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谷川連峰主脈縦走(平標山→谷川岳)––花咲く稜線をゆく初夏の山旅

ハクサンイチゲと万太郎山


「梅雨に入る前に,夏山に備えてテント泊縦走をしておきたいなあ」…そう思いながら,なかなか都合がつかずにいました。そうこうしているうちに,もう6月中旬。ムムム…でも今年は梅雨入りが遅かったですね。

そのおかげで6月15−16日に機会を得て,谷川岳主脈を縦走してきました。

梅雨入り前に,テントを担いで縦走しよう

去年のちょうど今ごろ,谷川馬蹄形縦走をしたら,花がきれいでとても良かったんですよね。谷川主脈の方は,7年前の秋に一度歩いたけど,花の季節も良さそうだなあ。そう思いましてね。

谷川馬蹄形縦走の話はこちら

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テント泊で谷川主脈を縦走する場合,テン場は平標山の家の一ヶ所しかありません。必然的に1日目は平標側から入って山の家で幕営,2日目に谷川岳まで歩くことになります。

谷川岳主脈

今回の行程。2日目はハードです

平標山の家から谷川岳を越えて天神平までの標準コースタイムは11時間です。2日目には,これを歩き切る必要があるということですね。これはキツそうだ。

7年前には谷川岳から平標へ逆コースを辿りました。この時は稜線途中の大障子避難小屋に泊まったんですけどね。それでもキツかった記憶があります。この縦走路,アップダウンが激しいんですよね。

今回も,途中の越路避難小屋あたりに泊まろうかとも思ったんですが…。

谷川岳の稜線上にあるカマボコ型の避難小屋は,狭くてとても快適とは言えないし,そもそも目的が「テント泊縦走をしておこう」だからね。

まあがんばりましょう!そして最後はロープウェイで楽々下山しちゃいましょう!

1日目:平標山の家まで登ります

平標山登山口から平標山の家へ

1日目。大宮から越後湯沢まで上越新幹線に乗って,越後湯沢駅まで行きます。そして東口(一度西口に出てしまい出遅れたために,座れなかった…)から8時20分発,「西武クリスタル」行きのバスに乗り込みました。

