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行田市「花手水week」を訪ねてきました (その3):古墳通りから忍城にかけて歩く【埼玉の花】」

前記事「行田市花手水weekを訪ねてきました(2):八幡神社は花でいっぱい【埼玉の花】」の続きです。

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八幡通りの花手水を巡りながら,行田市駅のあたりまでやってきました。ここから折り返して,市の中心部を通る「古墳通り」に沿って歩きます。さらに町のシンボルである,忍城のあたりに足を伸ばしてみました。こちらも個性的な花手水でいっぱいでした。

古墳通りの商店街を歩きます

古墳通りを歩き始めて最初に見つけた花手水は,行田セレモニーグループです。なぜか真ん中にビールが乗ってるぞ?…これ,よく見るとろうそくのようです。はじめ「なぜビール?」と思いましたが,「旅立たれた人が,好きだったものを飾りましょう」ということらしいです。

行田セレモニーグループ

行田セレモニーグループ

次は薬屋さんです。「漢方薬局かもゐ」さん。このお店の花手水はこれ ↓。白い紫陽花「アナベル」と紫色のガクアジサイの花びらが,ブルーの器に浮かんで涼しげです。これ,いいなあ。

かもゐ漢方薬局

漢方薬局かもゐ

続いて「戸塚せんべい店」さん。真ん中にちっちゃい煎餅が浮かんでる (^ ^) 遊び心が楽しいです!せんべい美味しそう。

戸塚せんべい店

戸塚せんべい店

そのおとなりは金土本山さん。水に浮かんだアジサイの中に,アヒルの親子が泳いでる!(≧∇≦) これは花手水というより,お風呂に花とアヒルを浮かべて遊んでるみたいです。

金土本山

金土本山

アヒルのインパクトが強すぎて,ここが何のお店だか確認するのを忘れちゃいました。これはやられました(笑)

道路を挟んで向かい側には,「なかじま仏具店」さん。ハスの花が浮かんだ大ぶりな手水は,さながら極楽のようです…って,行ったことはないですが (^ ^;)

なかじま仏具店

なかじま仏具店

宝探しの気分で

梅雨空の下でしたが,花を見ながら歩いていると,蒸し暑さを忘れて宝探し気分になってきます。

もう少し南に進んで,「菓子工房オリーブ」。ここの花手水は!ブルーの器にデルフィニウムを浮かべた「青い世界」です。きれーい!

菓子工房OLIVE

菓子工房OLIVE

そして「足袋製造卸・牧野本店」さん。行田は足袋の町。テレビドラマ「陸王」でも取り上げられてましたね。そんな老舗が作る花手水は,ミニひまわりとカーネーション。元気が出て走り出せそうです。

足袋製造卸・牧野本店

足袋製造卸・牧野本店

通りを渡って「蕎麦あんど」。和風な中にも現代的な配色を交えた,センスを感じる花手水です。これを見ると「ここの蕎麦,美味しそう!」って思えますね。今度来たら入ってみよう。

蕎麦あんど

蕎麦あんど

忍城に向かいます

ここで古墳通りを離れて,忍城に向かいます。

忍城(おしじょう)は成田親泰が築城したとされ,関東七名城に数えられているそうです。

このお城は,1590年の豊臣秀吉と小田原北条氏の戦いで,石田三成による水攻めを受けました。けれどものこの水攻めは失敗に終わり,別の形で開城するに至ります。そんなエピソードから,「浮き城のまち,行田」というキャッチフレーズが残りました。

忍城

忍城にて

そんな忍城に着き,お堀にかかる橋を渡ると,門の前に大きな手水が置かれています。お城の白壁との松の緑,そして花のコラボがいい雰囲気です。ちょっと花が傷み気味だったのが残念かな。

