以前から欲しいと思っていたα6400用の単焦点標準レンズ,sony SEL35F18 (E35 mm F1.8 oss) を買いました。α6400はAPS-Cサイズのセンサーを搭載したカメラなので,これは35 mm換算で52.5 mmの,いわゆる標準レンズになります。標準域は一応ズームレンズでカバーできているのですが,背景をボカして撮りたい時が結構あるのと,もう少し解像度が欲しいと思う時があって,単焦点レンズを購入したというわけです。
シグマのレンズと迷いました
「α6400で使える標準域の単焦点レンズ」にはもう一つ,シグマの 30 mm F1.4があります。
レンズの購入にあたって,ソニーとシグマ,どちらのレンズにするか迷いました。とてもとても迷いました。比べるとホントに一長一短なんですよね…。まとめるとこんな感じ。
Sony E35 mm F1.8 oss |
Sigma 30 mm F1.4 DC DN |
|
焦点距離 | 35 mm(換算 52.5 mm) | 30 mm(換算45 mm) |
開放F値 | F1.8 | F1.4 |
手ぶれ補正 | あり | なし |
重さ | 154 g | 265 g |
実売価格 | 38,000 円前後 | 31,000 円前後 |
シグマの方が開放F値が明るいのでよくボケそうです(ただし焦点距離が少し短いので,そこまでの差はないかもしれません)。星撮りの際にもF1.4の明るさは強い味方になりそう。でもこの焦点距離で星を撮ることはあまり多くなさそうなので,あまりこれは考えなくてもいい…のかなあ。
一方 Sonyの方が軽く,手ぶれ補正もついている。価格はシグマの方が安い。あと,シグマのレンズはすごく解像度がいいという評判も見かけますが,Sonyの方も悪くはなさそう。うーん…。
一番の違いはやっぱり手ぶれ補正の有無ですよね。単焦点レンズを使って撮りたいものの一つに,食べ物の写真があります。僕も美味しそうな食べ物を撮って,「映え〜♪」ってやってみたい (^ ^) そうすると必然的に室内での撮影が多くなるので,手ぶれ補正があった方が良さそうな気がします。
そしてSonyのレンズの方は154 gという軽さ。これなら山に行くときに「こいつもザックに入れて行こうかな」と気軽に持っていけそうです。山では高山植物を撮るときなんかに使いやすいかな。
そんなこんなで散々迷った末に,Sonyの方に決めました。消費税が上がる前に買っちゃいたかったので,いつまでも迷っているわけにいきませんし。もし僕のカメラが,ボディ内手ぶれ補正のついたα6500とかα6600だったら,シグマの方を選んだかもしれません。
レンズが届きました
レンズをネットで注文したら,都内のお店からの発送だったので,翌日に届きました。早いですね。ネットの口コミには,このレンズはテカっていて見た目が安っぽいという書き込みもありました。実物を見ると確かにテカってはいますが,僕はそれほど気にはなりませんでした。
実際にカメラに装着してみると,黒いレンズがボディにマッチして,悪くないと思います。そして期待した通り,とても軽くて持ち運びが楽そうです。オートフォーカスも速く合焦して,使い勝手はとてもいいですね。
撮ってみました
開放F値が1.8のレンズということで,やっぱり絞りを開けて,背景をぼかして撮りたくなりますね。まだ届いたばかりでほとんど使っていないのですが,新しいものを手にしたうれしさで,わけもなく何枚か撮ってみました。
こんなのとか
こんなのとか
こんなのとか
こんなのとか。
やっぱりよくボケてくれます。
さっきも書いたように,このレンズで食べ物の写真を撮りたいのですが,そのほかにも花や仏像(お地蔵さまや道祖神)などもこのレンズで撮りたいと思っています。どちらかというと,風景よりも目の前にあるものを撮るという感じかな。
一方,絞って撮るとこんな感じ。
そんなに高価なレンズではありませんが,キットのズームレンズに比べるとやっぱり解像感がいいのがわかります。
おわりに
いわゆる標準レンズということで,ファインダーをのぞいた時に画角にスッと入れるのも気持ち良いです。
これからこのレンズを使っていろいろ撮ってみたいです。そして同時に,この画角を生かした撮り方も身につけていけたらいいなと思っています。
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