バスに40分ほど揺られて,「平標山登山口」で下車。多くのハイカーがバスを降りて三々五々出発していきます。多くは松手山経由のコースに向かうようです。

平標山の家に向かう僕は,平元新道へ。

平元新道

平元新道に入ります

平元新道は少し歩くとすぐに林道に合流します。シダが茂る森に続く道を歩きます。

日差しが強い日でしたが,木々が木陰を作ってくれるので気持ちがいい。

シダの葉しげる山道

シダの葉しげる山道

林道を歩くこと1時間,登山道らしい細道の入り口に到着します。ここが実質的な登山口って感じでしょうかね。

登山道入り口にお地蔵さん

登山道入り口にお地蔵さん

可愛らしいお地蔵さんが祀られている登山口を入って,いよいよ平標山の家に向かう登りに入ります。

いやあ,初夏の森が素晴らしいですよ。

樹林帯

緑がまぶしい樹林帯

6月の陽光に若葉輝く。クロロフィル蛍光ですな (^◡^)。

クロロフィル蛍光

緑かがやく

平元新道はよく整備されていて歩きやすいです。ただ階段が続くので,人によっては歩幅が合わずに苦手な人もいるかもしれませんね。

どんどん標高を稼ぐと,頭上の木々が低くなって明るくなってきます。稜線が近付いてくるこの感じ,いつもワクワクします。

稜線近し

稜線近し

そしてお地蔵さんのいる登山口から1時間で稜線に出ました!一気に展望が開けて,信越国境の山々が視界に入ります。

稜線に乗りました

稜線に乗りました

稜線に出るとすぐに平標山の家。11時25分の到着です。

今日の予定はここまで。2時間しか歩いてない(笑)。うちを出るのをもうちょっと遅らせてもよかったですね。

平標山の家に到着

平標山の家に到着

平標山は高山植物の宝庫として人気があります。今日も山の家はたくさんのハイカーで賑わっていました。

快適で眺めのいいテント場

平標山の家はとても気持ちのいいロケーションにあります。左を見れば,平標山から仙ノ倉山へ続くたおやかな稜線。草原と残雪が青空に映えています。

平標山〜仙ノ倉山の稜線

平標山〜仙ノ倉山の稜線

そして正面には,仙ノ倉山の向こうからエビス大黒の頭がイカつい顔をのぞかせています。

仙ノ倉山とエビス大黒の頭

仙ノ倉山とエビス大黒の頭

エビス大黒の頭をアップで撮ってみましょう。見ての通り,ゴツゴツした鋭峰です。

仙ノ倉山からエビス大黒の頭を越えて万太郎山へ至る区間は強烈なアップダウンを伴っており,この縦走最大の難所です。

エビス大黒の頭

エビス大黒の頭をアップで

一通り眺めを楽しんでから,テント泊の受付をします。

ここ平標山の家のテント場のキャパは十数張り程度でしょうか。そんなに大きくはないですね。それでもこの日はそんなにぎっちりではありませんでした。

テント設営完了

ここが今日のお家

テント場のすぐ脇には,「縁結び」と書かれた石があります。山の上で縁結びとは珍しい。僕も有村架純ちゃんと出会えるように,一応お祈りしておきました。

縁結びの石

縁結びの石

平標山を往復してきます

テントを設営してもまだお昼過ぎ。のんびりお昼寝していたんですが,日光に照らされたテントの中は暑い!

時間が余るので,平標山に登ってきましょうかね。

テント場から平標山までは標高差約350 m,45分ほどの道のりです。整備された快適な道を登って,程なく登頂。

苗場山

平標山から苗場山を望む

西側には苗場山が間近に見えて印象的です。この山の頂上部には,広大な高層湿原が広がってるんですよね。一度行ってみたいと思いつつ,まだ実現していません。

東側には,仙ノ倉山へと続く縦走路が伸びています。明日はこの道を延々と歩いて谷川岳へ向かいます。

縦走路と仙ノ倉山

縦走路と仙ノ倉山

それでは「偵察」が無事済んだので,テントに戻るとしましょうか。

暑い日だったので,山小屋でビールを買って飲みました。最近は,山ではビールを飲まないでいたんですけどね(トイレに行きたくなるので)。美味かった!

 

2日目:花に彩られた,長大な稜線を歩く

朝の平標山と仙ノ倉山––花咲く稜線

2日目。この日はいよいよ主脈稜線を歩いて,平標山から谷川岳へ歩きます。ずっと上越国境(群馬県と新潟県の県境)に沿ったトレイルになります。

2時20分起床。まあまあよく眠れました。テントを撤収しているとパラパラっと雨。レインウェアを着込んで,3時50分,薄暗い中をスタートです。

まず,再び平標山(1984 m)へ登ります。ヘッドランプをつけて登山道を辿り,50分ほどで難なく登頂。

テーブルマウンテン・苗場山

朝の平標山から苗場山

夜明けの時間帯ですがまだ雨が残っており,ゴールデンアワーにならなかったのは残念。

それでも写真を何枚か撮ったら,次のピーク,仙ノ倉山へ向かいます。平標〜仙ノ倉の間は,木道が敷かれた緩やかなトレイルです。

朝の稜線を

朝の稜線を歩く

この辺りで雨が上がったのでレインウェアを脱ぎます。あたりは山の稜線と水蒸気が織りなす景観。

水蒸気にけぶる山並

水蒸気にけぶる山並

以前何かで「日本の風景は水蒸気でできている」というのを読んだことがあります。温暖湿潤な気候が作り出す光景。お米の国の,山の景色です。

少し歩くと,登山道の両側に見事なハクサンイチゲの群落が広がっていました。これはすごい!

