荒川の河畔でホタルを見た夜は,そのまま福島にお泊りしました。そしてその翌日,慈徳寺に紫陽花を見に行ってきました。
慈徳寺は前日見てきたばかりの荒川ホタルの森の近くです。福島駅東口からバスに乗って,ホタルの森よりも少し先のあづま陸上競技場で下車します。
慈徳寺まで今日もてくてく
バスを降りたら今日もてくてく歩いて行きます。慈徳寺までは周りに田んぼが広がるのどかな道を15分くらいでしょうか。のんびり歩いて行くと,途中に「原のかんのんさま」という小さなお堂があったので手を合わせました。お堂はいくつもの道祖神に囲まれていて,脇に咲いている紫陽花もきれいです。
歩いていると頭の上をツバメがが飛んでいきます。慈徳寺が建っている山には靄がかかっていてそこだけ幻想的な雰囲気。
紫陽花に囲まれた慈徳寺
山にさしかかって杉林の坂道を登って行くと慈徳寺に到着。お寺の本堂を取り囲んで紫陽花が満開です。これはきれい!
このお寺が有名なのは,何といっても樹齢450年の「種蒔き桜」でしょう。今は濃い緑に覆われていますが,樹姿がカッコよく,桜が咲いた時にはさぞ見事なんだろうなと思いました。
本堂は扉が閉まっていて,御本尊を拝むことはできませんでしたが,本堂横の小径を登って行くと,馬頭観世音や厄逃れ石仏などの,いい味の石仏がありました。
ところでこの日は平日だったためか,お寺を訪れている人は僕の他には誰もいません。終始静かにお参りして,お寺を後にしました。
おわりに
紫陽花見物をしたあと,あづま総合運動公園の中にある「民家園」にも行きたかったのですが,そろそろ東京に帰って晩ご飯を作らなければなりません (^ ^)
というわけで,慈徳寺をあとにします。慈徳寺は山の中腹にあるので,振り返ると田園風景が遠くまで広がり,気持ちのいい眺めです。その向こうに,立派なあづま陸上競技場。
再びてくてく歩いてバス停に向かいます。途中,もうハスの花が咲き始めている池もありました。
梅雨空の下でしたが,のんびりした気分での田園散歩となりました。さてさて,梅雨明けも近づいてきました。福島はいよいよ桃の季節です!
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