1月24〜29日,新宿の京王百貨店で「石川・福井の物産と観光展」が行われました。
さっそく僕も行って,美味しいものを買ってきましたヨ (^◡^)。
- 石川県のアンテナショップは移転のために一時閉店中
- 新宿・京王百貨店で「石川・福井の物産展」やるってよ!
- 福井の恵びす丼が美味しい!
- 福井の鯖寿司もご購入
- 石川の和菓子をいくつか書います
- 石川県のお酒は地下食品売り場で
- 北陸の伝統工芸品も素敵でした
- おわりに
石川県のアンテナショップは移転のために一時閉店中
お正月に起きた能登半島の地震。その被害の大きさを目にするにつけ,何か自分にできることがあれば…と思わずにはいられません。
以前東北で長い時間を過ごし,妻が岩手県人の僕としては,人ごとは思えないのです。
大きな力を持たない自分に,歯痒さを感じることもあります。それでも今できることは,ささやかながら募金をすることと,北陸のものを買うことでしょうか。
そう思って石川県のアンテナショップに行こうとしたのですが,アンテナショップ「いしかわ百万石物語」は,店舗の移転のために一時閉店中なのです。
…本当にタイミングが悪いことですが。
新宿・京王百貨店で「石川・福井の物産展」やるってよ!
そんな中,新宿の京王デパートで,「石川・福井の物産展」が行われるという情報が入ってきました!
店頭募金もやるって!
これは行くしかないね。美味しいものも食べてこよう。
福井の恵びす丼が美味しい!
会場に入ると,物産展は大賑わい!みんな被災地のことを気に掛けつつ,美味しいものが大好きなんですね。僕もです (^◡^)。
そしてすぐに足が止まりました(笑)。美味しそう〜,福井の恵びす丼です!
ちょうど小腹が空いてたところなんですよね。
寒ブリとか鯛とかイクラとかいろいろ乗っています。ご飯は酢飯に炒りゴマが振ってあって美味しい〜。マツモ(かな?)の味噌汁もいいですなあ。うーん,満足。
次に向かったのは「石川の地酒 飲み比べコーナー」。これ,チョー楽しみにしてきたんですよ。
でも行ってみたら「売り切れ」で飲めず。ショボーン…。
気を取り直して,次の美味しいものを探してみよう♪
福井の鯖寿司もご購入
次は北陸の押し寿司売り場で足が止まってしまいました。福井の鯖寿司が肉厚で美味しそうなのでお買い上げ。
ちなみに白エビの押し寿司もあったんですが,「ご好評により完売」でした。ホント賑わってます。同時に僕自身は,もっと早く来るべきであったな(汗)。
ちなみにお隣には「北前船」を前面に出した海産物売り場もあって,「日高昆布,利尻昆布」も売ってました。北海道人としては,北陸と北海道のこんなつながりにグッとくる。北海道は文化的に隔絶された場所ではなかったんだ!ってね。
北前船だけじゃないですね。鯖寿司の箱には「鯖街道起点の味」って書いてあります。
福井で取れた鯖は酢で締められたあと京都へ送られ,「いづう」などの名店が生まれました。美味しいものをめぐると,食文化を通じた人のつながりが,歴史の中に浮かび上がってくる。いいじゃないですか!
鯖寿司はどうだったかって?もちろんチョー美味しい,最高でした。家族3人で,先を争うようにいただきました (^ ^;)。
石川の和菓子をいくつか書います
さてさて石川県の美味しいものは…おっ,和菓子屋さんがあるぞ。見た目にもうっとりするような練り切りがいっぱい。いくつか買っていきましょうかね。僕と妻と息子と…2個ずつくらいでいいかな?
鯖寿司と石川県のお酒(このあと書きます)で晩酌した後のデザートはこれ。ハッピーハッピー,ありがとう!
石川県のお酒は地下食品売り場で
「飲み比べセット」にありつけなかったので,石川県のお酒を買って帰ろうと会場を回ったんですが見つからないなあ。こちらも売り切れちゃったのかもしれないね。
そこで京王デパートの地下食品売り場に移動します。目指すはリカーショップ。
すると,ありましたありました!金沢の「加賀鳶」。これもいくつかの種類があったけど,「SHUN」という純米吟醸・搾りたてタイプのものを買ってきました。
ラベルのデザインは冬の日本海をイメージしているんでしょうか。シンプルながらかっこいいです。
そして「搾りたて LIMITED 2023」ということは,地震が起こる直前に絞られたお酒なのかな。いろいろと交錯する思いと共にいただきます。
なぜか岩手のホヤもいっしょに(笑)。
これ,美味しいなあ!吟醸香とお米の旨みが心に沁みます。そして「搾りたて」のフレッシュさも確かに感じます。
東日本大震災以来,東北のお酒をずっと飲んできたけど,これからは北陸のお酒もローテーションに入れることにします。
ちなみに能登の酒蔵は大きな被害を受けていますが,宮城の酒造家が支援に入っているとのことです。東北と北陸のコラボ,素敵です!
能登の蔵元が復興したら,ぜひそちらも購入したいと思います。
北陸の伝統工芸品も素敵でした
物産展には北陸の伝統工芸品も出店されていました。
九谷焼の器はどれも素敵でうっとり。先日,郡山で酒器の美術展を見てきた後ということもあって,いっそう見入ってしまいました。
予算の都合で今回は九谷焼の器は買わなかったけど,いつかぜひ手にして,北陸のお酒を飲むときに使いたいですね。
加賀友禅の着物もさすがの美しさ。「牛首紬」の「牛首」というのは,絹糸を巻き取るときに使う道具の名ですね。
もう一つ興味津々だったのが,福井・越前漆器の蒔絵の名工 松田眞扶さんの手による香合の数々。これは小さな芸術品です。
茶道具 「香合 琵琶」 松田眞扶 越前漆器 – Takumi Japan
パンフレットをいただいたんですが,漆に金粉を蒔く作業が写されています。美しいですねえ!
香合というのは香を入れる茶道具。物産展のポスターに載っている琵琶の形のものだけでなく,いろんな香合が展示されていました。眼福でした。
おわりに
東京は人が多いから,その「数のパワー」を使って支援ができるといいと思うんです。店頭募金も僕のはほんの少しだけど,物産展に来ていたたくさんの人の募金が集まるとそれなりの額になるからね。
自分の力のなさを嘆くこともあったんですが,物産展の賑わいを見ていたら,「小さな力でもそれを合わせれば支援ができるじゃないか」って,こちらが力づけられる思いでした。
物産展を開催してくれた京王デパートも,賛同して駆けつけてくれた石川・福井のお店の方々も,いっぱい集まったお客さんも最高なんだ。
これからもささやかながら北陸のものを買って,落ち着いたら観光にも行きたいと思います。
能登,そして北陸の復興が早く進むことを心から願っています。
こちらも見てね
九谷焼のマグカップ。素敵ですねえ