと写真では伝えきれないかも。
ここに来るまでに少し汗をかくので,千本桜を前にゆっくり休憩するのがいいですね!
僕もここでスウェーデンソングをひとふし歌います (^◡^)。「千本桜 ハガネの森〜♪」も歌いたくなったのは内緒。
生花の里から下山
それでは下っていきましょう。下山路も花に囲まれた,美しい道が続きます。向こう側には,さっきまで歩いていた花見山。

南西の方角には安達太良山も見えています。こちらも残雪をかぶって白く輝いています。いいですねー。

下っていく道,目に飛び込んでくるのは百花繚乱という言葉がぴったりな光景です。

もうね,右を見ても左を見ても,すごいよ(語彙力)。

こんな道をのんびりと,半日歩き続けました。とても幸せです。
毎年ここに来たくなるのもわかるでしょ? (^◡^)

おわりに
「福島に桃源郷あり」。昔,写真家の秋山庄太郎氏がこう言ったんだとか。
僕も毎年4月初めにここを歩いて,「今年度もがんばるかぁ」って思っています (^◡^)。

春の花見山と生花の里,チョーおすすめです。まだ行ったことのない方,ぜひ一度どうぞ。
撮影 2026年4月3日
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