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昨年Sonyから発売されたAPS-C Eマウントの広角レンズ3本に惹かれる話 & APS-Cミラーレスカメラについて思うこと

レンズ


カメラ機材,特にレンズの話です。例によって話がとっ散らかりそうですが,どうぞお付き合いください (^ ^;)

いま使っているカメラとレンズ

僕が写真を撮るために使っているカメラは,Sonyのα6400です。APS-Cのミラーレスカメラ。軽量・コンパクトで気軽に持ち運べるので助かっています。AFも速いです。

α6400

Sony α6400(+ SEL70350G)

レンズは主に以下の4本を使っています。

主に使っているレンズ
  • 標準ズームレンズ:Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA oss (SEL1670Z)…フルサイズ換算24–105 mm, F4通しのズームレンズです。山を歩くときはほぼこのレンズで撮っています。一番よく使ってるのはこれ。
  • 標準単焦点レンズ:E 35mm F1.8 oss (SEL35F18) …食べ物を撮るのに使うことが多いかな。よくボケるので,花を撮るときなんかもこれをよく使います。あと家族の写真も。
  • 超広角単焦点レンズ:SAMYANG 12 mm F2 NCS-CS…山で広い画角で撮りたい時に使っています。フルサイズ換算18 mm。それにF2で明るいので,星景写真は主にこのレンズで撮っています。
  • 超望遠ズームレンズ: E 70-350mm F4.5-6.3 G oss (SEL70350G)…テレ端がフルサイズ換算525 mmの望遠ズーム。主に野鳥の写真を撮るのに使っています。他には月を撮ったりいろいろ。

今のところ,これで結構満足しています。広角域のレンズだけマニュアルフォーカスですが,星を撮る時には問題ありません。超広角で「動きもの」を撮ることはまずないし。

昨年,Sonyから APS-C 用の広角レンズが3本発表されました

そんな中,昨年Sonyから,APS-C用の広角レンズが3本発売されました。これです↓。

昨年発表された広角レンズ3本
  • E 11 mm F1.8 (SEL11F18)
  • E 15 mm F1.4 G (SEL15F14G)
  • E PZ 10–20 mm F4 G (SELP1020G)

この3本が気になるんですよねー。

山などの風景もそうですが,特に星景写真を撮るときに良さそうです。

E 11 mm F1.8 (SEL11F18)

E 11 mm F1.8 は,今使っているSAMYANG 12 mmの置き換えとして考えちゃうんですよね。星景写真用のメインレンズ。

実は12 mm(換算18 mm)の画角は絶妙で,天の川がちょうどうまい具合に収まります。

12 mmの画角はけっこう絶妙です

でもたまに「もう少し広いといいな」と思うこともありまして。

この写真↓ は北アルプス・南岳で撮った天の川なんですが,もう少しアルプスの岩場を広く入れたいとも思ったんですよね。…星景写真では「地上景」を大きく入れれば,それだけ星空が入らなくなるので,そのあたりのバランスにいつも悩みます。

南岳の天の川

もうちょっと広く写したいな…と思うことも

E 11 mm F1.8 ならフルサイズ換算16.5 mm。今までのレンズよりも一回り広く写せますね。

うん,魅力的。開放F値は1.8で,SAMYANGよりも1/3段明るいですね。少しの違いですが,これもプラスです。

今のところ一番気になるレンズがこれかな…。181 g と非常に軽いのもいいですね(SAMYANG 12 mm (245 g) よりも軽い)。

E 15 mm F1.4 G

続いて15 mmのレンズ。これも気になりますねー。このレンズの良さは,なんといってもその明るさ!F1.4 は魅力的です。星景写真を撮る際,赤道儀を使わない固定撮影でも,十二分に星の光を取り込むことができそうです。

また15 mm(フルサイズ換算22.5 mm)という画角もなかなかいいですね。星景写真を撮る場合,焦点距離は16 mm(同24 mm)が一つの基準だと思っていますが,これよりも気持ち広い画角。