ハクサンイチゲと仙ノ倉山

ハクサンイチゲと仙ノ倉山

豪雪地帯の山では,雪が消えるといっせいに花が咲き競います。この季節の山歩きは,花を訪ねる旅でもあります。

道は鞍部を過ぎて,仙ノ倉山への登りに入ります。振り返ると,端正な円錐型の平標山。

雪があまり残っていませんが,やっぱり暖冬だった影響でしょうかね?

平標山を振り返る

平標山を振り返る

ゆるやかに登り,「前仙ノ倉山」という金属プレートが置かれたピークを超えると,仙ノ倉山が近づいてきます。アップダウンがありますが,まだこの辺は序の口。

もうすぐ仙ノ倉山

もうすぐ仙ノ倉山

ガスが流れ,日差しが差したり陰ったりするようになってきました。足元には相変わらずハクサンイチゲがきれいです。

ハクサンイチゲ

ハクサンイチゲ

ハクサンイチゲ

白い花に混じって,ハクサンコザクラのピンク色がいいアクセント。チングルマも咲いていますね。

ハクサンイチゲ,ハクサンコザクラ,チングルマ

ハクサンイチゲ,ハクサンコザクラ,チングルマ

平標山から約1時間で仙ノ倉山(2026 m)に到着。

ここは谷川連峰の最高峰です。当然この縦走における最高点でもあるわけですが,ここからずっと下り基調で楽に歩けるかというと,そうは問屋がおろしません。むしろ縦走の核心部はここから始まります

ガスが流れる縦走路

ガスが流れる縦走路

行く手の稜線にガスが流れます。ガスの切れ目から,激しいアップダウンを伴った稜線が見え隠れしていますね(汗)。

エビス大黒の頭と万太郎山へのキツい道

少し休憩したのち,歩みを先へ進めます。程なくしてガスが流れ,行手の縦走路が姿を現しました。

足元のハクサンイチゲはきれいだけど,その先は険しい…。写真右のとんがった山はエビス大黒の頭,その先に続くボリュームある山は万太郎山ですね。

ハクサンイチゲとエビス大黒の頭,万太郎山

ハクサンイチゲとエビス大黒の頭,万太郎山

ここから万太郎山までの間は,この縦走の核心部。仙ノ倉山から最低鞍部の毛渡乗越まで500 m下り,続いて万太郎山まで400 m登ります。しかも途中で鋭峰・エビス大黒の頭を越えていく必要があります。

ここは気合を入れていかないと!

まず仙ノ倉山から百数十メートル下ると,エビス大黒の頭との鞍部に達します。ここに小さなカマボコ型のシェルターが立っています。これがエビス大黒避難小屋

エビス大黒避難小屋

エビス大黒避難小屋

谷川岳の稜線には,こういうカマボコ型の避難小屋がところどころに立っていますが,いずれも狭くて,快適な宿泊は期待できません。文字通り,天候が急変した際の避難先ということですね。

