この冬,ベニマシコに会いたくて秋ヶ瀬公園に通っていました。
何度か空振りを繰り返したあとやっと会えたんですが,その間に様々な野鳥を見かけました。
ベニマシコにあった話はこちら↓
そんな写真を何枚か。冬の陽だまりで,いろんな鳥たちに遊んでもらった記録です。
カラスの仲間4種
カケス
森にやや大型のシルエットが見えたら,それはカケスかもしれません。翼の一部が鮮やかなブルーのオシャレさんです。
でもね…。その姿から,さぞ美しい声で囀るんだろうなあと思っていると,ダミ声で「ジェ〜♪」。
悪声なんですよ。
それもそのはず,カケスはカラスの仲間なんです(…っていうか,あの姿で「ジェ〜♪」って鳴くのを聴くと,なんだか笑っちゃいますよ)。
英語名も「Jay」。Jayって「おしゃべりな愚か者」みたいな意味もあるんだとか…ドイヒー (^ ^;)。
「そんなことは俺の知ったこっちゃねえ!」と(カケスは多分こんな口調で喋ると思う),冬の森にカケス飛翔!陽の光に翼のブルーがいっそう映えていました!
カケスはカラスよりも山の方で暮らしてますかね。街中で会うことはほぼないですね。
北海道には亜種,ミヤマカケスがいます。
オナガ
オナガも背中がブルーの美しい鳥です。でもコイツもカラスの仲間だからね,悪声で「ジェ〜」と鳴きます。…っていう言い方は,カラスたちにも失礼か(汗)。
オナガはけっこう街なかにも出てきますね。うちの前でも時々見かけます。夕方に群れている事が多いかな。
ハシブトガラスとハシボソガラス
とカラスの仲間が出てきたので,せっかくだからカラスの写真も。ブト君とボソ君です。
どちらもよく見かけますが,傾向としては街なかにいる事が多いのがハシブトガラス,山に近いところで群れて暮らしているのがハシボソガラスですかね。
いつものメンバー・小鳥たち
秋ヶ瀬の森には小鳥たちもたくさん暮らしています。お目当てだったベニマシコだけではありません。愛くるしい小鳥が飛び交う様子は,見ていてうれしくなります。
よく見かける「レギュラー組」なんですけどね。みんな可愛いですよ (^◡^)。
コゲラ
ちっちゃいキツツキ,コゲラくん。いたずらっ子のような顔が大好きです。
今日もドラミングの音を森に響かせていました。
小枝の影から,ひょっこりはんのコゲラ君。
枝から枝へ,ピョーン!と跳ねたところ。キツツキの仲間だから,足の指が前2本,後ろ2本になっているのがよくわかりますね。
ホオジロとカシラダカ
冬の公園を歩いていると,茶色い小鳥がいっせいに飛び立って驚くことがあります。というか,鳥たちを驚かせているのは僕ですね,ゴメン。
枯れ草と同化しているので,気づかないことがあるんだ。
その小鳥,スズメに似てるけどホオジロのことがよくありますね。
秋ヶ瀬には,夕方になると決まってホオジロの集まる木があるので,そこで♂♀のカップルを撮影してみました。
枝が入り組んでいて,さすがにα6700の AI-AF でも鳥認識が厳しい。そんなわけで,マニュアルフォーカスで撮影。
今年はヨシ原を野焼きしたようで,例年よりもホオジロの隠れる場所が少ないかもしれません。
カシラダカもホオジロと混群を作っていました。証拠写真程度ですが。
アオジ
アオジも背中の模様はスズメに似てるけど,オスの体はキレイな黄色です。
よく草原を歩いて,草の実を食べてますね。
これは幼鳥かな?くちばしがピンク色だし顔立ちもちょっと幼い感じがします (^◡^)。
メスはちょっと地味目です。顔や体の模様は,ホオジロのメスに似ていますかね。
こちらも幼鳥でしょうか?キミ,痩せてるね。
ちょうど上の方の枝に飛びあがろうとしているところでした。
針葉樹にメジロ,マツジロー(笑)
木漏れ日の中を歩いていると,聞き覚えのある「ピチュリピチュリ♪」という声。
メジロが近くにいるな…と頭上を見上げたら,サワラの枝の上にいました。針葉樹にいるから「マツジロー」と呼ぼう (^◡^)。
メジロには,いつも梅や桜の季節に遊んでもらうから,「おー,久しぶりだなっ!」とうれしくなります。
珍しいわけではないけど,やっぱり可愛くて好きだなあ,メジロは。
ジョウビタキはいつも人懐っこい
冬の使者,ジョウビタキが今年も渡ってきてくれました。
つぶらな瞳に優しい顔立ち。大好きな鳥です。
ジョウビタキはおっとりした性格なのか,全然逃げません。というか,わざわざ近くに飛んできて,目の前の枝に止まってくれたりします。サービスいいね,キミ。
ヒッ,ヒッ♪ と鳴きながら尾羽をヒョイヒョイする姿はかわいいですよ。
今冬はベニマシコ狙いだったとはいえ,ジョビに会うとついつい撮ってしまいます。
会うたびに愛嬌を振りまいて,遊んでくれるのでますます大好きになります。
時おり地面に降りてきて近くまで歩いてきたりするし。
ジョビにまた会えるのは来年の冬かな。春がくるまでもう少しゆっくりしていってね!
シロハラも距離感が近すぎ!
公園を歩いていると,枯れ葉をバサッ!バサッ!とひっくり返しながら,地味な鳥が歩いてきました。
ツグミに似たシルエット,シロハラです。
キミも距離感がバグってるよね。こちらを全然気にすることなく,足元まで近寄ってくるんだもん。「近い近い近い!」と言いながら,こちらから距離をとりましたよ。
そういえば,以前出会ったトラツグミもどんどん近づいてきて困ったっけ。
本家ツグミも,たまに近づいてくるヤツがいるよね。どうしたん?(^ ^;)
シロハラは地味な出立ちだけど,アイリングが黄色いところがチャームポイントかな?
藪の中にガビチョウ
ベニマシコが現れるのを待っていると,藪を飛び回る茶色い鳥。やや大ぶりですかね。
ファインダーを除いて確認すると,ガビチョウでした。
外来種ですが,白縁のサングラスをかけた姿がちょっと可笑しい (^◡^)。
写真はちょっと枝被り。ガビーン。
トンビは飛ぶ姿はカッコいいんだけど…
冬の澄んだ空にトンビが舞っています。ゆったりと輪を描きながら,時おり「キョロロロロ〜♪」。
優雅ですねえ。カッコいいですよ。飛んでる姿は。
でもなあ,トンビはもう少し,猛禽類としての自覚を持ってほしい。
バーベキューをしてると焼けた肉をかっさらっていくし,キミの食生活はどうなっての?(笑)。
おまけに,よくカラスと喧嘩してるし。見てると決まって喧嘩には負けてるし。
猛禽類とはいったい…。
まあ冬の秋ヶ瀬公園ではバーベキューをする人もそんなにいないから,ちょっとは野生味あふれる食生活をしてるかな?
おわりに
秋ヶ瀬公園はめっちゃ広い。この冬はここに何度も通い,何度も歩き回りました。
それで今も,ちょっと足がお疲れ気味です(笑)。
でも鳥たちにいっぱい遊んでもらったし,念願のベニマシコにも会えたのでヨシ!
近所では梅の花も咲き始めました。そろそろウメジローもやってきます。
春近し。
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もうちょっと焦点距離の長いレンズが欲しいかも