ツバメが大好きです。
あの小さな体で,南の島から渡ってくるのもいじらしいし,か弱い体を守るために人間と共存することを選び,日本の家々の軒下で子育てをする姿も愛おしい。
この間三陸・宮古で夏休みを過ごして来ましたが,沿岸へ向かう途中で道の駅に寄ったら,その軒下でツバメが営巣していました。
岩手のツバメに遭遇
南の島から数千キロの旅をして日本にやってくるツバメ。
日本の中でも南の方で営巣すれば,飛行距離が短くて済むわけですけどね。岩手まで飛んできたツバメは,とりわけ長い旅をしてきたんですね。
よく来たな!
ツバメの飛翔は超高速。いつも「速い速い」と言っているカワセミよりもさらに高速です。
そこでシャッタースピード 1/4000 秒で撮りますが(α6400の最高速ね),軒下の日陰なのでiso感度が上がってディテールがややつぶれ気味。まあしょうがないか。
二羽の親鳥がかわるがわる巣に戻ってきて飛び交っています。せっせと雛にえさを運んできてるんでしょう。
父親と母親と。人間界では最近やっと「父親も育休を取って子育てして…」なんて言い出しているけど,ツバメはずっと昔からそうやって来たわけで。
「ツバメたちよ,子育てがんばれ!」って応援せずにはいられません。
飛翔するツバメはカッコいい!
長い距離の渡りをするツバメ。その体は小さいけど,空中生活に特化した形です。
アスペクト比の高い翼。飛んでいる時は実際よりも大きく見えますよね。
翼を大きく広げた姿は惚れ惚れしてしまうくらいカッコいい!
翼には手のような突起があって,その姿はじっと見ているとイカロスのように見えてきます。
親鳥が巣に戻って来ました。虫を捕まえて来たのかな?(このあたり,トンボがたくさん飛んでいました)。
巣ではひな鳥が待っている
巣に止まる時は羽を立てて減速し,脚を出して着地するんですね。
親鳥の帰着を察した雛鳥が顔を出しています。カワイイ (^ ^)。
いっぱい食べて大きくなれ!そして来るべき渡りに備えるんだぞ。
岩手まで長い渡りをして来た親子のせいか,8月にしては雛がまだ小さいですかね。
渡りの季節はもうすぐ。ここのツバメはちょっと遅めに日本を立つのかな?
おわりに
一昨年くらいまで自宅マンションの屋上にツバメが巣を作ってたんですが,今年は来ていないようでちょっと寂しい。
そう思っていたところ,岩手でツバメに会えたのでうれしかったなあ。
まだ小さかった雛は,これからもっと大きくなって,飛ぶ練習をして…。
無事に渡っていってほしい!
そしてまた来年やってきてね。
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