GWは日曜大工
リビングの小さな机にパソコンを置いて使っています。とはいえ,リビングですからね。あんまり大きな机を置くと見た目がよろしくないですね。それで机は奥行き39 cmの小さなものを置いています。
以前までは,それで問題なかったんです。でもこのごろ息子がPCで調べ物をしたり,たまにゲームをしたりするようになりまして。
机の奥行きが狭いと,目とモニタが近づいてしまって,目に悪そうです。それで,引き出しにキーボードとマウスを乗せて使うようになりました。
ところが最近,息子が「これだとマウスを動かせる範囲が狭くて使いづらい」と言い出しました。
それでモニタを置く台を作って,机の後ろに設置しようと思い立ちました。折しもゴールデンウイーク。緊急事態宣言下であまり外出できないことだし,日曜大工に励むとしますか (^ ^)
設計
設計というほど大げさなものではありませんが (^ ^;) だいたいこんなものを作ります。横幅と高さは今使っているパソコンデスクに合わせてあります。
材料は近所のホームセンターで買ってきたパイン集成材で,厚さは15 mmです。板の厚さを考慮して部材の寸法を出すと,こんな感じの木取りになりました。
部材が5枚だけ,単純です。
寸法出しとサンドペーパーがけ
まず,ノコギリで寸法通りに板をカット。僕がズボラなせいでノコギリが錆びているので,切っているところの写真は出さないぞ(笑)
木材を切断するときには,「ソーガイド」を使うときれいに切ることができます。オススメ。
木材の切断が終わったら,サンドペーパーをかけます。集成材ですでに比較的きれいな状態なので,#120からはじめて,#240 → #400 までかけてツルツルにします。必要なところは面取りもしておきます。
ペーパーがけが終わった板はスベスベで気持ちいい!でもサンドペーパーがけは疲れるし木屑も出るので,いつも始めるのを躊躇してしまいます。電動サンダーも持っているのですが,騒音が出るし木の粉が舞うので,近所迷惑を考えて,いつも手でサンディングをしています。
穴あけ
ペーパーがけが終わったら,次に組み立てのための下穴開けです。使うのは電動ドリルドライバー。あとで木ねじの頭を隠すために,3 mmφと6 mmφで2段の穴を開けます。
6 mmφの穴は貫通しないように板の途中で止めるのですが,こういう穴あけの時にはドリルの刃にビニールテープを巻いておいて目安にします。
組み立て
いよいよ組み立て。息子に手伝ってもらいながら進めます。
板と板の接合には,いくつかの方法があります。ほぞ組みやダボ打ちをすればきれいに仕上がりますが,今回は簡単に木ねじで組み立てることにします。
接合面に木工用ボンドを薄く塗って,電動ドライバで木ねじ(長さ40 mmのスリムスレッド)をねじ込みます。はじめに天板と幕板をくっつけて…。
そのあと脚となる板を両側にくっつけて出来上がり。脚は正確にくっつけないとガタつきの原因となるので,慎重に位置決めをする必要があります。
これでそれっぽい形になりました (^ ^)
木ねじの頭を埋める
次に木の丸棒を使って,木ねじの頭を隠します。木ねじが入るところにあらかじめ開けておいた6 mmφの穴に,同じく6mmφの丸棒を,接着剤をつけて打ち込んで…。
その頭をアサリのないのこぎりを使って切り落とします。この際,板に傷をつけないように,ノコギリと板を平行に保ちます。
サンドペーパーで段差を無くしたら出来上がり。これで見た目もきれいです!
塗装
できあがったデスクは白木のままでも悪くないのですが,表面保護も考えて塗装をすることにします。ニス塗りやペンキ,ステインなどいろんな塗装の仕方がありますが,僕はもっぱらオイルフィニッシュをしています。簡単だし,木の風合いがそのまま残るのが好きなので。
今回使うのは「ワトコオイル・ナチュラル」です。無着色のオイルで,木に染み込んだのちに空気で酸化されて硬化します(着色オイルもあります)。
オイルを塗ると,木が「濡れ色」になって木目が浮き出てきます。この瞬間が何ともいえずうれしいんだなっ! (^ ^)
ウォルナットや桜などの広葉樹の場合,オイルが硬化する前に目の細かいサンドペーパーをかける「ウエットサンディング」をすると一層きれいになりますが,パイン材の場合はこれは省略してもいいかな。
数時間置いてから二度目の塗装。その後3日ほど置けばほぼ完全に乾きます。これで多少水をこばしても大丈夫 (^ ^)
完成!
塗装が乾けば完成です!ガタつきもなかったので,特に調整する必要もありませんでした。
さっそく机の後ろに設置してみました。寸法もぴったり♪ モニタを奥の方に置くと,ワークスペースが広くなります。
息子16歳,「おー!めっちゃはかどる!」。よかったな!
おわりに
木工は楽しいですね。何でもものを作るのは楽しいですが,木に触っていると,それだけで癒されます。
さて,次は何を作ろうかな(実はすでに作成中のものもあるんですけどね)(^ ^)
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