「星座をある程度大きく写しながら,なおかつ広さも確保できる」…そんな焦点距離だと思います。

昇る冬の星座

16 mmで撮った星空。15 mmだと,これより一回り広くなります

似た性格のレンズとして,今までシグマの 16 mm F1.4 がありましたが,15 mmのこっちはさらに良さそうです。「Gレンズ」というところもいいですね。

ところで登山の際,最近は標準ズーム+超広角単焦点を持って行っています。もし15 mmのレンズを買ったら,これにプラスして持っていくことになりそうです。うーん,荷物が増えそうで躊躇しますね。219 gと軽量ではありますが。

E PZ 10–20 mm F4 G

3つ目は超広角ズームレンズ,E PZ 10–20 mm F4 G。

これは開放F値が4.0なので,星の撮影には使いづらいですね。どちらかというと登山の時に,風景を広く撮りたい時に使う感じでしょうか。

でも最近は,山で広く撮りたい時にパノラマ撮影で乗り切ったりしてるから,このレンズにはあまり食指が動かないかな。

鳳凰三山の稜線

最近は,広い風景はパノラマ撮影で撮ったりしています

これならむしろ,タムロンの 11–20 mm F2.8 の方が星撮りにも使えていいかも(山に担ぎ上げるレンズをあまり増やしたくないというのもあります)。

このレンズはパワーズーム搭載ということで,どちらかというと動画用途に開発された製品なのかもしれないですね。

APS-Cのボディも開発して,お願い!

上記の広角レンズ群が発表された時,僕は「SonyはAPS-Cを見捨てていなかった!」と喜んだものです。

だってAPS-Cのミラーレスカメラは,α6600が3年ちょっと前に出て以来,発表されていませんからね。

…あー,正確にいうと V-log CAM ZV E-10 と 動画カメラ FX-30 が出ていますが,これらは求めてるものとはちょっと性格が違うし…。

α6400

α6400で満足はしてるんですが…

いま α6400 で割と満足しているから,すぐにどうこうというのはないんだけど,これが壊れたらどうしよう…とか考えちゃうんですよね。

Sonyさん,APS-Cのミラーレスカメラ,新しいのを開発してください。お願いします!

こんなのだったら喜んで飛び付きます!

こんな機種が出てほしい
  • 裏面照射型センサー搭載(高感度に強いセンサー)
  • 被写体認識AF搭載(野鳥を認識してフォーカスを合わせてほしい)
  • 連射速度はそこまで求めないので,積層型センサーじゃなくてもいいかな…
  • 小型・軽量はキープしてほしい

フルサイズ機の方なら,新しい機能が搭載された機種が続々と発表されてるから「フルサイズに行けばいいんじゃね?」と言われればその通りなんですけどね。いろいろ考えるところもありまして…(この辺りのことは,いずれ書いてみようかなと思っています)。

α6400

APS-Cのカメラ,新しいのを出してくださいまし!

APS-C の一眼カメラ,子供の写真を残す人たちなどに需要はあると思うんですが,メーカーにとっては利幅が小さいのかなあ。

でも,キヤノンや富士フイルムがAPS-Cの新機種を出して成功している(ように見える)のでSonyさんもお願い!

 

おまけ:フルサイズ用に出るという噂の "FE 20–70 mm F4 G" はちょっとうらやましいかも

ここのところ,フルサイズ用に "FE 20–70 mm F4 G" が発表されるという噂が流れているようですね。この画角,ちょっとうらやましいかも。

登山の時にカメラにつけっぱなしにしておけば,昼間は一本で事足りそうなズーム域ですね。

まあそれもフルサイズのボディを持っていないと意味がないので,「うらやましい」で終わっちゃう話なんですけどね。

* 1/17 追記 FE 20–70 mm F4 G が正式に発表になりました。20 mm – 70 mm F4 通しで,かなり小型・軽量(488 g)。登山用にすごくいいレンズになりそうですね。

まとめ

APS-Cのα6400で使う広角レンズに関する話でした。取り止めがなくなってしまいましたが。

レンズ沼,やっぱり怖いものですね(そう言いながら顔は笑っている)。

 

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