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【東京都北区赤羽】赤羽駅前に立つ,ファンキーな七福神像たち

東京都北区・赤羽の駅前に,クセの強い七福神像があるという話です。

前記事「神獣ベコたち・七福神編:会津の郷土玩具,あかべこが福の神になる!【ガチャガチャ】」と併せてお読みください (^◡^)

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それぞれの七福神の説明も↑こちらにありますので。

東京都北区赤羽

赤羽は東京都の北の方(北区)にあります。

埼玉方面から上野・東京駅方面へ向かう京浜東北線・上野東京ラインと,新宿・池袋方面ヘ向かう埼京線・湘南新宿ラインが交わる,交通の要衝です。

赤羽駅前

赤羽駅前。交通が便利で賑わっています

便利な場所なので,街はそれなりに栄え,賑わっています。

でもここは,朝から飲める飲み屋さんがいっぱいある,ディープな街でもあります。飲み屋さんがひしめく中に「赤羽小学校」があるのもなかなかすごい。

赤羽は飲み屋さんがいっぱい

赤羽は飲兵衛のパラダイス

そして。赤羽駅東口を出ると,真っ先に目に飛び込んでくるのが,ビルの屋上にさっそうと立つ,自由の女神

赤羽の自由の女神

赤羽の自由の女神

女神像が立つビルは,元々はサウナ&カプセルホテルだったところです。サウナは数年前に閉店したけど,女神像は「赤羽の象徴」として残されている…ってちょっと意味がわかりませんが(笑)。

ところで「なぜサウナの屋上に自由の女神?」ってことなんですが。

その答えは,赤羽をディープに描いた,清野とおるさんの漫画「東京都北区赤羽」で語られています。

「サウナで入浴(ニューヨーク)!」

ま,まじか。なんて衝撃的なんだ!

ね,クセが強そうな街でしょ?赤羽って。

↑無茶苦茶面白いです。東京都北区では「ワンピース」よりも売れているらしい。

赤羽駅前の七福神像

そんな赤羽の駅前西口に「ビビオ」という商業ビルがあります。そしてこのビルの前に,七福神像が立っているんです。

この七福神像がですね,みんなどこかファンキーなんですよ。さすがはクセの強い街,赤羽におわす神様って感じで(笑)。

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恵比寿

赤羽駅を出てビビオの方に歩いていくと,最初に出会うのが恵比寿様。

赤羽の恵比寿様は…。

釣り上げた鯛を「どぉりゃぁぁ〜!」と振り回していますね。ど,どうなさいましたか!?

赤羽駅前の恵比寿像

赤羽駅前の恵比寿像

本来右手で持つべき釣り竿も,足の指で支えてるし。こんなに躍動感に溢れた恵比寿様は初めて見たかも。

鯛の表情も「オ,オレは今何をされているのだ!?」と言っているように見えます(笑)。

大黒天

恵比寿とともに,頭巾を被った姿で描かれることの多い大黒様。七福神のリーダー的存在です。

赤羽駅前の大黒天も頭巾を被り,手に打出の小槌を持っています。

左手に乗せているのは財宝が入った箱なのかな?その上にはネズミがちゅう♪ かわいい(七福神ベコの大国様もネズミを乗せてました)。

赤羽駅前の大黒天像

赤羽駅前の大黒天像

めでたい姿ではあるんですけどね,駅前の大通りに大黒様がニッコリしてる街は,かなりクセツヨではあります。

毘沙門天

赤羽の毘沙門天はこちら。邪鬼と戦う,勇ましい姿です。

一見普通の戦国武将の像のようですが,手に宝塔を持っているところが,天部の神であることを表していますね。

赤羽駅前の毘沙門天像

赤羽駅前の毘沙門天像

邪鬼を踏みつけた姿で描かれることの多い毘沙門天ですが,赤羽の毘沙門天の足元に邪鬼はいません。

きっともうやっつけて,赤羽に飲みにやってきたのでしょう。

弁財天

次は弁財天です。

赤羽の弁天様は…なんだか妙に色っぽいんですが。

赤羽駅前の弁財天像

赤羽駅前の弁財天像

七福神らしからぬ若々しさと現代的な衣装。スカート(だよね?)の裾が風になびいています。

その表情を見ると,自分のかき鳴らす琵琶の音色に,うっとりしているようですね。

情熱的なメロディーが聞こえてきそうです(琵琶でフラメンコとか弾いてそう)。

…とても魅力的な弁天様ですねえ,うん。

寿老人

こちらは赤羽の寿老人。いいことがあったのか,渾身のガッツポーズを決めているようです。

いい笑顔。たしかに人のできたおじいさんに見えますね。

赤羽駅前の寿老人像

赤羽駅前の寿老人像

寿老人は長寿の象徴である鹿を連れて描かれることが多いんですが…。

鹿はどこに行った?と思ったら,杖の上にちょこんと乗っています。小さっ!

福禄寿

福禄寿は中国・道教の仙人を祀ったものとも,南極老人星(カノープス)の化身とも言われています。

でもこの長〜い頭が特徴的すぎて,いつも説明が頭に入ってきません。

赤羽の福禄寿

赤羽駅前の福禄寿

この福禄寿像でも,頭が長すぎて,3頭身くらいになってますね。いや,亀に乗ってるからそう見えるけど,冷静に見ると2.5頭身くらいかもしれない。…頭がでかいだけじゃなくて,脚も短かった!

福禄寿は鶴を連れている姿で描かれることが多いようですが,ここでは亀。「鶴は1000年」よりも「亀は万年」を選んだんでしょうかね。

布袋尊

ワハハ,どうして袋を振りかぶるw それ,中に財福がいっぱい詰まってるんじゃなかったっけ?

見た目,ヘリウム風船のように軽そうなんですが。

赤羽駅前の布袋

赤羽駅前の布袋尊

足も,重い袋を持って大地に踏ん張るというより,軽やかなステップを踏んでいるように見えます。

やっぱりその袋,軽いんでしょ!という疑惑が…。

福耳と太鼓腹はまごうことなき布袋尊ですけどね。

 

おわりに

めでたい七福神ですが,赤羽にやってくると,ひとクセあるファンキーな神様になるという話でした。

赤羽は本当にクセツヨで,いろいろと濃い街です。

みなさんもぜひ一度お越しください。その際には七福神と自由の女神を見るのをお忘れなく(笑)。

 

こちらも見てね

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清野とおるさんの「東京都北区赤羽」,「ウヒョッ!編」も面白いです。