札幌市街地から北へ20分ほど走ると,石狩湾に面した砂丘に灯台が立っています。
ここ石狩灯台は,この辺りのランドマーク。その周りは「はまなすの丘公園」として,木道などが整備されています。
まだ雪の残る3月下旬,この砂丘を息子と歩いてきました。
石狩灯台から石狩川河口へ歩く
はまなすの丘公園に着くと,まず目に入るのがこの海岸のシンボル,石狩灯台。石狩湾を行き来する船に,日々方角を知らせているのかな。
この灯台,かつては白と黒のしましまだったのが,映画「喜びも悲しみも幾歳月」(タイトルだけは聞いたことがあります 汗)の撮影の舞台となり,それを契機に赤と白に塗り替えられたんだとか。
灯台の周りに広がる公園は,緩やかな起伏を持った砂丘になっています。
その上に木道が伸びているので歩いてみましょうかね。
木道に沿って,右側には石狩川が流れています。北海道最大級の河川は,とても幅広い。
行く手は茫洋たる光景。遠くに風力発電の風車もいくつか見えますね。
歩きながら頭上を見上げれば,ウミネコがみょうみょう。
望遠レンズを持ってきていないのでちっちゃくしか写っていませんが(たとえ持っていても,砂浜でレンズ交換はちょっとね…)。
このあたり,夏にくればハマナスの花が咲き乱れてきれいなんでしょうけど。今は石狩湾からの風が吹き渡るだけ。
やがて木道は途切れますが,石狩川沿いに足跡が続いています。
息子はなお黙々と歩いていく模様。僕も付き合いますか。
石狩川河口に到着––浜辺を歩く
そして到着した石狩川の河口。砂嘴が広がり,流木が点々と転がっています。
遠くに見えているのは暑寒別岳から雄冬岬の辺りかな?その向こうは留萌ですね。小樽などとともに,かつてニシン漁で栄えたところ。
息子は波打ち際を歩きます。何を思うのか。…まあいいけど靴を濡らすなよ。
折り返してきた北の浜辺。波の音は穏やかだけど,ちょっと寒々とした風景でしょうかね。
砂浜には白い羽が一枚。ウミネコが落としていったものでしょうかね。
寂れた入江で白い羽をみつけた
かげろうにかざして 渚を走る
夏の旅人の髪飾り どの風待てば飛べるだろうか(岩間芳樹「海はなかった」から)
石狩灯台へ戻ります
海岸を一通り歩いて,石狩灯台の方に戻ります。
息子は雪原を歩いていきます。どんよりと垂れ込めた雲の隙間から,シャーと差し込む陽光。
息子よ,光に向かって歩いてゆくのだぞ。
ザラメ状になった雪をザクザクと踏みしめて歩きます。
遠くに見えているのは手稲山。石狩湾に面した山々は,まだ冬の装い。
行く手に光。重い空の下でも,こうやって一筋の光が見えていれば歩いていけるのです。
灯台近くまで戻ってきました。耳を澄ますと潮騒の音が聞こえてきます。
灯台のすぐ隣にある,はまなすの丘ビジターセンターは休館中。「はまなすソフトクリーム」を食べたかったのに,残念!
札幌市内&千歳空港で美味しいものを食べました
はまなすソフトクリームが食べられなかったのが悔しかったので,札幌市内でアイスを食べました。
豊平区福住の「Gelabo」。ジェラートがいろいろ選べて美味しいヨ。
Gelaboのお店の前には,牛さんがいます。モウ。
それから札幌駅にある大丸百貨店の「佐藤堂」。ピスタチオ熊モナカアイスを食べました!
妹によると,いま札幌では「締めパフェ」が流行ってるらしい。
北海道は乳製品が美味しいので,アイスも美味しいのです。
他には千歳空港でスープカレーも食べました。海老スープのスープカレー,美味しいどすえ。
これではまなすソフトを食べられなかったことへのリベンジはできたので,満足満足 (^◡^)。
おわりに
石狩浜は,夏になると海水浴客でも賑わいます。
でもそこは北の海。茫洋たる風景にウミネコが舞う光景は北海道ならではかと思います。
(こういう茫洋とした風景,北海道らしくて魅力あるけど,うまく写真に撮るのは難しいな)
みなさんも機会があったらぜひ一度どうぞ。
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