続いてエビス大黒の頭への登り返し。難しいところはありませんが,右側は切れ落ちた崖なのでつまづいたりしないように気をつけていきます。

慎重に進んで7時20分,エビス大黒の頭に到着。

エビス大黒の頭に到着

エビス大黒の頭に到着

振り返ると,仙ノ倉山が大きな山体を横たえています。

一方行く手には,万太郎山が遠い…。いやその前に,毛渡乗越への下りがまだ残っていますね(汗)。

エビス大黒の頭から万太郎山

エビス大黒の頭から万太郎山を望む

エビス大黒ノ頭の下りは急降下。振り返ると,さっきまで立っていた岩峰が,頭上に覆い被さるように見えています。

エビス大黒の頭

エビス大黒の頭を振り返る

下りに下って,最低鞍部の毛渡乗越に到着。昨日からがんばって登った標高を,一気に500 m失いました。縦走登山の宿命とはいえ,地団駄を踏みたくなります(笑)。

今度はここから400 mの登り返しです。いやあ,キツいっす

それでも登山道の脇にはウラジロヨウラクなどが咲いていて,束の間の癒しを与えてくれます。

ウラジロヨウラク

ウラジロヨウラク

尾根の段差を一段上がったところに再びカマボコ型のシェルターがあります。越路避難小屋です。この辺りで一泊できれば,主脈縦走はもう少し楽なんですけどね。

越路避難小屋と仙ノ倉山

越路避難小屋と仙ノ倉山

道はなおも続きます。小さなアップダウンをこえて,万太郎山への登りに入りました。

キツいとか何とか文句を言いながらも順調にきているので,三脚を立てて自撮りをかましておきます(笑)。

万太郎山への登りに入ります

万太郎山への長い登りに入ります

万太郎山の頂上稜線に上がってからもう一枚。次の頂上は,まだ遠いですね。

万太郎山頂上稜線

万太郎山頂上稜線で自撮り

この辺りにはハクサンイチゲはあまり咲いておらず,かわってヨツバシオガマの花が目立つようになりました。この植生の違いはなぜなんだろう。

ヨツバシオガマと仙ノ倉山

ヨツバシオガマと仙ノ倉山

さて,毛渡乗越からの長い登りをこなして,ようやく万太郎山(1956 m)に登頂です!

振り返るとエビス大黒の頭と仙ノ倉山。いかに大きく下って大きく登り返すのか,よくわかります。

逆コースだと縦走後半にこの光景を見るから,けっこう絶望的な気分になるんだよね。

万太郎山から仙ノ倉山を望む

万太郎山から仙ノ倉山を望む

一方,これから歩く稜線はこちら。これから越えていく峰々の向こうに,ゴールの谷川岳が見えてきました…まだまだ遠いけどね。

縦走後半

縦走後半はこんな道

ここ万太郎山は,縦走のほぼ中間点。大休止をとって,ブランチにしました。アブに両耳を刺されて,福耳になっちゃったヨ! 福耳万太郎と呼んでね。

最近よく食べてる行動食。抹茶味が好きです

大障子の頭,小障子の頭を越えて

エネルギー補給をして,後半戦に入ります。左手には谷川岳から一ノ倉岳,茂倉岳へと続く馬蹄形稜線が見えます。あっちも素晴らしい景色だったなあ。

谷川岳が見えてきました

谷川岳が見えてきました

そしてこれから辿る尾根がこちら。…まだまだアップダウンがエグいですなあ。

アップダウンがエグい

あいかわらずアップダウンがエグい

三たび標高を落とし,今度は大障子の頭への登りに入ります。ここはけっこう急で岩場が断続するので,気をつけていきます。

大障子の頭へ

大障子の頭への登り

大障子の頭から振り返る万太郎山は,ボリュームある山容が迫力満点。ちょっとガチャピンに似ていますが。

大障子の頭から万太郎山

大障子の頭から,間近に万太郎山

このピークからゆるゆると下ってゆき,続いていくつかの小ピークを越えると,大障子避難小屋があります。

大障子避難小屋

大障子避難小屋と縦走路

ここは稜線上のカマボコシェルターの中では一番大きく(とは言っても収容人数は7–8人ですが),過ごしやすいところかと思います。この場所に山小屋やテント場があったら最高なんですが。

