日本にはいろんな野鳥がいます。その中でスズメクラスの小鳥は特に可愛いですね。
小鳥の中では…メジロはスズメよりも一回り小さいですかね。エナガはさらに小さい感じがします(実際,エナガの体重は6 gくらいしかないそうです)。
では,日本に生息する野鳥の中で一番ちっちゃい鳥は?
それは,キクイタダキ。体重は 5 g くらいしかないそうです。
そんなちっちゃい鳥を撮影してきた話です。
秋ヶ瀬公園でキクイタダキを撮影しました
キクイタダキに出会ったのは,秋ヶ瀬公園です。荒川に面したチョー広い公園。
その中ほどにある,大きなヒバの木。その下に立っていると,ちっちゃい鳥が高速で飛び回っているのが見えました。
あれは…キクイタダキだぁー!
頭の上の,菊の花びらを乗せたような模様もちょこっと見えています。
キクちゃん,かわいいんですけどね。
ただ,ちっちゃい上に,すばしっこい!そして何より,動きがトリッキー!次の瞬間にどこに行くのか,全然読めません(汗)。
その上ヒバの葉っぱに隠れがちで,ピントを合わせるのもひと苦労です。
そんなわけで撮影は大変!でも幸いなことに,このヒバの木にしばらくいてくれたので,「数打ちゃ当たる」方式で,何枚か撮ることができました。
頭の上の菊模様が見たい!
いつもなら野鳥を撮っていると「あっち向かないでー。顔を見せてー!」ってなるんですけどね。キクイタダキには「ちょっとだけあっちを向いて,頭頂部を見せてー!」って言いたくなります。
頭の上の「菊の花びら模様」を見せて欲しいんです。
するとトリッキーな動きの中で,一瞬だけ菊模様を見せてくれました。
ちっちゃな体で,頭の上に菊の花びら一枚。愛らしいですねえ。
キクイタダキの英名は「Goldcrest」。ルクセンブルグの国鳥であり,ヨーロッパでは「鳥の王」と呼ばれているんだとか。
頭の黄色い模様が黄金の冠をかぶっているとみなされてるんですね。こんなにちっちゃいのに王様なんですね (^◡^)。
小さな翼のキクイタダキ
キクイタダキは枝の間をせわしなく飛び回ります。翼を広げたところも撮れました。ピントがちょっと外れてるけど。
キクちゃん,翼もちっちゃい!
他の鳥,例えばメジロ ↓ と比べると,羽の枚数も少ないし,アスペクト比も明らかに短いですね。
ちっちゃくて軽いから,これくらいの羽でも体を浮かせることができるんでしょうね。
同時にこんな小さな羽だからこそ,小回りが効いてこんなにトリッキーな動きができるのかもしれません。
そして…。
これが今回の「奇跡の一枚」。こちらに向かって飛んでくるキクイタダキを捉えることができました。ピントも顔に来ています。
この瞬間を「狙った」わけではなくて,連写していたらたまたま捉えたんですけどね。
飛翔したあとは枝に止まってお澄まし…と見せかけて,またトリッキーな動き。ちょっと落ち着こうよ(笑)。
おわりに
森に行くと,いろんな鳥がいるもんですね。
頭に花びらを乗せた小鳥,洒落てるじゃないですか。ちっちゃいキクイタダキ,気に入りました!
冬の間,秋ヶ瀬公園の森でゆっくりしていってね!
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