
二本松市の東側,旧岩代町,東和町は標高が高く,桜が市街地よりも1週間程度遅く開花します。そしてこの地域の桜は山里に花を咲かせ,私たちに「原風景」を見せてくれます。
去年の春は岩代地区の日向の人待ち地蔵桜と箱石の追猪の桜を見に行ったのですが,どちらもとても良かったんですよね。
それで今年は,近くの梅沢の山桜を見てきました。こちらもすごく良かったです。
夜明け前に桜を訪ねる
梅沢の山桜は,旧岩代地区の山間部に咲くエドヒガンの一本桜です。「山桜」という名前ではありますが,それは山の中に咲く桜という意味で,品種が山桜ということではありません。
桜の場所には,夜明け前に着くように出発します。日の出のゴールデンアワーに,桜の写真を撮りたいのです。

梅沢の山桜に到着しました。夜明け前のブルーアワー。まだ薄暗い空に,桜を見守るように月が照っています。
薄暗がりの中でも,大きな桜の存在感が感じられますなあ。
桜は斜面に悠然と立っています。空がだいぶ明るくなってきました。

朝日を浴びる梅沢の山桜
この日の日の出は5時ちょうどくらい。でもこの場所は山に囲まれているからか,なかなか桜に光が当たりません。
寒い中,その時を待ちます。そして…
キター!桜に日の光が当たりはじめました。

これが梅沢の山桜。山の中の傾斜地に咲く,孤高の桜です。桜はちょうど満開,すごい存在感。
この桜は特徴的な樹姿をしており,見る角度によってその形を変えます。桜に近寄ることはできないんですが,ぐるっと回ってみましょうかね。
左に回ると上に伸びた枝が目立って,ちょっと縦長の桜に見えます。個性的ですなあ。

背後に回って,ボリュームあるその姿を画面いっぱいに写してみます。うーん,見事だなあ。

斜面に立つ孤高の桜
桜が立つ斜面の下へ降りる小道があります。ちょっと下ってみましょう。
こちら側から見ると,かなりの大木であることがわかります。東側に森があるから,まだ桜の上の方にしか光が当たっていないですね。

下から見上げると,桜はその枝を豪放に広げているのがわかります。支えもなしに,すごいですね。

光で満たされていく山里
すこしずつ陽が高くなっていきます。それとともに,静かな山里が光に満たされていきます。

僕がここにいた時,他にいたのは一人だけ。人知れず咲いているこんな桜と対峙して過ごしていました。なんて贅沢な時間でしょうか。

期待通りの,素晴らしい桜でした。
ただ標高が高いだけあって,日の出を待つ時間は寒かったな (^ ^;)。
おわりに
短い記事で,また同じような写真が続きましたが,存在感のある桜と素敵な場所で,素晴らしい朝を過ごすことができたので (^ ^)。
岩代地区の桜は,去年訪ねた日向の人待ち地蔵桜,箱石の追猪の桜とこの梅沢の山桜,いずれも自然のままに咲いている雰囲気があって,素晴らしいと思いました。



本当は東和・岩代地区で他の桜も回るつもりだったんですが,時間切れでここだけになりました。このあと郡山の桜を見て,再びこの辺に戻ってくる予定だったけど,ちょっと無理がありましたかね。
また来年。楽しみが続くからヨシ!
撮影 2025年4月17日
今年(2025年)の福島桜めぐりの記事



