そろそろ秋も終わりですね。今年はあまり紅葉狩りができなかったなあ。
南アルプスの中腹が色付いているのを楽しんだくらい?
とはいえ,まだ紅葉を楽しめるところはあるよね,きっと。
ということで,先日群馬の伊香保温泉で紅葉見物をしてきました。
伊香保温泉に到着,伊香保神社へ
関越道を渋川伊香保インターで降りたら伊香保温泉は間も無く。
温泉街は山あいにあって,坂道に沿ってホテルや観光施設が点在しています。
紅葉はどうかな?谷の向こうの山はところどころ色付いていますね。
はじめに向かうのは伊香保神社。参道は三百数十段の石段で,伊香保のシンボルになっているようです。
石段を登りながら頭上を見上げれば,この通り。青空を背景に楓の葉っぱがきれいです。
ただ「真っ赤」というわけではなく,やっぱり盛りは過ぎている感じですかね。色がちょっと抜けているかも。
その分,石段に積もった落ち葉が風情あるからいいか。
鳥居をくぐって境内に入ると,まずこんな手水舎。この手水は温泉ではないのですね。
温泉を訪ねてきた人たちで賑わう境内。ぼくもこれからのもろもろのことが,納得して進められるようにお参りしておきました。
これが伊香保神社の社殿。こぢんまりしているけど,400年を越える湯治場の歴史を見守ってきた歴史ある神社です。
神社の裏手には見応えがあるカエデの木。おお,これはまだまだ見事ですね!
境内から続く小道が,伊香保温泉の紅葉名所「河鹿橋」に続いています。行ってみましょう。
河鹿橋へ向かいます
河鹿橋へと向かう道は,神社の境内からさらに上に登っていきます。道には落ち葉もちらほら。
残ったモミジが,上州の空っ風に揺れています。
「かかあ天下と空っ風」…いやいやいや。空っ風に冬の訪れを感じながら,妻といっしょに坂道を登っていきます(汗)。
河鹿橋に向かう道の傍に,鮎の塩焼きの露天を発見!串に刺さった鮎が,炭火を囲んでますよ。丸々とした鮎ですな (^◡^)。
紅葉をバックにガブリ。やっぱり鮎は美味いですなあ。皮のところなんか最高。同じ店に味噌田楽もあったので,そっちも食べちゃう(笑)。
道の両側には雑貨屋さんやせんべい屋さんなどもありますが,閉まってますね。けっこう古い店舗だし,もうやってないのかな?
とりあえず雑貨屋さんのウインドーが,レトロな感じで味わい深かったので,スナップを一枚。
飾られているのはずいぶん古い感じのおもちゃですね。これ,売り物じゃなくて,お店の人のコレクションなのかな?
そして河鹿橋に到着。
太鼓型の橋は,多くの人が渡って賑わっています。周りの紅葉はすでにちょっと寂しい感じですかね。
河鹿橋の近くには,カエデの木がその枝を奔放に伸ばしていました。色付いた葉っぱを誇っているみたいでカッコイイです。
こうやって腕を伸ばした大木には,生命感を強く感じてしまうんよなあ。
河鹿橋より上に,共同の露天風呂があります
賑わう河鹿橋から先にも道は続いています。のんびり気分で歩いていくと,露天風呂がありました。入浴料は500円だったかな?(うろ覚え)
ここは山の空気を感じながらひとっ風呂浴びることができそうで,とても雰囲気のいいところ。大いに惹かれたんですが,このあと草津温泉に向かうので入りませんでした。また今度ね。
こちら露天風呂を出たところにある休憩所 ↓。お風呂上がりにここでお茶を飲んだりしたら寛げそうですねえ。
石油ストーブも置いてあるから,もう少し寒くなったら火に当たりながら冬景色を眺めるとかね。
露天風呂の近くには,こんな枝ぶりの良いもみじもありましたよ。まだ残っている秋見つけた!
坂道を下って戻ります
それではきた道を下って戻ります。
遠くに見えている山が特徴的な姿を見せています。
妙義山,荒船山をはじめとして,西上州の山はゴツゴツで特異な形をしているものが多いですね。
アルプスや八ヶ岳,はたまた同じ群馬でも谷川岳とは違うテイストで,眺めていて飽きません。
妙義山とかに登ってみたいか?と聞かれると「んー,ちょっと怖い」と答えますけどね。
こちら伊香保の斜面とあっちの山との間を初冬の風が吹き抜けます。すでに冬の香りをたたえた,乾いた風です。
駐車場に戻ろうと温泉街を歩くと,こんな絵が。
タイトルは「伊香フォー!温泉」,作者はあのレイザーラモンHG氏だそうです。「プ◯バト」の企画で描かれたものだとか(他にもいろんな作品がありました)。
おわりに
そんなわけで,伊香保温泉の紅葉でした。短い滞在時間でしたがけっこう楽しめました。
紅葉は盛りを過ぎていて,あまり鮮やかではありませんでしたが,そこはそれ。季節を感じる1日になったのでヨシとしましょう。
ここから山の方へ車を走らせて,草津温泉に向かいます。
そちらはまた別の話で。