前記事「行田市「花手水week」を訪ねてきました (1):行田八幡神社の花手水【埼玉の花】」の続きです。
八幡神社でお参りを済ませた後は,神社から秩父鉄道行田市駅へと続く,「八幡通り」沿いを歩きました。通り沿いのお店や民家の軒先にも花手水がいっぱい飾られていて,花に酔うような気分での散策となりました。
八幡通りは花手水がいっぱい
まず八幡通りに沿って,神社の南側を歩いてみます。「花手水week 散策マップ」を見ながらの散策です。静かな通り沿いの店先に,さりげなく置かれた花手水。見つけると「あったあったー!」とうれしくなります。
はじめに「大村ミシン」さん。ビタミンカラーの手水です。
そしてそのとなりの民家の庭先にも花手水の器が置かれています。この季節によく合う,紫陽花の手水です。器が白い小石の上に置かれているのが上品ですね。
一般の民家の方も,こうやって町の企画を一緒に楽しむのは(手間はかかるでしょうが)楽しそうですね。
次は八幡神社の向かい側にある自転車屋さん「サイクルショップのむら」。これもみずみずしくシックな雰囲気。
続いて布団屋さん「睡眠具プラザ・タシロ」さん。睡眠具という表記がいいですね (^◡^) ビビッドな黄色とオレンジ。ちょうど日が差したので,ますます元気が出そうです。
それにしてもなぜだろう。花を水に浮かべると,同じ花でも鉢植えや切り花にはないみずみずしさを感じます。なんとも言えず涼しげだし。
次は「パンと洋菓子の店 Chalon」さん。洋風の色合いはパンと洋菓子のお店にふさわしい感じがします。思わずお店に入ってパンをいくつか買いました!
打って変わって和食のお店,「そば割烹・田丸屋」さん。意外にもバラを浮かべて,こちらも洋風な手水です。いやあ,楽しいですねー。
そして「ヒラモト」さん(何のお店だったか忘れちゃいました)。花を眺める猫ちゃんがカワイイ。
いろんな花手水を見て,だんだんワクワクしてきたぞ(笑)
八幡通りの旧名は「大工まち」
八幡通り沿いに八幡町という一角があります。この町の古称は「大工まち」だそうです。
行田は城下町。桑名の殿様が忍藩に移って来られた頃,下級武士たちの住居を補うために大勢の大工、木挽衆が随行してきました。彼らが軒を連ねて生活していたところが「大工まち」だったとのことです。
そんな八幡通りは、現在も行田八幡神社をシンボルとして行田の中心的な場所になっています。
八幡通り沿いは,神社の他に,石蔵造の小川源右衛門商店,笠原家住宅などの風情あるまち並みが残っていて,歴史・文化を感じることができる一角です。
八幡神社から行田市駅に向かって
さてさて。八幡通りの北半分,行田市駅に向かう区間を歩きます。花手水の器自体はそう大きなものではないのですが,きれいな色合いですぐに見つかります。見つけるたびにうれしくて,だんだん宝探しをしているような気分になってきます (^ ^)
八幡神社のすぐ北側にある「大黒屋うなぎ店」さん。紫陽花と桔梗の手水。和風で素敵です。こういうのを外国から来た人に見せてあげたいなあと思ったり。
そして明治安田生命のビルの前に置かれた手水の鉢。淡いけど上品な色合いです。これもいいですね。
次に M's House。花を見ている鳥っこが可愛い (^◡^) ところでここは何のお店でしょう?カフェかな?
そのとなりの民家も,すてきな壺に花を浮かべて飾っています。雰囲気あります!
テーラーKoyamaさんはランの花びら?を浮かべて,ちょっとトロピカルな雰囲気。個人的には花手水って紫陽花のイメージが強かったのですが,こうしてみるとフリーダムですね。
「リカーショップカネマル」さんは,ガクアジサイを入れた繊細な鉢と,はっきりした色合いの手水の二本立て。お店ごとに個性があって,そんなところも楽しいです。
さらに進んで「BARBER パリーシャン」さんは,ミニひまわりが中心のビビッドな手水と,青が基調の紫陽花の鉢。紫陽花の手水は,お店の人に思わず「きれいですねー!」って言ってしまいました。
だいぶ駅の方に近づいてきました。行田郵便局の花手水は,カーネーション(?)とかすみ草の繊細な雰囲気。青い器にもマッチしていて涼しげです。これ,好き。
ちょっと脇道にも入ってみます
途中で八幡通りを外れて,脇道にも入ってみます。
花手水散策マップに導かれて,東洋舎クリーニング店へ。
ここはフェミニンな雰囲気の,ピンクのバラの花手水ともう一つ,サボテン?の個性的な手水です。こんなのもアリなんですねえ。はえーっ!て感じです。
八幡通りを北の端まできました。ここで信号を右へ,行田市駅とは反対の方へ歩いてみます。するとはじめに見つけた花手水は「割烹魚豊」。真ん中にちっちゃい鰻丼が鎮座してる(笑)。
そのおとなり,「十万石まんじゅう」の手水にも,真ん中に小さなお饅頭が (^ ^) いやあ,面白いですねえ!このお饅頭,本物ではないでしょうけど,なんだか美味そう(笑)
最後に「ふじや呉服店」です。ここでは着物,浴衣のレンタルも行なっていて,和装に着替えてから街を散策することもできるそうです。時間がある人はそういうのも楽しそうですね!浴衣と花手水って風情があります。
まとめ
というわけで,バラエティーに富んだ花手水を巡りながら,行田市駅近くまでやってきました。八幡通りの花手水をまとめると,こんな感じ↓ 本当に色とりどりです。
ここまででかなり満足ですが,花手水はまだまだたくさん飾られています。
ここからは駅前で折り返して,市の中心を通る「古墳通り」沿いの花手水と,八幡神社と並ぶ行田のもう一つのシンボル,忍城の周りの花手水を巡ってみることにします。
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