振り返ると大きな万太郎山。だいぶ歩いてきました。人の足ってすごいね。

小障子の頭から万太郎山

小障子の頭から万太郎山を振り返る

小障子の頭で2度目のブランチ。食料と水を消費して,ザックが軽くなっていきます。

ピークはあと一つ,オジカ沢の頭へ

次に向かうピークは,オジカ沢の頭。谷川岳から間近に見える,カッコいい山です。

これを越えれば,残すは谷川岳本体のみになります。

オジカ沢の頭へ

次はオジカ沢の頭へ

縦走路の右には,俎嵓(まないたぐら)山稜が見えています。谷筋は残雪のゼブラ模様。もうちょっと早い時期だと,残雪が豊富でもっときれいなんだろうけど。

俎嵓方面

俎嵓方面は雪渓がゼブラ模様

振り返ると万太郎山がだいぶ遠くなりました。美しい稜線です!雲がかかって万太郎山が影になっているのが,写真的には残念ですが。

万太郎山が遠くなる

振り返ると万太郎山が遠くなる

やがて道は登りに入り,草原に続く道を黙々と登っていきます。頭上には雲が流れて,晴れたり翳ったり。

オジカ沢の頭への登り

オジカ沢の頭への登り

その途中で左を見ると,一ノ倉岳・茂倉岳から土樽駅に続く長大な尾根が一望できます。この尾根には「茂倉新道」が刻まれています。

茂倉岳と一ノ倉岳

茂倉岳と一ノ倉岳

さっき万太郎山にかかっていたガスが,こちらまでやってきました。頭上がちょっとどんよりしてきましたよ。SCW気象予報の通りですが。

オジカ沢の頭頂上直下には,またまた小さな避難小屋があります。

オジカ沢の頭避難小屋

オジカ沢ノ頭避難小屋

避難小屋の中を覗いてみましょうかね。こんな感じ。

狭いけど,マットを敷けば秘密基地っぽく過ごすことができそうです。ちょっと傾いてるけどね。

オジカ沢の頭避難小屋内部

オジカ沢の頭避難小屋内部

小屋の前には,俎嵓へ続くうっすらした踏み跡があります。縦走路から外れているので今回は行けませんが興味津々です。藪漕ぎ必須だし滑落注意だけどね。

そちらの踏み跡を見送って登山道を辿り,オジカ沢ノ頭に到着。

オジカ沢の頭到着

オジカ沢の頭到着

ここまでで約8時間行動しています。そろそろ疲れてくる頃ですが,このあと要注意箇所があるので集中していく必要があります。

またこの場所からは,オジカ沢源頭部の岩肌が大迫力。ここを登攀するのは,エキスパートだけに許された世界です。

オジカ沢源頭部

オジカ沢源頭部の岩肌

オジカ沢の頭ピークを過ぎると,両側が切れ落ちた痩せ尾根になります。谷川岳から見る象徴的な風景↓(写真中央がオジカ沢の頭)を見ても,この山の尾根が切れ落ちているのがよくわかるかと思います。

谷川岳から見るオジカ沢の頭と俎嵓

谷川岳から見るオジカ沢の頭と俎嵓(去年撮影)

途中に出てくるクサリ場は,短いながらも「落ちたらさようなら〜!」な所なので慎重に。もちろんここはストックをしまって通過します。

マツダランプ

「肩の小屋より1000 m」

クサリ場を通過すれば,あとは谷川岳への道を辿るのみ。「マツダランプ」の道標が「肩の小屋まで 1000 m」であることを教えてくれます。うーん,山道の1000 mは短くはないけどね。

最後のピーク,谷川岳へ

長い道のりでしたが,縦走もフィナーレが近づいてきました。最後の斜面を黙々と登ると,谷川岳肩の小屋が見えてきました!

肩の小屋が見えてきた!

肩の小屋が見えてきた!

再びガスが流れて,青空が見えてきています。谷川岳が「おつかれっ!」と迎えてくれているのかな?

肩の小屋前にザックをデポして,カメラだけ持ってトマの耳へ向かいましょう。

トマの耳で自撮り

トマの耳で自撮り

13時55分,谷川岳トマの耳(1963 m)に到着です。主脈縦走路を振り返って,自撮りしておきましょう(笑)。縦走路にはまだガスがかかっているみたいですね。

東尾根と朝日岳方面

東尾根と朝日岳方面

これまで見えていなかった朝日岳方面の稜線が,東尾根の向こうに見えます。去年はこの稜線を「馬蹄形縦走」で歩きました。

左を向けば,オキの耳の見慣れた姿。

トマの耳からオキの耳を望む

谷川岳トマの耳からオキの耳を望む

双耳峰・谷川岳の最高点は,おとなりオキの耳だから,そっちにも行っておきましょうかね。15分くらいで行って来れます。

ハクサンコザクラ

ハクサンコザクラ

この辺りでまた花が増えてきました。ハクサンコザクラのピンク色が,疲れた体を癒してくれます。

オキの耳山頂標

オキの耳山頂標

そしてオキの耳(1977 m)到着。ここが最後のピーク,もう登りはありません。いやあ,タフな縦走路でした。よく歩いてきました!

