東京に住んでいると空気が澄んでいる時には遠くに富士山を望むことができます。富士山が見えると,やっぱりうれしいですね。そして山に登ると,富士山が圧倒的な存在感を見せます。そんな時には「フジッサーン!」と言いながら写真を撮らずにはいられません(笑)。
というわけで,今までに撮った富士山の写真を何枚かまとめてみようと思います。すでに他の記事で載せたものもありますが。
朝の富士山
七ツ石小屋の夜明け
奥多摩・七ツ石小屋でテント泊した時,夜明けに撮った富士山です。12月の初旬のこと,かなり下の方まで雪が積もっています。やっぱり富士山には日の出がよく似合います。
昼の富士山
奥秩父の富士山
はじめに奥秩父・国師ヶ岳から望む富士山。松の木と富士山,日本的ですね。奥秩父はアルペン的な要素には乏しい地味な山域ですが,その稜線を歩くと,ずっとこんな風景に励まされます。
富士五湖の富士山
富士五湖の一つ,西湖湖畔から望む富士山です。富士五湖では眼前に大きく富士山が迫り,その迫力に圧倒される感じになります。西湖はこじんまりした湖ですが,静かな雰囲気で好きです。
南アルプスから富士山
南アルプス・甲斐駒ヶ岳から鳳凰三山の向こうに富士山。 鳳凰三山も2800 mクラスの高山ですが,富士山はそれよりも頭一つ高いのがわかります。貫禄ですね!
午後の富士山
愛鷹山から富士山のアップ
今度は静岡県側の富士山です。富士山の南側に愛鷹山という山塊があります。この一つ越前岳からは正面に大きく富士山を望むことができます。僕が越前岳に登った時には,富士山を雲が覆ったり流れたりといった天気でしたが,頂上が顔をのぞかせた時にアップでそのてっぺんを撮ってみました。
まさに「頭を雲の上に出し♪」ですね。
甲武信岳から富士山
奥秩父甲武信岳に登り,さあ下山しようと歩き始めた時に,はるかに見えた富士山。甲武信岳から広瀬湖への下りはすごい急降下で,辛い道になります。足元に気をつけながらも時々視線を上げて,富士山を見ては自分を励ますのです。この写真を撮ったのは9月下旬,山の上では紅葉が始まっています。
奥多摩から富士山
奥多摩・鷹ノ巣山から富士山。午後のやや霞んだ空気の中,幾重にも重なった山の稜線の上に富士山が見えていました。絵になる風景だなあ!と,思わず見入ってしまいました。
夕暮れ時の富士山
七ツ石小屋の夕暮れ
奥多摩・七ツ石小屋で迎える夕暮れ時の富士山です。季節は初冬(12月はじめ),あたりはだんだん暗くなり,しんしんと冷え込んできます。夕焼け空に浮かぶ富士山はしみじみと美しかったのですが,この時ばかりは「フジッサーン!」ではなくて「ふじさぁぁ〜ん」という感じでした (^ ^;)
ちなみに七ツ石山から見る富士山は,とても均整のとれた,バランスの良い姿だと思います。
夜の富士山
昇るさそり座と富士山
西湖湖畔にて,昇るさそり座と富士山。富士山と星の軌跡が湖面に映っています。画面左のほうで,オレンジ色に写っている星がアンタレスです。ここ西湖では,さそりは富士山の左から昇ってきて,右で南中するのです。
富士山と天の川
さそり座が南中し,夏の天の川が立ち上がってきたところを,赤道儀を使って撮影しました。西湖湖畔には街灯がなく,暗い空で美しい天の川を見ることができます。まるで湖に星が降っているようです。
奥秩父稜線から,雲海の上の富士山と天の川
奥秩父の稜線にて,雲海の上に頭を出した富士山と夏の天の川です。固定撮影なのでノイジーですが。ご来光に合わせて富士山を登っていく人たちのライトが,一筋の光の道となって写っています。
おわりに
関東では高いところに行ったら,まず「富士山は見えないかな?」と探してしまいます。全国に「ふるさとの山」がありますが,そういう意味では,関東一円で富士山は「大きなふるさとの山」みたいな存在なのかな,と思ったりします。
写真を撮る時は,富士山の「被写体力」はとても強くて,画面に富士山が入るとたちまち「富士山の写真」になってしまう気がしますが,それも私たちの富士山に対する思いがそう感じさせるのかな,とも思います。
奥多摩や奥秩父,南アルプスに登ると,いつも富士山が間近に見えて,親しみが湧いてきます。これからもいろんな景色と富士山を絡めて写真を撮ってみたいと思います。
関連記事