この冬も,ヒマを見ては公園で野鳥を探していました。
すでにいくつか記事にしたんですが,それらに入れることがができなかった写真のサルベージ (^ ^;)。
今回は善福寺公園,石神井公園の「カワセミ以外の写真」です。
善福寺公園のカワセミはこちら↓
いや,「カワセミ以外」って失礼な括りですけどね(汗)。鳥っこたちよ,許しておくれ。
寒緋桜にメジロ––寒緋ジロー?
善福寺公園に寒緋桜が咲き始めました。春はもうすぐそこですね。
この寒緋桜にも,さっそく蜜を吸いにきたのがメジロ。この間まで梅の蜜を吸ってウメジローに,そのあと河津桜に集ってサクラジローになってたけど,今度は寒緋ジローになりましたか。
「なんでもジローをつけりゃいいってもんじゃないよ!」とメジロ。
スンマヘン。でも寒緋桜の濃いピンクとメジロの抹茶色の組み合わせは,これまたきれいじゃないですか。
ふわふわの羽毛が早春の風に吹かれてかわいいから,トリミングしてアップにしちゃおう(笑)。
うーんかわいい。手のひらにのせて,羽に顔をすりすりしたくなります(実際に捕まえるのは,法律で禁じられてるヨ)。
くちばしの周りに桜の花粉がつきまくってるのもかわいいですなあ。
そうやってメジロを撮っていたら,背後をヒヨドリが通過。
メジロとヒヨドリの大きさの違いがよくわかりますね。
梅や河津桜の木でも,メジロが集っているところによくヒヨドリがやってきます。そんででっかい体でバサバサやるもんだから,メジロは逃げていっちゃうことが多いんですよね。
飛翔するエナガ,キセキレイ,シジュウカラ
エナガ飛ぶ
石神井公園の三宝池で「カワセミ,今日は来ないなー」と思って上の方を見上げると,小鳥がいろいろ飛び交っています。
おっ,一番かわいい小鳥,エナガだ。繭のような小さな体につぶらな瞳。いつ見ても「あざとい!」と言いたくなるほどの可愛さです。
エナガはちっちゃい体をいっぱいに使って飛び回るもんだから,余計にかわいい (^◡^)。
飛び交うその向こうの空は,まだ冬の色ですね。
キセキレイ飛ぶ
視線を戻すと,珍しく木の枝に止まったキセキレイも飛翔。翼のアスペクト比が思ったよりも細長くて,優雅な姿です。
普段セキレイたちは川辺の低いところにいることが多いから,飛翔シーンをこの角度で見るのは珍しいかも。
シジュウカラも飛ぶ
公園を歩いて小さな森に行くと,枝から枝へとシジュウカラも飛び交っています。
翼が全開!これ↓はss 1/2500 秒で撮ったけど,止まっていませんね。シャッター速度をもっと速くする必要がありそう。
小鳥が飛び交う森っていいですね。東京都内にこんな公園があってよかったと思います。
貫禄あるホシゴイ
石神井池にかかる木の枝には,何やらやたらと存在感のある鳥が。
これは,ゴイサギの幼鳥ですね。「ホシゴイ」と呼ばれてるやつ。
ゴイサギの「幼鳥」なはずなんですが,なんですか,この無駄に貫禄ある姿は!目力がすごいじゃないですか!
幼鳥っていうより,「古老」に見える (^ ^;)
カワウは羽を干す
池にはカワウが泳いでいて,時おり潜っては魚を撮っていたんですが,おもむろに飛んで木の上に止まりました。
そしてこのポーズ。
これ,飛ぼうとしているのではなくて,濡れた羽を干しているんですね。風に吹かれて翼がゆらゆらしているのが可笑しい。
いつもカワウを見るたびに,なぜかゴム長靴を思い出してしまいます。
ちなみにカワウって,かつて環境汚染によって個体数が減り,1970年代には日本全体で3000羽ほどになっていたようです。1971年には,繁殖地が愛知県の鵜の山,東京都の不忍池,そして大分県の沖黒島の三箇所になっていたとか。
現在は環境が改善されたこともあって,日本全体で15万羽以上が生息しているとのことです。かえって増えすぎたことによる問題も起きているんだとか。
善福寺公園,遅野井川にて
場面は善福寺公園に戻ります。上の池と下の池を結ぶ「遅野井川」の水辺。
ジョウビタキが珍しく川面を跳ねています。水浴びでもしにきたんでしょうか。
もうすぐ春。ジョビ男たちも渡りの季節が近づいていますね。
こちらはキセキレイ,石伝いに飛び跳ねます。いつも身軽ですね。
この写真↓はちょっとピントを外してるんですけどね。向こうに飛んでいくキセキレイの後ろ姿が,蝶みたいだなと思いまして。
公園の地面を歩く小鳥たち
公園を歩いていると,鳥たちもチョコチョコ歩き回っています。
シジュウカラ。キミ,さっきまで木の上にいなかったっけ?(笑)シジュウカラは割と警戒心が強い印象ですが,この時はずいぶん近くまで歩いてきました。
シジュウカラは一年中会えますが,すごくきれいな鳥だと思います。すごく好きかも。
続いて歩いてきたのはハクセキレイ。どこに行っても出会うのでスルーしちゃうことが多いんですが,キセキレイばっかり撮るのもアレなので一枚。いつもすまぬ。
ステップを踏む脚がかわいいかも。
最後はシロハラ。キョトッとした目でお見送りです。コイツももうすぐ渡りですかね。また来年 (^◡^)。
おわりに
カワウのところでも触れたけど,東京の都市公園は環境が改善されてきて,いろんな鳥が暮らすようになりました。
カワセミなんかもそうですね。現在は都内の公園の水辺に普通にいますが,環境汚染が進んでいた昭和期には,町中ではみられなかったようです。
こんな野鳥との共生関係を,これからも保っていきたいものです。
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