朝日岳とここを隔てる湯檜曽川の谷は深く,すばらしい高度感を感じることができます。

オキの耳から朝日岳

オキの耳から朝日岳

こちら振り返るトマの耳。深く切れ落ちているのは,マチガ沢の源頭部です。ここも去年より残雪が少ないですね。

オキの耳からトマの耳

オキの耳からトマの耳

さて,そろそろいい時間です。下りにかかりましょうか。

まず肩の小屋まで行って,下山に備えて行動食をとることにしましょう。

谷川の鐘と俎嵓

谷川の鐘と俎嵓

俎嵓を眺めながらベースブレッドを食べて腹ごしらえしました。食料も予備を残して食べ尽くし,ザックがさらに軽くなりました。

天神平へ下山します

下山を開始した時点で14時45分。ロープウェイの最終は17時です。十分間に合いますが,どんどん下って行こうと思います。滑りやすい蛇紋岩が黒光りしているので,そういうところはあまり飛ばせないけどね。

ツツジが咲きかけ

ツツジが咲きかけ

急ぎ足で下ったので,道中の写真はあんまりありません。ツツジがきれいだったくらいかな。

ところどころクサリが張られている道を下ったあとは木道を歩いて,16時ちょうどに天神平に到着しました。これで本当に縦走はおしまいです。おつかれさまでした!

天神平に到着!

天神平に到着!

天神平でチケットを買って(1800円です),ロープウェイに乗り込みます。

文明の利器は偉大で,標高差600 mをあっという間に下ってくれます。わーいロープウェイ!さん太ロープウェイだーいすき!

谷川岳ロープウェイ

ロープウェイは楽ちん楽ちん!

谷川岳ベースプラザでコーラを飲んで,木綿のTシャツに着替えてバスでみなかみ駅へ。あとは鈍行列車に揺られてお家に帰りました。

おわりに

やっぱりこの季節の谷川連峰はいいですね。ただ平標→谷川の方向に歩くと午前中は逆光になり,写真が撮りにくいかも。来年は同じコースを逆に辿ってみようかな?なんて考える今日この頃です。

あー,ハクサンイチゲは東北の山で見るのもいいなあ。

ハクサンイチゲ

今回は非常にタフな縦走でしたが,テント泊装備を背負って10時間超の行動ができることを確認できたのでよかったです。

これで夏山はなんとかなるかな?梅雨の晴れ間に,もう一回くらい日帰り登山をしておきたいかも。

 

登山記録

 1日目 2024 6月15日

平標山登山口 (9:25) - 林道終点 (10:25) - 平標山の家 (11:25) 
平標山の家 (15:05) - 平標山 (15:40-15:45) - 平標山の家 (16:20)

休憩を除いた総行動時間 3時間10分

 2日目 2024 6月16日

平標山の家 (3:50) - 平標山 (4:40-4:50) - 仙ノ倉山 (6:00- 6:15) - エビス大黒避難小屋 (6:50) - エビス大黒の頭 (7:20-7:25) - 毛渡乗越 (8:20-8:25) - 万太郎山 (9:40-10:00) - 大障子の頭 (10:50) - 小障子の頭 (11:30-11:45) - オジカ沢の頭 (12:30-12:35) - 谷川岳肩の小屋 (13:45-13:50) - 谷川岳トマの耳 (13:55-14:05) - 谷川岳オキの耳 (14:20- 14:25) - 肩の小屋 (14:40-14:45) - 天狗のたまり場 (15:05) - 熊穴沢避難小屋 (15:27) - 天神平 (16:00) 

休憩を除いた総行動時間 10時間30分

 

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