sunsun fineな日々

子育てしながら,山を歩いたり星を見たり料理したり写真を撮ったり

田植えと稲刈り体験をした時の話–––日本人のDNAが騒ぎ出す!

実りの季節

収穫の秋ですね。あちこちで田んぼの稲穂が黄金色に輝きはじめています。僕はご飯が大好きで,どんなお米もそれぞれ美味しいと思います(特に好きなのはササニシキ系かな)。

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息子が通っていた小学校の校庭で。校庭の棚田に子供達が植えた稲を案山子が見守っています

数年前,友達がやっていた小さな田んぼのお手伝いで,まだ小学生だった息子といっしょに田植え,稲刈りの体験をしました。その体験はとても印象に残っていて,この季節が来るたびに思い出します。

田植え体験

田植えに行ったのは六月のはじめ頃でした。梅雨が近づいている時期とあって,あいにくの空模様。でも水田に入って田植えをするので,小雨はそんなに気になりません。

小さな田んぼなので,機械を使うまでもなく,手で植えていきます。みんなでやればすんなり終了です。子供たちも田んぼに足を踏み入れて,田植え作業を手伝ってくれました。

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田植え終了。小さな稲穂が可愛らしいです。ちなみに一番右側一枚が私たちの田んぼ

↑ の写真でわかるかと思いますが,私たちが田植えをした田んぼは,用水路となる川から一番近い所にあります。このとき教えてもらったのですが,川の近く(上流側)の田んぼほど,水が冷たいので稲の生育が遅くなんるんだそうです。棚田でも,水温の差から,下の方の田んぼから稲が育ってゆくとか。そうだったのか!勉強になりました。

子供達は,作業が終わったらバッタを取ったりザリガニを取ったり。虫取り網を持って畦道をゆく探検隊になっていました (^◡^)

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畦道をゆく三人組探検隊

そうそう田植えといえば,ちょうどこの頃息子の小学校でも田植えをやっていました。校庭の片隅に小さな棚田があって,そこで田植え体験をしていたのです。僕たち父親組は,棚田の整備をしたりしてサポートしました。

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小学校の棚田の稲もしっかりしてきました

こんな小さな棚田とはいえ,稲が育って行く様は美しいと感じられます。

稲刈り...日本人のDNAが騒ぎ出す! 

季節は巡って秋が来ました。今度は稲刈りです。現地に行くと,水を抜いた田んぼに稲穂がたわわに実っています。美しい光景です!

稲刈りは秋晴れの年と雨の年があったのですが,どちらも素敵です。

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雨に濡れる稲穂にアマガエル。ケロケロッ♪

実った稲を数本ずつ,手鎌で刈って行きます。鎌を振るうたびに「ゾリッ,ゾリッ!」と稲穂が刈り取れるのが気持ちいいです。だんだん気分がハイになってきます。日本人のDNAが騒ぎ出すというか,農耕民族の血が騒ぐというか

稲刈りの合間に,妻が作ってくれたおむすびを田んぼのあぜ道で息子と一緒に頬張ります。塩っけが美味い!目の前にお米,手の中・口の中にもお米。そして見上げれば青空とスズメの声。いやあ,これは楽しいですよ!

稲刈りが終わったら,田んぼで笛を吹いて踊りたい!

おむすびを食べ終わったらもうひとがんばりして,スズメたちのために稲穂を数本残しておしまいです。

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スズメたちのために稲穂を数本残しておきます (^◡^)

刈り取った稲穂を束ねてはさがけに掛けたら,田んぼが広くなったように感じられます。これは笛を吹いて太鼓を叩いて,スズメと一緒に踊りたくなる!…それが日本のお祭りだったんでしょうね。本当に,肌感覚で実感しました。一緒に稲刈りしたみんなもそう言っていました。

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稲穂を刈り取った田んぼで,スズメと一緒に踊りたい!

そうそう,稲刈りをやってみて驚いたことが一つあります。それは小さな子供達が想像以上に戦力になることです。本人たちはバッタを採ったりトンボを採ったりして,遊びながらその合間に稲を刈る感じなんですが,気がついたら馬鹿にならない量の稲穂を刈っているという…だから昔は、田植え、稲刈りの時には一家総出でやってたというのもよくわかりました。

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まだ小学生だった息子もがんばって稲刈りします

海上の道が眼に浮かぶのです

唐突ですが,高校生の頃,柳田国男の「海上の道」とそれを題材にした同名の合唱曲に魅せられたことがあります。遠い昔,素朴な丸木舟を操り,穀物の種を握りしめながら,黒潮に乗って日本列島で渡ってきた私たち日本人の祖先。

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私たちの祖先は稲を携え,黒潮に乗ってやって来たのでしょうか?

ずっと受け継がれてきた稲作の歴史のさらにその前に,そんな話が繋がっていると想像すると(日本人の祖先が黒潮経由で日本にやって来たというのが学問的に正しいかどうか,判断する術を僕は持たないけど),頭の中で田園風景と青い海が行ったり来たりして,また妄想の世界に浸ってしまうのです。

おわりに

<友達はその後田んぼをやっていないので,これ以来田植え・稲刈りには行っていないのですが,息子は今でも「また稲刈りやりたいなあ!」と言います。彼にとっても印象的な体験だったようです。

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小雨模様の空ですが,はさがけは誇らしげ

本職の農家の方から見ると,取るに足らない話かもしれませんが,本当に楽しくていい体験をさせてもらったと思っています。そしてこの体験以降,ご飯がますます美味しく感じられるようになりました。

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お米を食べにやってくるスズメも可愛い

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