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【南アルプス】鳳凰三山(薬師岳,観音岳,地蔵岳)に登ってきました –– 1日目:夜叉神峠から南御室小屋まで

白峰三山モルゲンロート


10月最後の週末,南アルプス・鳳凰三山に登ってきました。

天気が良さそうだし,広河原方面に入るバスの運行は,今年はこの日までだし(マイカーは規制のため入れません)。これは行っとかないとね!

鳳凰三山について

鳳凰三山は南アルプス北部にあります。甲府の町から仰ぎ見ることができ,昔から山岳信仰の対象となってきました。実際に三山の名前は薬師岳,観音岳,地蔵岳と,宗教色の強いものになっています。

甲斐駒ヶ岳と共に,南アルプスでは珍しく花崗岩でできた山です。風化した花崗岩の稜線は白砂とハイマツで彩られ,日本庭園のような趣があります。

オベリスク

鳳凰三山のシンボル,地蔵岳のオベリスク

また野呂川の渓谷を挟んで聳える,白峰三山(北岳,間ノ岳,農鳥岳)の見事な眺めを楽しむこともできる「展望の山」でもあります。

北アルプスでいうと,槍・穂高連峰の眺めが見事な常念岳,蝶ヶ岳に立ち位置が似てるかもね。

1日目記録

10月29日 夜叉神峠登山口 (10:40) – 夜叉神峠 (11:35–11:50) – 杖立峠 (13:00–13:10) – 苺平 (14:25–14:30) – 南御室小屋着 (14:55)

夜叉神峠から入って広河原に下山します

鳳凰三山を縦走する場合,南下と北上の2通りのルート取りが考えられます。それぞれ以下の登山口からの入山となります。

鳳凰三山の縦走ルート
  • 地蔵岳から薬師岳へ南下:青木鉱泉または御座石温泉から入山
  • 薬師岳から地蔵岳へ北上:夜叉神峠から入山

今回は北上ルートで行きます。1日目は夜叉神峠から入って南御室小屋でテント泊。2日目に薬師岳から地蔵岳へ縦走したのちに,白鳳峠を経由して広河原へ下山の予定です。

ベースブレッド

今回は「ベースブレッド」を持って行ってみました

装備ですが,そろそろ寒くなってきたので防寒着を増やします。それでも荷物は12.2 kg に抑えることができました。1泊2日で食料が少なくて済んだからでもありますが。

荷物の軽量化もだんだん板についてきたかな?

夜叉神峠へ歩き始めます

甲府 9:05 発の広河原行きのバスに乗って夜叉神峠登山口で下車します。バスを降りたら目の前が登山口。

はじめは夜叉神峠まで緩やかな道を登ってゆきます。紅葉は盛りを過ぎたのかな?森はところどころ色づいているといった趣です。これはこれで晩秋の落ち着きが感じられて好き。

黄葉の森

登山道に入ります

1時間弱歩いたところで,道は尾根の上に出ます。ここが夜叉神峠。北岳〜間ノ岳の稜線を望むことができる,気持ちのいいところです。

夜叉神峠から北岳,間ノ岳

夜叉神峠から北岳,間ノ岳

峠には夜叉神峠の由緒を書いた看板と小さな祠がありました。

夜叉神峠の祠と由緒看板

夜叉神峠の祠と由緒看板

甲斐国の荒れ川御勅使川(「水出川」が語源)の源には,非常に荒いふるまいが多く,病気,洪水・暴風雨などを起こす力を持った夜叉神という神様が住んでいました。里の人たちは,こうした災害を「夜叉神のたたり」と呼んで恐れていました。

(略)

里人たちは「夜叉神のたたり」を治めようと,御勅使川を見下ろせるこの峠に石の祠をたてて夜叉神を祀りお祈りしました。すると,荒ぶる神の心もいつしかとけて,その後しばらく災害に侵されることはなかったといわれています。

今の夜叉神は五穀豊穣・縁結びの神となっています。

南アルプスの豊かな水は,かつては水害を引き起こす荒神でもあったということなんですね。そしてここはその荒神を鎮める祈りの場所であったと。興味深いです。

南御室小屋へ向かいます

夜叉神峠を過ぎると道は細くなります。そんな中を登っていくと,たまに色鮮やかな一角も。そこだけスポットライトに照らされているみたい。

紅葉の森

色づいた森

夜叉神峠からさらに1時間ほど登ると「杖立峠」につきます。鉄パイプで組んだケルン(?)が置かれています。

やっぱりここは杖(トレッキングポール)を立てかけて写真を撮るべきなんだろうな(笑)。

杖立峠にて

杖立峠にて

ここでまた少し休憩をとったあと,さらに登ります。樹林帯の中に続く道を黙々と歩くこと1時間15分,そろそろ飽きてきたなあという頃に,また鉄パイプのケルンが現れました。ここが苺平。ここから尾根に沿って25分ほど下ると南御室小屋です。

この山小屋には豊かな水場があります。本当の南アルプス天然水。

南御室小屋の水場

南アルプス天然水の水はこちら

今日は登山口から4時間ちょっとの行程。淡々と歩いて到着という印象の1日目でした。初日の行動が量がこれくらいだと楽だなあ。

テントを立てたらアルファ米が主食の晩ご飯を食べて,ドライソーセージとチーズで一杯やります (^◡^)。そして7時前にはシュラフに入りました。寒いからね。

 

南御室小屋の星空

ここ南御室小屋は標高2500 m。南アルプスは森林限界が高いので,ここはまだ樹林帯の中ですが,小屋の周りとテント場は開けていて,空がよく見えます。

23時30分。トイレに行きたくなって目が覚めました。テントから顔を出してみると,予想通りガスが下がって満天の星空です。

昇る冬の星座たち

昇る冬の星座たち

東の空には昇ってくる冬の星座たち。オリオンと双子の間に流れるのは冬の天の川。ふたご座の足元には火星が輝いています。ちょうど火星のあたりからふたご座へ流れ星ひとつ。

北西側にはカシオペア座を中心とする秋の天の川。針葉樹の森のすぐ上に北極星が光っています。

秋の天の川

秋の天の川

最後にもう一枚,ぎょしゃ座,おうし座も入れて,冬の星座たち。まだシリウスが昇ってきていないけど,冬のダイアモンドの上半分くらいを…と思ったら,リゲルが木立に隠れて写っていませんね(汗)。

冬の星座と火星

冬の星座と火星

冬の星座は明るい星が多くて華やかですが,その中にあって火星がひときわ明るいですね。

テントに戻ってひと眠り

さて,体が冷えてきたので,テントに戻ってもう一眠りします。明日は早立ちして,薬師岳でご来光を迎えたいと思います。

おやすみなさい。zzz...

 

続きます。

 

 

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