sunsun fineな日々

子育てしながら,山を歩いたり星を見たり料理したり写真を撮ったり

失敗写真を振り返って,今後の写真撮影に活かしたいと思っている話

エナガ


このブログは特に「写真ブログ」と名乗ってるわけじゃないんですが(…実はそう言えたらちょっとうれしいw),写真を撮るのは好きですし,きれいに撮れたらうれしいですね。

山に登ったり,野鳥を撮ったり…いろいろ撮ってるんですが,あとから見返してみて「うーん…」てなることも多々あります。

中でも「あー,ここに気をつければもっとよかったな」って歯噛みしている写真がいくつかあります。それで「失敗写真の振り返り」として,どこが悪かったのかを整理してみたいと思います。今後に生きればいいなあと思いまして。

新年早々「失敗」の話で,ちょっと冴えないけどね。

お題 その1「北岳のご来光」…絞り過ぎ問題

一つめはこれです。南アルプスを縦走した時に,朝イチで中白根に登って,ご来光に染まる北岳を撮りました。

北岳ご来光…絞り過ぎじゃ!

まずですね,前日の昼間に,レンズにつけていたCPLフィルターを外すのを忘れていましてね。もうこれはホントにしょうもないミス。

ただレンズを太陽に向けているシチュエーションだったので,iso感度が125までしか上がらずにすみました。気をつけないと…。

それから太陽の光条をハッキリ出したくて,F16 まで絞ったんですけどね。そのせいか,北岳本峰の岩肌が あまりキレよく写っていないように感じます。回折ボケですね。

そもそも光条も,ちょっと大げさに出過ぎたような気がします。不自然だよね。

ここはあまり考え過ぎず,F8くらいに留めておくのが正解だったなあ。

お題 その2「ハクサンイチゲと万太郎山」…逆に,もっと絞るべきだった問題

谷川岳主脈を縦走した時に,仙ノ倉山付近から撮った万太郎山方面。この時はハクサンイチゲが見頃を迎えており,花を前景に縦走路を撮りました。

ハクサンイチゲと万太郎山…もっと絞り込むべきだった

ハクサンイチゲと万太郎山…もっと絞り込むべきだった

逆光で遠景のコントラストがあまり出なかったことは,まあ置いといて。

これはさっきと逆で,もう少し絞るべきだったなと思っています。撮影時の絞りは F7.1。計算上,解像度が最もよくなりそうな値にしていたんですけどね。手前の花がボケすぎちゃったな。

もう少しパンフォーカスになるように,F9 〜 11 くらいまで絞ってもよかったかなと思っています。

今後に生かすとすると,こんな風に高山植物や岩を前景に入れて山の風景を撮影するときは,"絞り込む"ことを念頭に撮りたいと思います。絞りを何段階か変えながら撮っておくのも手かもね。

お題 その3「チングルマの花穂と池塘」…もっと寄るべきだった問題

次はこれ。立山縦走の時に,別山あたりで撮った「チングルマの花穂と池塘」。近景としてチングルマの花穂を入れ,その向こうに雪溪と池塘,そして遠くに後立山連峰。

チングルマと池塘…もっと寄るべきだった!

チングルマと池塘…もっと寄るべきだった!

これね,うまく撮れてたら絵になっただろうなあと思ってるんですよ。逆光で雪渓やチングルマが光ってるのがいい感じだし。

でもね,もう一方踏み出して,もっとチングルマに寄って撮るべきだったなあと大反省しています。そうすれば画面の「奥行き」がもっと表現できたなあと。

…写真は2次元だから,奥行き方向…遠近感を出せるようにって意識はしてるんですけどね。まだまだですなあ。

お題 その4「穂高の夜明け」…もうちょっと広く撮りたかった問題

お次はこれ,「穂高の夜明け」。大キレットを越えてきた翌朝,穂高岳山荘のテント場から涸沢岳に登ってご来光を迎えました。画面右のツインピークは北穂高岳,遠くに槍ヶ岳。

