ちょっとした小ネタです。
ノートパソコン(MacBook Air)の充電アダプタとして Anker の 511 Charger nano 30W を使ってみたら,すごく快適だという話です。
話の発端
出先に充電アダプタを忘れてきた
M2 MacBook Air (MBA) の電源アダプタを出張先(福島)に忘れてきてしまいまして。ちょうど年末のことで,次に行くまで2週間以上開きます。
M2 Macはバッテリーの持ちが良いとはいえ,さすがに2週間は持ちません。
iPhone / iPad の充電アダプタを使ってみた
仕方がないですね。まず Apple の MagSafe 3 ケーブルをもう一本買いました。そして充電器の方ですが…。
手元にある iPhone用の充電器に,USB-C → USB-A のアダプタを介してケーブルを繋いでみました。これでMacが充電できるかな…。
結論から言うと,充電できることはできます。でも極めて遅い。MBAを一晩つないでおいても,1割くらいしか充電されません。ちょっと実用的ではないですね。
M2 MBAに付属の充電器は,出力が 35 W です(67 Wの急速充電アダプタもあります)。この充電器を使えばMBAが1時間前後でフル充電になります。
これに対して,iPhoneに付属の充電器は 5 V, 1.0 A で 5 Wの出力を持っているようです。これでは出力が足りないですね。
iPad mini 4 用の充電器も同様に使ってみましたが,この場合も充電の遅さはあまり変わりませんでした(iPad mini の充電器の出力は10 Wです*1)。
*1 USB充電は,いろいろな規格のものを繋ぐと,その中で最も低い規格で給電されます。iPad mini 4 の充電器(出力10 W)を使っても充電が遅かったのは,途中に噛ませた USB-C → USB-A のアダプタが律速になっていた可能性もあります。USB-Type A は,0.9 A までしか対応していないので。
Anker のUSB充電器を買いました
Apple純正に近い規格の充電器は…
やっぱり,もう少し出力の高い充電器が必要ですね。またAppleの MagSafe 3 ケーブルを直接つなぐことのできるもの(USB-Cケーブルを挿すことができるもの)。
そこで,純正品に近いスペックのUSB充電器を探してみました。いくつか出てきた中で良さげだったのがこれ。
Anker 511 Charger (nano3 30 W) という製品です。Anker社の "Power IQ" という給電管理システムを載せており,Apple 2.4A, USB PD などを含めた,多くの給電規格に対応しているとのことです。
これならM2 MBA を実用的な速度で充電できそうですね。カラーバリエーションもあって,とりあえずグリーンにしておきました。
届いた箱を開けてみると,出てきた充電器は…ちいさっ!
iPhoneの充電器とあまり変わらない大きさです。しかも差し込みプラグの部分を折りたたむこともできます。これはいいかも。
それではさっそく使ってみましょう。MBAのMagSafe 3 ケーブル(USB-C 端子)をつないで…。
M2 MacBook Air を充電。
MBAのバッテリーが残り少なくなったところから充電を始めたところ,約2時間でフル充電状態になりました。純正の 35 W 充電器よりは遅いけど,どうしても急速充電が必要でなければ,十分に実用的な速度だと思います。
実際,先代の(Intel プロセッサを乗せた)MBA+付属充電器よりは早く充電できます。
軽くて小さくて使いやすい!
出張先に忘れてきた純正アダプタを回収して充電器が2つになったので,Ankerの充電器は持ち運び用にして使い分けようかな,と思ってたんですけどね。
Ankerの充電器が小さくて軽いので,むちゃくちゃ使いやすいんですよ。
試しに重さを測ってみたら,わずか41 g!カバンにほいっと放り込んでも邪魔になりません。
それに小さいので机のコンセントやテーブルタップで周りに干渉することがなく,本当に使い勝手がいいんです。
そんなわけで,あれよあれよと言う間に,こちらをメインで使う様になってしまいました(笑)。
本当に快適で,いろいろと捗っています。
もっと高出力の充電器もあります
511 Charger の使いやすさにすっかりハマっているのですが,Ankerの充電器には45 W タイプや 65 Wタイプのものもあるようです。これらもコンパクト。
こちらを使えば,さらに高速充電ができるかもしれませんね。
機会があったら使ってみようかな。
まとめ
純正よりも大幅に小さいAnkerのアダプタ。ひょんなことから使い始めたのですが,とても快適で気に入っています。
MBA をお使いの方,おすすめですよ。
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