6月はアジサイの季節。以前の記事でも近所のあじさいを撮った話を書きました。この時は,雨に濡れるあじさいをアンダー気味に撮った写真が多かったのですが,晴れた日に紫陽花を明るくふんわりと撮ってみたいと思いまして。
前回あじさいを撮ってきた話はこちら↓
そんなわけで,行ってきました。場所は東京都北区のアジサイの名所,王子飛鳥山公園です。
飛鳥山公園に行こう
東京にもあじさいの名所はいくつかあります。北区王子にある「飛鳥山公園」もその一つ。
飛鳥山公園は徳川吉宗が造成した公園で(亨保の改革の一環だったとか),桜の時期に「庶民が安心してお花見ができる場所を…」と作られた場所です。実際春には桜が咲いて,今もお花見の名所になっています。
その名の通り,公園は小高い山になっており(標高は25.4 mだそうです),その東側斜面に沿ってJR京浜東北線,上野東京ラインの線路が走っています。
あじさいが植えられているのは,この線路に向かい合う山の斜面。アジサイが咲く小道が,線路に沿ってずっと続いているんです。
ちょうど晴れた日,アジサイを明るく撮れるかな?
ふんわり紫陽花
最近はあじさいの品種が増えて,いろんな形の花を見ることができますね。でもここに咲いているのは,多くがふわっとした花房の,オーソドックスな形のあじさいです。
特別に「変わった花」ではないんだけど,やっぱりきれいです。
薄いピンクとブルーとクリーム色の3色あじさい。昔こんな感じの「三色アイス」があったよね。また食べたい。
アジサイを明るく,ふんわりと表現したい。↓ こんな感じかなあ。
これは割とお気に入り。
アジサイを撮るときにはどこまでボカすかに気を使います。奥行きを出したいけど,ぼかしすぎると花がずっと続いてるのがわかりにくくなるし。
それはともかく,アンダー気味にしっとりと撮るのもよし,明るく撮るのもよし。紫陽花って撮りがいのある花だなあと思ったり。
あじさいハート
このあじさいの道では,浴衣を着た彼女さんを撮ってる彼氏がいたりして,妬ましい うらやましいです。
そんなあなたに紫陽花ハート。
アジサイの道をロードバイクで走り抜けるお兄さんもいます。
振り向くと数分おきに電車が通過しています。ここで一枚鉄分補給。
これは上野東京ラインかな。僕も時々乗っています。
ガクアジサイも咲いています
ここ飛鳥山公園に咲いているのは多くがこんもりしたあじさいですが,ところどころガクアジサイも咲いています。
これはシックな色合いのガクアジサイ。なんとなく好きです,これ。装飾花の形もちょっと変わってますね。
これは「隅田の花火」だったかな?(なぜかこれだけ品種名を覚えています)晴れた日には八重咲きの装飾花弁が輝いて,本当に花火がいっぱい破裂したときみたい。
これも初めて見たガクアジサイ。白く繊細な形の花ですね。最近は本当にアジサイの品種が増えました。
飛鳥山公園には渋沢栄一記念館もあります
ところで飛鳥山公園には渋沢栄一の旧邸とその庭園があり,記念館として国の重要文化財に指定されています。
「晴天をつけ」で盛り上がったのか,公園の周りには「渋沢栄一のテーマパーク」と書かれた登りが何本も立っていました。
そして最寄りの王子駅には擬人化された栄一の絵があったのですが…なぜか渋沢さん,イケメンになっているという(笑)。
まあ良しとしましょう (^ ^)。
おわりに
ここ2,3日は暑くなってきました。東京近郊のあじさいはそろそろおしまいかな。毎年梅雨の時期に癒してくれるあじさい,いいですね。
紫陽花の向こうの日差しは,「もうすぐ夏」と言っているみたいですね。
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