穂高の夜明け…もう少しだけ広く撮りたかった

穂高の夜明け…もう少しだけ広く撮りたかった

これはいい瞬間を撮れたと思ってるんです。雲の流れは速かったけどいい感じ。光もよかったし。

ただ…もう少しだけ広く撮りたかったかなあ。これ,標準ズームレンズの広角端 16 mm (フルサイズ換算 24 mm 相当) で撮ったんですけどね。

ブログで見るとそう悪くないような気もするんですが,プリントすると左右が少し切れて,かなり狭く感じます(デジタル写真では長辺:短辺が 1.5 : 1,プリントでは 1.41 : 1 (1.41 は√2ね) なので左右が切れます)。

このときは他に12 mm (FF換算 18 mm 相当) の単焦点レンズしか持っていってなかったので,しょうがないと言えばしょうがないんですが。その後購入した超広角ズームが,この時にあったらなあと思う次第です,ハイ。

 

お題 その5「飛び立つエナガ」…シャッタースピードをもっと上げておくべきだった問題

次は野鳥写真です。

ある日公園で野鳥を撮っていると,目の前の木にエナガの群れがやってきました。エナガはすばしっこいので,泡を食って それまでの「止まっている鳥を撮る」設定のまま撮り続けていたんです。

野鳥撮影はシャッター速度優先モードで撮ります。この時の設定は ss 1/640 秒。

そうこうしていると,目の前の枝に止まったエナガが,飛び立つ瞬間を捉えることができました!

飛び立つエナガ…シャッター速度が遅すぎた

飛び立つエナガ…シャッター速度が遅すぎた

ところがシャッター速度が遅すぎた。1/640 秒では飛び立つエナガの動きを止めることができずに,被写体ブレが目立つ写真になってしまいました。絶好のチャンスだったのに…。

「飛びもの」を撮るときは,最近は多少のノイズには目をつぶって,1/3200 秒を基本に撮影しています。

エナガの動きがすばしっこいので僕も慌ててしまって,飛翔シーンに備えた ss に切り替えることができなかったんですね。…と反省して,最近は設定をこまめに切り替えながら撮ることを心がけています。

お題 その6「かわいいサクラジロー」…瞳にピントが来ていなかった問題

仕事先に河津桜の木があって,春になると花の蜜を吸いにやってくるメジロ=サクラジローを撮るのが楽しみです。

これ,かわいく撮れた写真の一つなんですけどね。微妙〜にピントが外れている…ピントがメジロの体に行っていて,瞳にガチピンじゃないんですよね。

メジロの瞳にガチピンじゃない

メジロの瞳にガチピンじゃない

このときはα6400を使っていて,フォーカスエリアを「フレキシブルスポット S」でメジロにピンポイントでフォーカスを合わせていたんですけどね。α6400には「鳥瞳フォーカス」の機能が付いていなかったから仕方がないかな…。

その後 AI認識による「鳥瞳フォーカス」がついた α6700 に乗り換えたので,ちゃんと野鳥の瞳を捉えてくれます。

α6700 は野鳥の瞳を捉えてくれる

α6700 は野鳥の瞳を捉えてくれる

これを使って,この春にもサクラジローを撮るのが楽しみです。

お題 その7「小沢の桜と天の川」…もっと桜に寄りたかった問題

次は星景写真です。福島県田村市の「小沢の桜」と天の川。ここは近くのビニールハウスの照明が桜にも当たって,特にライトアップしなくても夜桜が写るんですよね。

小沢の桜と天の川…もう少し桜を大きく写したかった

小沢の桜と天の川…もう少し桜を大きく写したかった

使ったのは焦点距離 12 mm (FF換算 18 mm), F2 の単焦点レンズ。天の川はそれなりに広く写すことができたんですが,桜をもう少し大きく写せたらもっとよかったですかね。

でもね,ここは三脚を立てた場所と桜との間に畑が広がっていて,それ以上前に出ることができなかったんです(畑に足を踏み入れるようなことは絶対しない!)。

だから「失敗」というべきではないのかもしれませんが…。今だったらその後購入した広角ズーム (11–20 mm, F2.8 通し) を使って,16 mm くらいで撮るかなあ。