再建された天守には,併設された郷土資料館から入って4階まで上がることができるようです。でも今回は時間がなくてパス。

忍城の花手水

忍城の花手水

週末には,忍城の花手水にライトを仕込んでライトアップがされるようです(ライトアップは八幡神社でも行われます)。それも見てみたいものです。

忍城の周りも歩いてみましょう

お城の周りも歩いてみましょう。

忍城のすぐそばに「行田本丸郵便局」があります。真ん中に赤いポストが立った花手水。可愛らしいですね。このポスト,本当に手紙を投函できたらいいのに (^ ^;)

行田本丸郵便局

行田本丸郵便局

少し戻って,「うどんdaichi」。白を基調とした手水が2つ。花を浮かべている器のうち2つ目はやや小ぶりでしたが,もしかしてうどんのどんぶり?(違うかな?)

うどんdaichi

うどんdaichi

うどんdaichi

そしてちょっと北へ歩くと「自家焙煎珈琲まめや忍」。いやいやいや,これは…。これも花手水なんでしょうか?大部分がコーヒーの豆で,しかも水に浮かんでないし (^ ^;;) 個性爆発,フリーダム!

直火焙煎珈琲・まめや忍

直火焙煎珈琲・まめや忍

次は「野菜時々肉食堂かんなや」さん。紫陽花の中に埴輪が立っています。冷たい水の中で,埴輪くん,気持ち良さそうです。

野菜時々肉食堂かんなや

野菜時々肉食堂かんなや

行田市郊外には「さきたま古墳公園」があるのですが,広々としてとても気持ちの良いところです。春は桜の名所にもなっていますし,この地方の歴史を感じられる,ロマンあふれるところです。

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この埴輪くんは,きっとその古墳からやってきたのでしょう (^ ^)

そしてまた足袋屋さん。「創作足袋 千代の松」さんです。創作足袋ってどういうのなんでしょう?興味津々です。この花手水の雰囲気から想像すると,和服に合うデザインだったりするのかな?

創作足袋・千代の松

ふたたび行田市駅方向へ向かいます

さて,忍城周りの散策を終えて,再び行田市駅方面へ向かいます。すると通りかかったのが,「観光物産館ぷらっとぎょうだ」。行田市の観光案内所のようですが,ちょうど閉館の時間で中を見ることはできませんでした。でも花手水はまだ置かれていました。

ぷらっとぎょうだ

観光物産館ぷらっとぎょうだ

ぷらっとぎょうだの隣は「花のこいけ」さんです。青い器にパステルピンクの花手水。さすがにお花屋さんです。これは素敵な配色ですね。すごくきれい!

花のこいけ

花のこいけ

お次は「山本の奈良漬」さん。これもいいですねえ。青い涼しげな鉢に浮かべられたカラフルな花がとてもきれい。はっきりした配色だけど,全然嫌味じゃなくてむしろ爽やかです。

山本の奈良漬

山本の奈良漬

…でも引きで見ると,この花手水は漬物石がわりに漬物の樽に乗せられています(笑)面白すぎ!

漬物樽の上の花手水

漬物樽の上の花手水

こんな風にそれぞれのお店の個性がいっぱいなのも,見ていてとても楽しいです。

駅の近くまで戻ってきました。最後に武蔵野銀行の花手水。ガーベラなどをあしらったアレンジ。安定感を感じます。

武蔵野銀行

武蔵野銀行

 

おわりに

というわけで,急ぎ足になってしまいましたが行田の町をぐるっと回って,花手水を堪能することができました。

古墳通りと忍城のまわりの花手水

古墳通りと忍城のまわりの花手水

花手水マップに載っていながら見つけられなかったお店もありました。また今回は古墳公園の近くの前玉神社に置かれた花手水は,時間切れで見に行くことができませんでした。それでもきれいな花をたくさん見ることができたので満足です (^◡^)

この企画,それぞれのお店や民家の方が楽しんで参加されているのが伝わってくるようで,見ているこちらも楽しい気分になりました。

行田では毎月1日から14日を「花手水week」としているようなので,その月によって違う花を見ることができるということですね。機会があったらまた来てみようと思います。

 

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