梅雨の頃,紫陽花の花を写真に撮って歩いていました。天気が悪い日々が続く中,ずいぶん癒されたっけ。その後梅雨も終わり,暑くなって,紫陽花は花期が終わり枯れた姿を見せるようになりました,
でも紫陽花って枯れたあともきれいですよね。そのあとも道端で紫陽花を見かけた時に写真を撮ったりしていました。何枚かたまったのでそんな写真を。枯れた紫陽花の美しさを伝えられたらいいなあ。
近所のお寺で枯れた紫陽花を撮る
枯れた紫陽花…とは言っても,今回載せられるのはまだ花色が少し残っているものです。冒頭に載せたような完全に枯れたものはまた別の機会…というか別の季節に。
紫陽花の花期が終わった後も,何度か近所のお寺を訪ねてみました。紫陽花がたくさん植えられている,小さいけれどもきれいなお寺。
すると,花盛りは過ぎても,味わい深い風景がありました。
赤い枯れ紫陽花が二輪。ただ,これはもともと赤い花だったのか,咲いている時には違う色だったのかはわかりません。青い色の枯れ紫陽花もあります。
勢いを失って花びらがすっかり下を向いているのに,まだ光に向かって伸びている姿が健気に感じられます。
私たちだってこうありたい。いつまでも新しいことに怯まず,成長し続けたいものです。「若くないから新しいことを身につけるのは難しい」なんてそんなことはない,年齢は言い訳に過ぎないんだ!…なんてね。
これはキレイ!赤と青のツートンカラーの枯れ紫陽花。
枯れた紫陽花って,天然のドライフラワーですよね。
紫陽花小径にも行ってみましょう
うちの近くの紫陽花がたくさん植わっている通り,僕が勝手に「紫陽花小径」と呼んでいるところ。花盛りの時にも訪ねていますが,枯れたあとはどんな感じかな?
うん,きれいです。ドライフラワー状態の紫陽花が,道路に沿ってずっと続きます。花が咲く梅雨の時期もいいけど,枯れたあとも味わい深くていい雰囲気。
ここでも紫陽花は花弁を下に向けています。勢いがなくなったようでもありますが,思慮深く俯いているようにも見えます。
紫陽花の花弁って花期が終わったあと,赤い色素が浮いてくるんでしょうか。どういう理屈なのかな?なんとも味わい深い色合いだと思います。
こういう色は何色って表現すればいいのかな。個人的にはこんな色合いをデザインに使えるようになりたいと思ったり。
ここでも枯れ紫陽花を堪能できて満足。その後夏を過ぎて,花房は刈り取られてしまったようですが。これは株を元気に保ち,来年もきれいに開花させるために必要な措置ですね。
福島でも枯れ紫陽花を楽しみました
そうそう,福島の町を歩いた時にも枯れた紫陽花に出会い,その微妙な色合いを楽しみました。こちらはまだけっこう元気が残っている感じでしょうか。
季節の進み方が違うから,紫陽花の「枯れ具合」(という言い方でいいのかな?)も違うんですね。これはこれでシックな印象でいいと思います。
おわりに
紫陽花は咲き終わったあとも,桜のように散ってしまわないから,こんな楽しみ方もできるんですね。たまに冬になっても刈り取られていない花も見かけますが,それもまた独特な風情を持つので,チャンスがあったら撮ってみたいです。
枯れてもなお美しい。私たちもこうありたいものです。
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