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新しい登山靴(SCARPA リベレHD)を購入しました!

スカルパ・リベレHD

 

新しい登山靴を購入しました!スカルパの「リベレHD」というモデルです。まだうちの周りを歩いてみただけで,山に履いて行っていないのですが,第一印象などを (^ ^)

新しい登山靴を買ったのは…

実は,今までも山に行くたびに「新しい登山靴が欲しいな」と思ってはいたのです。

というのは,これまで履いてきた靴(総皮革製の重登山靴です)は古いし,何よりすごく重いのです。「靴がもう少し軽ければ,もっと楽なんじゃないかな…」と思うことが何度も。

そう言いながらも長年山歩きを支えてきてくれた靴には愛着もあるし,買い換えるきっかけがなかなかなかったんですよね。

…ところが,昨年秋,吾妻連峰に登った時に,ソールが剥がれてしまいまして。

 

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そのあと自分でソールを修理して,谷川岳にも行ったんですけどね。

 

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谷川岳では問題なく登ることができたんですが,夏山の長期縦走などで,「いつまたソールが剥がれるか」ってビクビクしながら歩き続けるのは精神衛生上良くありません。

だからこれを機会に新しい靴に買い換えようと思った次第です。

新しい登山靴に求めるもの

新しい登山靴に求めた条件は以下の通りです。

新しい登山靴に求めるもの
  1. 2-3泊のテント泊縦走ができるだけのソールの硬さがあること
  2. 岩稜帯を安心して歩けるアッパーの剛性とソールの強さがあること
  3. セミワンタッチアイゼンに対応していること
  4. いま履いている皮革製登山靴よりも軽いこと
  5. 厳冬期アルプスには対応していなくてもOK

以下,順番に説明していきますね。

 2-3泊のテント泊縦走に耐えるソールの硬さがあること

僕が山に行く時の基本スタイルは「テント泊縦走」です。それなりの重量がある荷物を背負って長時間歩くことが多くなります。

テント泊

雲取山にて。黄色いのがワタシのお家

この時,ソールの柔らかい靴だと,ゴツゴツした岩や木の根などを踏んで歩いているうちに,あっという間に足に疲労が溜まってしまいます。重い荷物を背負って長い距離を歩くには,ソールの硬さが必要なのです。

 岩稜帯を安心して歩けるアッパーの剛性とソールの硬さがあること

北アルプスや八ヶ岳では岩稜帯やガレ場を登ることも多くなります。この時,靴のアッパーに剛性があると,足が守られる感じがして安心です。ただしあまりガッチガチだと歩きづらくなるので,そこはほどほどに。

岩稜帯

岩稜帯を歩くこともあります

また岩場では足全体が乗らない小さい足場に立ち込むこともたまにあります(バリエーションルートのクライミングは当面やらないつもりですが)。こういう時にもソールの硬さが必要になります。

 セミワンタッチアイゼンに対応していること

積雪期の山を登るときは,アイゼン(クランポン)を装着します。いまはベルト式のアイゼンを使っているのですが,いずれセミワンタッチ式のものに買い替えたいなあと思っています。

そのためには,これに対応する「コバ」が靴についている必要があります。

ベルト式アイゼン

今はベルト式アイゼンを使っていますが…

 いま履いている総皮革製登山靴よりも軽いこと

先に書いたように,これまで使ってきた登山靴は総皮革製の古いもので,すっごく重いのです(測ってみたら片方で 1.36 kg ありました)。「縦走力養成ギブスかっ!」ってくらい(表現が古いなっ!)。

皮革製登山靴

皮革製登山靴,重すぎィ!

最近は素材が工夫されて軽いアルパインブーツが出回っています。出来るだけ軽いやつがいいなあ…と。とは言っても最近の靴なら,ほとんど今のより軽いのは間違いないですけどね。

 厳冬期アルプスには対応していなくてもOK

厳冬期は,今のところ低山しか行きません。だから厳冬期用のアルパインブーツは必要ないかな,と思います。3シーズン用の靴の方が軽いし,春〜秋はそちらの方が快適でしょうね(残雪期も含めて)。

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残雪期や初冬もライトアルパインブーツでもOK

もし厳冬期のアルプスに行くようなことがあれば,その時は何れにしてもそれにふさわしい靴が必要になるでしょうし。

 

そんなわけで,求めるのは,いわゆる「ライトアルパインブーツ」と呼ばれるカテゴリーのものになりますね。

ネットでリサーチ → 試し履きをしてから決めました

ネットでメーカーを絞り込みました

ライトアルパインブーツはいろんなメーカーから出ています。モンベル,シリオ,マムート,ガルモント,サロモン,アゾロ,スポルティバ,スカルパ,ローヴァ…。それぞれに魅力的で,目移りしちゃいます。

でもキリがないので,ネットで良さそうなもの(メーカー)を絞り込んだうえで,最終的に山のお店で履き比べて決めることにしました。

まずネットで登山靴をリサーチして,アゾロスポルティバスカルパ,そしてモンベル,このうちいずれかのメーカーの靴にしようと絞り込みました。

山の店で試し履きをして,リベレHDに決めました

メーカーを絞り込んだら,山の店に行きました。お店では,足のサイズを正確に測ってくれます。

登山靴売り場に行って店員さんの前で足を出したら おはよう靴下になってて,*1 ちょっと恥ずかしい思いもしましたが,おかげで足そのもののサイズは26.5 cm,靴はEUサイズで43が良さそうだということがわかりました。

おはよう靴下とは?