ちなみに 16 mm 相当の画角にトリミングしてみると,こんな感じ。

これくらいで撮りたいですかね

これくらいで撮りたいですかね

機材は大切ということですかね。チャンスがあったら,またいつか行ってみようと思います。

お題 その8「北岳山荘テント場から天の川」…もう少しカメラを上に向けておけばよかった問題

星景写真を撮るとき,地上景と星空をどんな割合で画面に入れるかはいつも悩みます。個人的には「地上景をもっと入れておけばよかった」が多いんですけどね。

北岳山荘の天の川…もっとカメラを上に向けるべきだった

北岳山荘の天の川…もっとカメラを上に向けるべきだった

そんな思いを念頭に,北岳山荘のテント場で撮った天の川。うーん…でもこれは,もっとカメラを上に向けた方が良かったかなあ。地上部,下の方が何もない無駄な空間になってしまっているよね。この辺りにでっかい岩でもあったらよかったんだけど。

星景写真を撮るときはまわりが真っ暗だから,構図を決めるのが難しいけどもっとよく考えて撮ろうっと。山の上で撮るときは寒くて,早く撮り終えてシュラフに入りたいと思うんだけどね。

思いのほかよく撮れた写真もあります

「失敗写真」ばかりあげて終わるのもアレなので,「あとで見てみたら,思いのほか良かった写真」も上げておこうかな (^ ^;)。

悪沢岳から見た,朝の富士山

南アルプス・悪沢岳から見た朝の富士山。

南アルプス・悪沢岳から朝の富士山

南アルプス・悪沢岳から朝の富士山

さっきの繰り返しになるけど,風景を撮るときは,いかにして奥行きを感じさせるかを一つのポイントにしています。これは悪沢岳の岩がゴツゴツしている光景と,遠くに見える富士山と,その間を埋める雲海がレイヤーになって,けっこう良かったかなと思っています。

お気に入りなので,いま自分のPCの壁紙になっています (^◡^)。

仙塩尾根・新蛇抜山から見た間ノ岳と農鳥岳

これはホントに「思いのほか」良かったかなと思ってる写真です。昼間でトップ光だったから,そんなに期待しないで撮ったんですけどね。

新蛇抜山から間ノ岳と農鳥岳

新蛇抜山から間ノ岳と農鳥岳

この山域の山深さとスケールの大きさが感じられる写真になったと思います(←自画自賛で恥ずかしいけど)。

手前の木の根っこが,風景の奥行きを感じさせるのに効いてるかな。ちょっと霞がかかったような天気で遠くの山が霞み気味なのも,「空気遠近法」になって結果的に良かったかも。

個人的には,この写真を見ると,この縦走がしんどかったことを思い出して,変な汗が出ちゃうんですけどね (^ ^;)。

八ヶ岳のテント場とオリオン

さっき「星景写真では地上部と星空の割合に悩む」って書いたけど,これはうまく行った例です。八ヶ岳・行者小屋のテント場で撮った「テントサイトとオリオン」。

行者小屋のテント場とオリオン

行者小屋のテント場とオリオン

これは自作の赤道儀を使った「新星景方式」で撮ってまして,4枚スタックしたうちの一枚は,星座を目立たせるためにソフトフィルターを使用して撮っています。

またテントの明かりが白飛びしないように,地上部は露光時間を数段階に変えて何枚か撮ったものを組み合わせてスタックしました。

その結果,テント場の夜の雰囲気が出せたかなあと,けっこう気に入っています。

 

おわりに

いくつかの失敗写真を取り上げていろいろ書いてきました。"取り上げるにも値しない" しょうもない写真も量産してるけど,そこは見逃してね (^ ^;)

野鳥はもちろん,いろんな風景も一期一会だなあと思います。こんな "反省" を活かしながら,これから少しでもきれいな写真を撮って行けたらいいなあと思っています。

 

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本文と関係ないけど,いちごが旬を迎えつつありますね。こちらは失敗なしです。