登山靴のソールが剥がれました
去年の秋に福島の吾妻連峰に登りました。登山自体はとても楽しく,景色も素晴らしかったのですが,山を降りたあと登山靴のソールが剥がれてしまいました(剥がれたのが下山後だったのは本当にラッキーだったと思います)。
これを機会に新しい登山靴を買おうと思っています。…というのは,僕の登山靴は総皮革製の重登山靴で,とても重いのです(片足 1.2 kgくらいある)。「縦走力養成ギブスか!?」ってくらい(岩場で足を守ってくれる安心感はあるんですけどね)。もう少し軽い靴に変えれば,山歩きの負荷をずいぶん減らすことができそうだなあと。というか,もうずいぶん長く使ったしね。
でもこの靴も一応直しておこうと思います。息子といっしょに山に登るときに,息子に新しいのを履かせて,僕が今の靴を履くとかそういう使い方もできそうだし。
ということで,この靴を買った山の店に,ソールの張替えができるかどうか聞いてみました。その結果「できないことはないけど,2万円くらいかかるし,期間も2〜3ヶ月かかるかも」との答え。
むむむ…。それならいっちょ自分で修理してみるか!ということでやってみました。
ソールを貼り合わせるための準備
まず剥がれたソールと靴の底面を,歯ブラシを使ってよく洗いました。そして乾かすこと3日間。続いて,僕の靴はソールが短いビスで止められていたのでこれを抜きました。ネジの頭はすでに潰れているのでペンチを使って回しながら,半ば力ずくで抜きます。
続いて接着剤の乗りをよくするために,ソールの裏側と靴底にサンドペーパーをかけました。使ったサンドペーパーは #240番ですが,もう少し粗くてもいいかもしれません。この際,靴のアッパーと靴底を縫い合わせている糸はゴシゴシやらないように気をつけます。
セメダインスーパーXを使います
さて,剥がれたソールは接着剤で貼り合わせます。使う接着剤は「セメダインスーパーX」。超強力で,硬化した後もしなやかさを保ち,耐水性もあるので,靴底の修理には最適です。
セメダインスーパーXには速乾性のもの(セメダインスーパーX2)もありますが,あまり早く乾くのも作業がやりにくそうなので,通常のタイプを使いました。また白,クリア,黒と接着剤の色も3タイプあるようですが,今回はクリアを使いました。
また今回は片足の修理でしたが,接着剤一本で足りました。あと,ソールを接着した後固定しておくための針金も百均で買ってきました。
いよいよ貼り合わせます!
いよいよ剥がれたソールを貼り合わせます。まずソールの裏側に,セメダインスーパーXを塗り塗りします。
続いて靴底の方にも接着剤を塗ります。そして付属のヘラで接着剤を薄く塗り広げます。
そしてセメダインスーパーXの「使用法」に従って,10分ほど放置。その後ソールと靴底をグイッと圧着します!
そして接着剤が固まるまでの間,靴を針金でぐるぐる巻きにして一ヶ月放置しました。
さて,ちゃんとソールはくっついたかな?
一ヶ月後,登山靴をぐるぐる巻きにしていたワイヤーを外しました。うん,ソールはちゃんとくっついていますね。
でも見た目だけではわからないので,この靴を履いて,近所をぐるっと歩いてみました。登山靴が修理中だったことと都合と天気が合わなかったこと,そして新型コロナの感染拡大もあってしばらく山に行っていないので,久しぶりの登山靴の感触です。やっぱりいいですね (^◡^)。
15分くらい歩いてみましたが,問題ありません!うん,これで当面使えそうですね。
おわりに
ということで,ソールが剥がれた登山靴の修理を行った話でした。機会をみて,これを履いて奥多摩あたりに日帰り登山に出かけて,靴の具合を確かめたいと思います。
もちろん万が一の時に備えて,これまで通り応急処置のための針金やガムテープは持ち歩きます。軽めのスニーカーも念のために持って行きましょうかね。
目下の問題は首都圏に緊急事態宣言が出ていることですが…。
それから新しい登山靴も検討を始めたいと思います。
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