梅雨に入りました。今年の梅雨は肌寒い日が多い気がしますが,しとしと雨が降り続くのは例年どおりです。
こんな季節を彩ってくれるのがアジサイ。どよーんとしそうな時期ですが,毎年あじさいにずいぶん癒されているような気がします。
そしてこの季節の楽しみがもう一つ。近所のお寺が花手水を飾ってくれるのです。
今年もカメラを持って,花手水と紫陽花を目当てにお散歩に出かけてきました。
近所のお寺へ花手水を目当てに
自宅から歩いて15分くらいのところに「龍福寺」というお寺があります。小さいけれどきれいなお寺で,季節ごとにお邪魔しています。この季節,境内には様々な品種の紫陽花が咲いています。
このお寺は,一昨年から花手水を飾ってくれるようになりました。コロナ禍の中,訪れる人を癒そうとしてくれたのでしょうか。
今年も訪ねてみました。門をくぐると…
紫陽花の花手水を予想していったら,菊系の花の手水。そしてその向こうに咲く紫陽花。意表をつかれましたが,これもきれいですね。
しっとりした雰囲気でこの季節にぴったり。とても癒されます。
境内を奥に進むと,梅雨空に向かって白い紫陽花が咲いています。背景にお寺の風鐸が入ったりしたら,もっと絵になるんだろうけど。
白い紫陽花は,アントシアニンを含んでいないんでしたっけ。
紫陽花の後ろでは,仏さまがのんびりくつろいでいるみたいです。
そうやって境内に佇んでいると,お寺のにゃんが近くに歩いてきて,こちらをみていました。かわいい (^◡^)。
「あじさい小径」へ向かいます
お寺を後にして,少し歩きます。道沿いにいろんな品種の紫陽花が植えてある小道があって,毎年この時期にはここを通るのが楽しみなんです。名付けて「あじさい小径」(笑)。
青と紫の八重の紫陽花。この品種,エレガントな感じがして好きです。一株の中に異なる色の花が咲いているのも面白い。
こちらはカシワバアジサイ。細長い,独特の花房を咲かせます。最近は,いろんなところでよく見かけるようになりました。
いろんな種類の株が競うように咲いている中,パステルカラーのカラフルな紫陽花がありました。となりの青い花や白いアナベルとの対比もきれいです。
ガクアジサイもいろいろ咲いています。八重の花弁がきれいで,ついアップで撮ってしまいます。
雨のしずくを纏う紫陽花たち
雨が降ってきました。紫陽花は雨に濡れるといっそう魅力的になります。花だけではなくて,しずくを纏った葉っぱがいい感じなんですよね。
こういうのを見ると,この季節に見頃になる花があってよかったなーと思います。
いつも明るい雰囲気のアナベルも,しずくを纏うとしっとり感を漂わせます。おー,そんな顔も見せるのか,キミは。
ガクアジサイだって負けていません。雨に濡れて,いっそう生き生きしているように見えますね。
青い紫陽花 小雨降る中 時には密やかに
一句読んでしまいました(ぜんぜん韻が踏めていないけど)。
雨の中であじさいの写真を撮っていると,こんな天気でも楽しくなってきます。
うちに帰ったらカメラをよく拭いて防湿庫にしまいます。
おわりに
それにしても紫陽花の品種は,最近一気に増えてきたように感じます。いろんな花が咲いていて,眺めていると楽しいですね。
また花手水もこの季節によく似合う気がします。
今回は「梅雨のほの暗い中にしっとり咲くイメージ」で,アンダー気味に撮ってみました。明るくハイキーの紫陽花もトライしてみたいですね…できれば晴れた日に。
紫陽花の季節はもうしばらく続きます。
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