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カシオペアとアンドロメダ銀河––南伊豆で Deep Sky の撮影にトライ!

南伊豆の風景

南伊豆にて

伊豆で星を撮ってきました

先週末の新月の夜,南伊豆で星空を撮ってきました。海岸風景の美しいところですが,今回は星空と地上景を絡めた「星景写真」を撮る時よりも,もう少し長めの焦点距離で撮ってみます。赤道儀にがんばってもらって「Deep Sky」に迫りたいのです。

撮影場所と撮影機材

撮影場所は南伊豆・弓ヶ浜海岸

今回は南伊豆町の弓ヶ浜海岸で撮影しました。南伊豆だと石廊崎まで行って星空撮影をする人が多いようですが(条件もそちらの方が良いと思いますが),そこまで行く気合が足りなかった (^ ^;)

 とはいえ,ここでも空はかなり暗く,じゅうぶんに満足できました。

SIGMAの85 mm F1.4 をレンタルで使ってみました

撮影はいつものように 自作のポータブル赤道儀「ふくろう号」を使って,α6400で行いました。

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加えて,マップレンタルで中望遠レンズ,SIGMA 85 mm F1.4をレンタルして持って行きました。結構重いレンズなので,赤道儀に乗せてバランスをとるのに少し苦労しましたが,なんとか追尾撮影をすることができました。

カシオペアとアンドロメダ銀河

12月に入って冬の空になりつつありますが,早めの時間なら秋の星座がまだ空高く見えています。はじめに,カシオペア座とアンドロメダ銀河を同一の構図で撮ってみます。

カシオペア座とアンドロメダ銀河

カシオペア座とアンドロメダ銀河

α6400 + sony 35 mm F1.8 → F2.5, 75秒 x 11枚スタック (そのうち5枚はソフトフィルター使用), iso2500

天の川に浮かぶカシオペアと少し離れたところにアンドロメダ銀河。画面上の端にペルセウス座二重星団h-χも写っています。このあたりの領域は透明感が感じられて好きです。アンドロメダのひとしずく。

アンドロメダ銀河をアップで撮ってみよう

さて,次が本番です。中望遠レンズを使って,M31 アンドロメダ銀河にググッと寄ってみましょう。250万光年先の Deeper Sky へ

M31 アンドロメダ銀河

M31 アンドロメダ銀河

2021年12月4日 22時05分くらい α6400 + SIGMA 85 mm (127.5 mm相当), F1.4 → F2.0, 35秒 x 7枚スタック, iso3200, トリミング

銀河の淡いところまできれいに写したかったので,30枚撮影してスタック(加算平均コンポジット)しようと連続撮影していた…のですが,撮影が終わったあと確認してみると,途中で電池が切れて赤道儀が止まってました。ガックシ。それで7枚しかスタックできなかったというね。

そんなわけで背景が少しノイジーだけど,銀河の渦巻き構造をとりあえず写すことができました。淡く広がった銀河周辺部や,伴銀河のM32M110の存在もよくわかります。ひとまずヨシ!

次回はもっと長い焦点距離のレンズを使って写してみたいですが,また来年の秋にトライですね(自作のポタ赤によるノータッチガイドなので,追尾精度がどこまで出せるかが問題かな)。

ここで雲がかかってきました

赤道儀の電池を入れ替えました。続けて次に撮影したい対象もあったのですが…ここで空に雲がかかって来てしまいました。

むむむ…。あわててスマホでSCW気象予報を見ると,夜半を過ぎて3時くらいになるとまた晴れてくる模様。一旦赤道儀を撤収して仮眠をとります。

3時過ぎだと,まだ冬の星座は撮れるかな?レナード彗星は明け方に見えてくるからそっちは大丈夫そう。

レナード彗星を撮った話はこちら↓

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ここまでのまとめ

以前からいつかトライしようと思っていた,中望遠レンズを用いたアンドロメダ銀河の撮影。赤道儀の電池が撮影途中で切れるというハプニングもあったけど,「中くらい満足」です。

次はオリオンを撮った話。続きます。

(関係ないけど,この記事で200本目です)

 

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