梅雨の頃。ジメジメが続きますが,こんな日々を癒してくれるのが紫陽花。
紫陽花は最近いろんな品種を見かけるようになって,近所でも楽しむことができますが,各地にある「紫陽花寺」を訪ねるのも楽しみです。
先日,福島市の紫陽花寺「陽林寺」を訪ねてみました。
陽林寺について
陽林寺は福島市の割と南の方にあります。市の中心部から,車で15分くらいでしょうか。
このお寺は「位作山」とも。伊達政宗の曾祖父である伊達稙宗によって,1513年に開かれたとされています。
現在,お寺の敷地及び建物全体が,福島市指定の史跡・名勝とされているとのことです。
アナベルとお地蔵さまがお出迎え
陽林寺に着くと,アナベルに飾られたお地蔵様がお出迎え。さすがに紫陽花のお寺です。どんよりした梅雨空ですが,お地蔵さまも気持ちが良さそうに見えます (^◡^)。
お寺で最初にくぐるのが,この山門。かっこいい建物ですが,人が多かったので上の方だけ。
境内に入ると,睡蓮の池。白い花が清楚でいいですね。
かわいいお地蔵さんの花手水
さて,まずお参りです。本堂に向かうと,花手水があります。
手水には紫陽花の花がいっぱい。紫陽花のブルーが,梅雨の境内に涼しげです。アヒルやカエルも浮いてるな(笑)。
花手水を見守るのは,可愛らしいお地蔵さんたち。にっこり微笑んでいらっしゃいます。かわいい。
花手水の隣には「恋地蔵」も立っていました。こちら女性のお地蔵さんなんでしょうか。可愛らしい表情はそのままに,頭にはベールをかぶってる?花束を持った姿が確かに「恋地蔵」という雰囲気です。
なんだかほんわかした感じのお寺ですなあ。
それではお参りを済ませたら,本堂裏手のあじさい山に行ってみましょう。
お寺の裏手には「あじさい山」
陽林寺本堂の裏手は小高い丘になっていて,その斜面には一面に紫陽花が咲き乱れています。
これはなかなかすごいですね!
紫陽花は,今がちょうど見頃のようです。いい時に来ることができました。ラッキー。
斜面につけられた遊歩道を巡っていると,蒸し暑さも忘れてしっとりとした気分になってきます。
あじさいに囲まれた古刹,いい雰囲気ですねー。
このあじさい山,時を忘れてしばらく歩きまわってました。
本堂には吊るし雛
「あじさい山」を巡ったあと,再び本堂に行ってみました。中を覗いてみると,おっ?吊るし雛!
吊るし雛は可愛らしくて大好きです。和傘もいい味を出しています。
吊るし雛は日本各地で飾られるようですが,福島でも飯野町の吊るし雛祭りが有名ですね。
仏さまと一緒に飾られている吊るし雛,味があります。ひな祭りの頃になったら,またこのお寺に来てみようかな。
またこの一角に,花手水のところにいた「にっこりお地蔵さん」のぬいぐるみ(?)がありました。
このお地蔵さんたち,陽林寺のシンボルキャラなのかな?ここでも紫陽花に囲まれて,楽しそうです。
ところでこのぬいぐるみ,誰が作ってるんでしょう?お寺の住職さん?
再び梅雨空の下へ
本堂を出て,参道を歩きます。降り始めた小雨の中,ガクアジサイも今が盛り。
紫陽花って,梅雨時の日差しが少ない時でも咲くのがちょっと不思議です。ベランダ園芸をしてると,日当たりを確保するのに苦労するからなおさらそう感じます。
山門をくぐって外に出ると,アナベルの見事な一角があって,ここは本当にきれいな紫陽花寺だなあとあらためて思いました。
おわりに
梅雨どきに楽しませてくれる紫陽花はいいですね。
陽林寺は紫陽花に囲まれてしっとりとした雰囲気もありつつ,にっこりお地蔵さんたちが微笑む,ほんわかムードのお寺でもありました。
なかなか楽しいスポット。オススメですよ。
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