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Leofoto のカーボン三脚 LS-284C を購入しました!ファーストインプレッション

Leofoto LS-284C

以前から写真用の三脚を新調したいと思っていたのですが,Leofotoのカーボン三脚 LS-284C を購入しました!ウキウキでファーストインプレッションをお届けしたいと思います (^◡^)

軽くて剛性のある三脚が欲しい!

僕は今まで,SLIKのF741 というアルミ三脚を使ってきました。4000円くらいで買った安いものですが,それほど不満もなく,これで赤道儀を使って星を撮ったりしてきました。

けれども最近は,だいぶへたってきたのか,接合部にガタが出始めました。赤道儀を操作するとそのたびに揺れたりします。

それでもっと剛性の高い,新しい三脚が欲しい…少し前からそう思って検討してきたのです。

今回三脚に求めた条件は ↓ こんな感じです。

  • 剛性があること…星空撮影で赤道儀を乗せて長時間露出するのでガッチリ感が必要
  • 軽いこと…山に担ぎ上げることを考えると現在の三脚よりも重くなるのは避けたいので,1.5 kg以下を目安に
  • アルカスイス互換の雲台がついているもの

「剛性」と「軽さ」これは誰もが三脚に求める,そして相反する難しい問題かと思います。これを求めるとどうしてもカーボン三脚ということになりますね。ちょっと高いけど。

購入したのは LS-284C

新しい三脚の購入にあたって,いくつかの三脚を比較しました。候補にしたのはこの辺り↓です。Leofoto の三脚が最近評判がいいようなので,これを中心に探してみました。

  • Leofoto LS-254C
  • Leofoto LS-284C
  • Leofoto LS-324C
  • SIRUI 1204SK+G-10KX

Leofoto も SIRUI も中国のメーカーですね。国産品でもいいのはないかな?と探したんですが,ピンとくるものは見当たらずで…。

スペックを比較するとこんな感じ。

三脚 model 段数 パイプ径 耐荷重 重量
Leofoto LS-254C + LH30 4 25 mm 8 kg 1,240 g
Leofoto LS-284C + LH30 4 28 mm 10 kg 1,500 g
Leofoto LS-324C + LH40 4 32 mm 15 kg 1,930 g
SIRUI 1204SK + G-10KX 4 25.8 mm 12 kg 1,500 g

LS-324Cは脚が太くて剛性が高そうだけど,ちょっと重いですかね。LS-254Cは軽いですが,パイプ径が25 mmでちょっと心もとない感じもします。28 mmくらいがちょうどいいかな?ということでLS-284 Cに決めました。これならちょうど1.5 kg で重さもOKです。

ちなみに "LS" は Leofoto の軽量な「レンジャーシリーズ」の型番,"284C" は28 mmφ,4段,カーボンの意味のようですね。

SIRUIの 1204SK はちょっと安くて惹かれたのですが,LS-284C と同じ重さで脚が細かったので除外しました。

開封します

Leofotoの正規代理店,ワイドトレードに注文したところ,三脚はポチった翌々日に届きました。早いですね。段ボール箱を開けると,化粧箱が出てきて,それを開けると立派な三脚ケースが出てきました。ケースはそんなに使わないかもしれませんが,何気にうれしいです(おまけに弱いタイプ)。

箱とバッグ

こんなバッグ&箱に入って届きました

そしてケースを開けると,カーボンの滑らかな手触りが気持ちいい三脚本体が出てきました。うれしいです (^ ^)

三脚本体

三脚本体

この三脚はセンターポールがないのでたたんだ時にとてもコンパクトです。脚を縮めた状態での長さは52 cmくらい。これなら登山の時に,問題なくザックの横にくくりつけていけそうです。

大きさの比較

大きさの比較 今まで使っていたF741, LS-284C, 50 cmの定規

そしてなぜだろう,手に持った感じ,今までの三脚よりも軽く感じます。キッチンの秤に乗せてみたら,約1.4 kgでした。カタログの値よりも軽いのかな?

さっそく立ててみます

さっそく脚を広げて立ててみることにします。脚を動かしても変な遊びはなく,固定位置でかっちり決まる…工作精度が高いことが感じられます。こういうのは触ってるだけでうれしいですね。

LS-284C

立ててみました

脚の固定はナット式です。今まで使っていた三脚がレバー式だったので,ナット式は面倒かな?と心配していましたが,そんなことはないですね。半回転緩めただけでスムーズに脚の伸縮ができ,また半回転させてしっかり締めることができます。

伸ばしたところ

脚の固定はナット式

4段の脚を完全に伸ばすと,高さはアイレベルよりも少し低いくらい。高さが足りずに困ることはほぼなさそうですが,付属のセンターポールをつけて高さを稼ぐこともできます(登山の時は,センターポールは置いていくと思いますが)。

カメラを乗せて

脚を伸ばしてカメラを乗せてみました。カッコイイ

脚のポジションは三段階に開閉できます。脚を一番開くと,こんなローポジションでの撮影が可能に。山で高山植物をとったりする時に使えそうですね。

脚を開いてローポジション

脚を開いてローポジションの撮影が可能

雲台の動きもチェックします

この三脚には自由雲台 LH30 が付属しています。低重心型の雲台で安定感があります。ボールの直径は30 mm。アルカスイス互換のプレートがついており,いろんな運用ができそうです。

LH30

雲台はアルカスイス互換

またパン(水平方向の回転)が独立してできるのが便利です。 このタイプの雲台を赤道儀に乗せた場合,パンは極軸まわりの回転に相当します。これができると星野写真の構図を決める時に何かと便利なんです。

もちろん自由雲台の動きもスムーズです。そしてイケてない雲台だとクランプを締める時にカメラの向きが微妙に変わってしまってああ"〜!ってなりますが,試しにカメラを乗せて動かしてみたところ,構図がずれることなくクランプが締まって気持ちがいいです。

肝心の固定力はどうでしょう。実際に赤道儀を乗せて極軸を35°(東京の北緯)の方向に向けてみましたが,しっかり固定できて安心感があります。これでむしろ赤道儀自体の剛性が問題になってきそうですね(汗)

赤道儀を乗せたところ

赤道儀を乗せてもしっかり固定できます

付属品など

三脚には他に行くつかの付属品がついていました。

取り外し可能なセンターポール,それにメンテナンスの時やクイックシューをカメラに締め付ける時などに使う工具や,重りをぶら下げるためのカラビナなど。

付属品

いくつか付属品がついています

三脚自体が軽いので,必要に応じて重りをぶら下げて安定させることができるというわけです。星撮りの時などは有効かもしれませんね。特に山の上で風が強い時など。

重りをぶら下げて安定させます

こうやって重りをぶら下げて安定させます

これらの付属品,僕はズボラなので無くさないように気をつけなきゃ (^ ^;)

おわりに

新しい三脚のことをウキウキで書きました♪ 自分としては割と奮発した買い物だったけど,モノは良くてうれしいです。

これをもって山に登るのが楽しみです。早く赤道儀を乗せて動かしてみたいですね。

「三脚沼」というのも恐ろしいらしいから,気をつけなきゃ (^ ^;)

 

 

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