宮城弁で穴の空いた靴下を「おはよう靴下」と言います。親指が,靴下の中から「おはよう!」と顔を出してるみたいだから (^ ^)

その上で,いくつかの靴を履いてみました。

 モンベル「アルパインクルーザー2500」

まずモンベルショップで,モンベル「アルパインクルーザー2500」を履いてみました。

webshop.montbell.jp

足を入れた率直な感想は「悪くない」。ただ店内を少し歩いてみたところ,足の甲が少し高すぎて,フィットしない感じがありました(僕の足はそれほど甲が高くないようです)。うーん,一旦保留。

 アゾロ「エルブルース」

次にアゾロの「エルブルース」を試してみます。青いアッパーが特徴的な,おしゃれなデザイン。

webshop.montbell.jp

この靴はとてもフィーリングが良く,フィット感も良好でした。ただ全体にもう少ししなやかさがあるといいな…と感じました(ソールの硬さは良かったのですが。うまく言えませんが,歩くと微妙にぎこちなくなってしまう感じ)。使っているうちに馴染んでくるかもしれませんが。

 スカルパ「リベレHD」

別の日に高田馬場のカモシカスポーツに行きました。お目当てはスカルパの「リベレHD」

店員さんにお願いして43サイズのものを出してもらい,登山用の靴下を履いてリベレに足を入れてみると…「おっ!」。足をソフトに包み込むようなフィット感が素晴らしい!特に足首の周りを優しく,なおかつしっかりとホールドしてくれます。一方,つま先の方はゆったりとしていて,履いていて楽です(とは言ってもアソビがあるほどではありません)。

そして歩いてみると…なんじゃこれは!軽い!まるでジョギングシューズを履いて歩いているようです(メーカーサイトによると,片足 690 g です…今までの半分だぁ 涙)。

そして歩きやすい!ソールの硬さもあり,アッパーの剛性も十分に感じるのですが,それでいて歩きやすい。これなら楽しく,どこまでも歩いて行けそう。ちょっと感動してしまいました。

もうこれで決まり!という感じだったのですが,いろいろ体験してみたかったワタシ。店員さんに「もう一足くらい履いてみてもいいですか?」と聞いてみました。

 ラ・スポルティバ「エクイリビウム」

快くOKしてくれた店員さんが勧めてくれたのが,ラ・スポルティバの新製品「エクイリビウム」。黄色と黒と赤の派手なデザインです。

店員さん曰く「新製品の靴は,評価が定まるまで慎重な人が多いんですが,これはなかなか評判がいいんですよ」

かかとのソールパターンが独特で,またかかとが斜めにカットされていることで,ソールの硬さの割に歩きやすいとのことです(詳しくはカモシカスポーツさんのブログでどうぞ ↓)。

www.kamoshikasports.com

実際に履いてみたところ,足入れが少し窮屈な感じ。でも履いてしまえば足を包み込むようにホールドしてくれます。つま先の方のフィット感はリベレよりも良い感じです(余裕があって楽なのはリベレ。ここは好みかな)。

そして歩いてみると,店員さんのおっしゃるように,これも歩きやすい!ソールは硬いのに,かかとの独特なカットでこんなに違いが出るんだなあと感心しました。

これもいいなあ…。ただ,アッパーの剛性がリベレよりも低いのか(つま先周りはしっかりとガードしてくれるので岩場でも問題ないと思いますが),斜面を歩くとわずかに「ヨレる」感触がありました。この辺り本当に微妙な違いなんですが。

少し迷った末に足入れの良さとわずかな剛性感の違いから判断して,「やっぱりリベレにします」と店員さんに告げました。

あらためてリベレHDについて

うちに帰ってリベレHDを箱から出してみます。箱には「No Place, Too Far!(遠すぎる場所はない)」との文字が。かっこいい (^ ^)

リベレHDの箱

No Place, Too Far!

リベレのラスト(足型)」は,マイルドなターンイン。岩稜帯の立ちこみなどの際は,ターンインしている方がつま先に力が入りやすいようだけど(正直,自分ではそこまで違いがわからないんですが),あまりターンインがきついと靴の中で足が当たったりするので,これくらいがいいです。

ターンインのラスト

ラスト(足型)はマイルドなターンイン

アッパーは薄いヌバックレザーと,新たに開発された防水透湿素材「HDry」の組み合わせ。これによって防水性を確保しつつ,軽量化を実現しています。

HDry

アッパーは「HDry」

「リベレHD」の「HD」はこの防水素材を表してるんでしょうね。

それにしてもSCARPAのロゴが目立つ,斬新なデザインですなー。

かかとにはプラスチック製のコバがついていて,これを利用してセミワンタッチ式アイゼンを装着することができます。

セミワンタッチ式アイゼン対応

セミワンタッチ式アイゼン対応

うちの周りをぐるっと歩いてみました

まだリベレを履いて山には行っていないのですが,うちの周りをぐるっと歩いてみました。山の店で感じた通り,軽いし歩きやすい!

そしてミッドソールに緩衝材が入っていて,足裏の衝撃を和らげてくれるのがいいですね。これまでの皮革性登山靴だとクッションが全然なかったから,縦走の後半になると足裏が辛かったんですよね。

早く山で履いてみたいです。

 

まとめ

「登山靴を買った」と一言で済む話を長々と書いてしまいました。それだけ嬉しかったということで (^ ^;)

途中,靴のセレクトについていろいろ書きました。でもこれは登山スタイルはもちろん,一人一人の足の形や歩き方,好みによるところも大きいので,ここに書いたのは僕個人のフィーリングによるものだということをご承知おきください。

リベレを履いて山に行くのが楽しみです!(あ,そうそう,Scarpaって,イタリア語で「靴」って意味ですよ!)

 

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